レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

エレベータ「ケース1」

2011-01-30 01:31:22 | 小説
エレベータ「ケース1」

「どういうケース?」
「夜のマンション。
一人で帰宅。
エレベータに乗る。
エレベータ上昇。
ふー、自分の部屋の階に着いた。
ドア開く。
目の前に死体。
きゃー!
こりゃ、恐いだろう」
「そうかなあ?
エレベータのドアすぐ閉める。
で、下に戻って、
エレベータを降りて、
すぐ110番でクリアじゃない?」
「うーん...」

大地獄(新)「太郎の再喚問」

2011-01-30 01:20:11 | 小説
大地獄(新)「太郎の再喚問」


第一話は下記から始まります。

大地獄(新)「あの頃」

「お疲れ!」
「ありがとうございます」
「次、そちらの方」
「えっ? 
あっしもまたすか?」
「いいから」
「何度、丁重にしろって注意したら、
気が済むんだ!
新門番長様に言いつけるぞ」
「それだけはご勘弁を」
「これが最後だからな!」
「はい」
「じゃあ、そちらの方、
お手数ですが、お願いしますね」
「へい」


「何で、
同じ人ばかり喚問するんですかねえ。
そちらのお方はまだですよね」
「さてな?
何か、あんた、
隠していることあるんじゃないか?」
「そんな!
私のことは訊かれてませんから。
さっき何を話していたかだけですよ。
今回訊かれたのは。
本当です」
「で、正直に話したのか」
「もちろんですよ」
「で、それだけでしまいか?」
「えー、
さっきほどは、
しつこくなかったですね。
何か、さっき連れていかれた方が、
お話しになったようですから」
「なにー! 
た....
たしかにそうか!」
「多分、それしか」
「何だ、想像か?」
「いえ、
さっきの方は正直そうかと訊かれましたので、
はい、
と答えましたので」
「なんで、そんな肝心なことを」
「い.....
今、何て言った?」
「ですから、
さっきの方は正直そうかと訊かれましたので、
はいと答えましたですが」
「うーん...」
「どうかされましたか?
あの方は嘘つきなんですか?」
「いや、そうじゃない。
ちょっと腰が痛くてな」
「そうですか?」
「今度は長いな」
「たしかに、そうですねえ?」
「他に訊かれたことはないか?」
「いえ、うーん?
それ以上は...
あー、そう言えば」
「何だ?」
「訊かれたことではなく、
聴いてしまったんですが?」
「何を?」 
「それはですね」
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カミサン伝説20「ハッピー編」289

2011-01-30 00:58:19 | 小説
カミサン伝説20「ハッピー編」289

  ちなみに、
以下、途中までグーさん以外に保管してます。
カミサン伝説20「ハッピー編」


「おはよう!」
「ああ?」
「すいません。
ご準備中なのに、
突然、お邪魔ししまして、
それに、
こんにちわの間違いんです」
自分が起きたばかりなので、
とぼけたことを言った大男を、
一緒に寿司屋に入ってきた女が
慌ててフォローする。
しかし、
突然、
店に入ってきた、
大男とその連れ合いとしては似合いそうもない
背の高い上品そうな美女を見て、
寿司屋夫婦もチンタも驚いていたので、
「ケンケンの知り合いみたいなの」
後ろからハルカが笑顔で言うと、
「こちらの方、
ケンケンが凄く懐いているみたいだから、
見かけと違って、
いい人だと思うわよ」
と、
春美が平気で失礼なことを言う。
「春美!」
ハルカが春美を睨むと、
「いいんです。
そのとおりなんですから」
マジメがすまなそうに頭を下げる。
「そのとおりって、
いい人ってことか?」
大男が、
すっとぼけたことを言ったので、
寿司屋夫婦もチンタも我慢出来ず、
大笑いしたが、
大男の顔を見て、
すぐ口を塞いだのだった。
「すいません。
このとおりの人なんですが、
人はいいんです」
隣の女がまたフォローすると、
「いいから、
前のカウンター座りなよ。
おい、とりあえず、あがりだ!」
寿司屋も、
突然やってきた男女が悪い人間ではない
と思ったのか、
普段の調子でそう言ったのだった。
(続く)

