沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

伊佐工房  

2010年06月03日 | 日々のこと
 トートーメー(位牌)を作っている、沖縄県内で唯一の工房。
 
 ある日。やわらかな日差しの頃訪ねた。トートーメーを作っている所って、先入観でなぜか暗く重い感じがしていた。しかし、そうではなかった。
 
 トートーメーってなんだか近寄りがたい感じだった。が、この品を作っている人と会ってみて、何か気持ちが軽くなったように感じた。

 すべて手作り。木のにおい。 

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トートーメー(位牌)

2010年06月03日 | 日々のこと
 県内では唯一となったトートーメーを作っている工房。
 東村の高江にある「伊佐工房」。沖縄の木を使っている。

 そう、仏壇の奥にある位牌です。これを見ると一家の歴史がわかるそうですよ。

 しかし、この頃はトートーメーにまつわる問題が多々ある。女性が継ぐことはできないからと言われて、遠くの親戚が入ってきて、トートーメーを継ぐ代わりに財産(家・屋敷)をはく奪?された・・だの、仏壇継承者である長男の所には、煩わしいお付き合いがあるので嫁ぎたくないだの。いろいろとあるのだ。
 周囲にもやはり長男の独身が多い。
 
 沖縄の独特の風習だと思うが、もっと軽快になるように一考する必要がある。

 この工房は3人で、すべて手作りだし、地元の木を使っているので、木の香りが工房内を満たしている。心地いい。先祖も喜ぶ位牌だと思う。

 


 

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