


山路きて なにやらゆかし すみれ草 :松尾芭蕉
あっちこっちで春(天気のいい日は初夏のよう)の気配がする。
この所、TVを見ていてもうつらうつら

「眠い」で思い出すことがある。大学の時「倫理」の授業があった。その副学長でもあったT先生の授業を受けていると、毎回うとうとして、いつの間にか眠りに入っているという事が何度もあった。で、ある日、意を決して「もう寝ないぞ」と、一番前の席へ移動した。なのに、しばらくすると眠気が襲ってきて、私はほっぺをつねったり、叩いたりするのに、こっくりこっくりが始まり、首ががくんと垂れて目が覚めると言う始末だった。
人にはあるんじゃないの?自分にとって子守り歌のような波長が。でなければあんなに努力したのに、90分しっかり聴いたことが一回もなかったような気がする。
本当によく寝たよ~倫理の授業、がくんとして前を向いたら、優しい先生の眼が笑っていた。春だったのかな~。
春の海 ひねもすのたり のたりかな :与謝蕪村
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