沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

沖縄大学土曜教養講座「琉球の島々の唄者たち」

2012年03月10日 | 日々のこと
       

2月18日(土)に沖縄大学で「琉球の島々の唄者たち」
  ~琉球諸語の復活を目指して~「最終回(全3回)」と題する土曜教養講座があった。

 とても興味があったのと、大工哲弘さんの生唄が聞けるというので、やんばるの私にはわかりにくい場所だったが、ネットで場所を確認し、地図を頭にインプットし、ここを行って、ここを曲がってと、シュミレーションして向かった。ネットのはありがたい。画像まで映してくれるので、見た場所だ、ここも、あっ、ここもと言いながら、お陰でスムーズに到着した。

 沖縄大学は、初めて行ったが、敷地的には恵まれないが、コンパクトないい大学だなと思った。

 さて、講座の件ですが、大変素晴らしかった。司会のバイロンさんが、

「皆さん、今日は、言葉がこんなにも違うものなのか、それぞれの違いを感じて、わからないと言う事だけをわかってくれるだけで良いです」

と言っていたが、全く、そのとおり。

 沖縄の言葉を「方言」とは呼ばないで!「うちなーぐち」と言って欲しいとバイロンさんは、いつも訴えています。ユネスコでも認められた、れっきとした言語であるよ、と。

「奄美語」「国頭語」「沖縄語」「宮古語」「八重山語」「与那国語」

それら6つの言葉を総称して、「琉球諸語」と言います。

 今回の講座では、ゲストに

 照屋寛徳(うるま市出身):沖縄語
 天久勝義(宮古島市出身):宮古語
 大工哲弘(石垣市出身) :八重山語
 宮良康正(与那国村出身):与那国語

 
 四人の方を迎えて、それぞれの言葉で、お話をして頂いて、その後に唄を歌ってもらうという企画だった。

 沖縄語以外、全然わからなかった。本当に面白かった。(それぞれの地域で使われている言語で、人はものを考え、生活してきた、そこから唄も生まれたのだし、文化は違いがあるから面白いのだ)と私は思った。

 バイロンさんは、「方言札以来私達は、うちなーぐちを使う事を、後ろめたい思いにさせられてきた」と言った。改めて「琉球諸語」の素晴らしさを認識させられた時間だった。

 ゲストの方々も自信と誇りに満ちたお顔で、おらが島の言葉を語っておられた姿に感動でした。

 ブログ訪問ありがとうございます。


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