
90歳になる父は、まだ車を運転している。「もうやめた方がいいよ」と私達は言っているが、その気は全くない。先日父の介護認定を申請した際、「運転していたら、罰金だからね」「認定は取り消しだからね」と言っておいた。
その後、父は一週間その事が頭から離れず、悩んだらしい、車のない生活は苦しい、と。その結果「わしは、車を取り上げられたら、生きている意味がない」「あんた達は、わしをだまして」という事になり、怒っていた。
で、「介護認定も何もいらないから、運転はする」と言いきって、翌日、私とDAYケアー体験に行くつもりであったが、自分で、電話をして断ったそうである。
私や妹も、父の事を思って、何かあっては大変だから、父ができるだけ運転しないようにと、ドライブにも連れて行っているのに・・。それなのに普段から父と母は二人でよく出かけている。高齢者の事故も多いので、私達はひやひやしてたしなめたりする。
子の心、親知らず。「わしは自分が、だめだと言う時は自分でわかる」と。親の心も子知らず、なのか?。
今、父母と姉妹の間に・・溝が・・。年老いた親の体の状態は、傍から見ると、ずいぶんヨボヨボしているのに。
誰が判断したらいいの?せめて、90歳で免許終了と決められていたら良いのに。免許更新にならなければいいのに。
歌は心の鏡。今NHKで「音楽の日」(IN仙台)を聴いていたら、涙が流れてきた。