カミサン伝説22「人首酒編」55

2011-01-30 00:52:49 | 小説
カミサン伝説22「人首酒編」55

「まあ、あせるなってコワコワ先生」
ジュウロウはそう言う。
「せっかちだったな」
コワコワクエーは頭を掻く。
「続きだ。
問題は、
販売の仕方に問題があったんだ。
前のときは、
ホームページ上の広告ではなく、
あるリストを使って非公開に販売していた」
「それがカミサン教の名簿か」
「そう。
しかし、
今回は、
俺たちがHPで販売するよう頼んだから、
警察まで捜査に入る程の大騒ぎになってしまったんだ。
マスターの店や連絡先を教えたのも、
リスト外からの客に対応するためだ。
そいつらには本物は売れないからな。
多分、選別していたのは、
黒幕、つまり、人首酒を造った人物だ。
酒屋夫婦は警察の捜査が入って、
しばらくして、 
その黒幕が
本物を造っていたことに気づいてしまったんだ。
どうかな?」
ジュウロウは自信ありげに、
二人の顔を見た。
(続く)



新作ディープ(?改)「新探偵?くそたの実験」

2011-01-30 00:46:30 | 小説
新作ディープ(?改)「新探偵?くそたの実験」


グーさん以外の所に最初の方は保管済みです。
  「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」

「いいけど、
どこに行くんだ?」
ホウセイがくそたに訊くと、
「それはついて来ればわかるさ」
「わかったけど、
みんなにはどうする?」
今度は木太郎が訊く。
「だいぶ、待たせているから、
一応、最後の詰めで、ちょっと他の部屋に行く、
とだけ言って、
すぐ、みんなのいる部屋を出よう」
と、 
くそたは答える。


くそたたちはすぐ部屋を出ると、
みんながいる部屋に行き、
ホウセイだけが部屋に入り、
先程話したとおりのことをホウセイが言うと、
素早く、その部屋を出た。
相変わらず、他の7人は黙り込んだままで、
ホウセイが話したことにも誰も質問はしなかった。


そして、
くそたは意外にも自分が倒してしまったレイカがいる
もとめの部屋に行ったのだった。


部屋に入ると、
ホウセイがベッドの上のレイカに駆け寄り、
まだ息があることを確認した。
「下手な推理するより、
ここを出て、救急車呼んであげれば、
助かるんじゃないかな」
ホウセイがレイカの顔を見て、
すまなそうに言うと、
「このまま救急車を呼べば、
俺たち全員人殺しの共犯だぞ。
幸い、
くそたが殴ったのはレイカちゃんの右肩の辺りで、
頭の方じゃないから、まだ、大丈夫さ」
保身に走っているのか、
木太郎がそんないい加減なことを言ったが、
今、警察を呼べる状況ではなかったので、
ホウセイも渋々頷いた。
くそたの方は、
「レイカちゃん、ごめん」
と言った後、、
部屋の中に置いたままにしてあった、
レイカが持っていた偽物のナイフを手にとって、
じっと眺めていたのだった。
(続く)

ダミー「見せてください」70?改

2011-01-30 00:30:31 | 小説
ダミー「見せてください」70?改

「あー、
ちょっと待ってください。
おまじないしますから」
おまじない? やっぱり変な女だ。
その手つきは?
くそー、リズムが変わるな。 
よし、真似してみるか?
なんだ? 手が...
「あー! ダメですよ!
真似しちゃ!
「そうなんですか?」
「このおまじない、
知らないんですか?」
この女、どこかのカッペか?
「はあ」
知るか、そんなの。
「なら、いいです」
ワケのわからない女だな。
ここで、リセット!
初心に戻って、グーだ!
「終わりましたよ。
では、今度こそですよ。
...
3,2,1、
じゃんけんぽん!
えー... グー?
やっぱり、
おまじない知っていたんでしょう!
真似はダメです!
今度は私だけですからね」
意味不明。
勝手におまじないでもやってくれ。
で、こっちは何にするかな?
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偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」60

2011-01-30 00:11:30 | 小説
偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」60

「君なりの仮説?
君はカミサン伝説の研究者なのか?」
教授がやすおの言葉を聞いて、
やすおの顔をまじまじと見ると、
「いえ、研究者ではありませんが、
カミサン伝説には興味がありまして、
趣味でいろいろ調べていたところに、
たまたま、
あの像を譲り受けることになったものですから」
やすおははっきりと答える。
「なるほど、
カミサン伝説は
一般人でも結構研究しているからな。
いや、その逆か。
一般人の人気からこうなったんだったな」
「そうかもしれませんね。
私も最初あるカミサン伝説のDVDを見てから、
都市伝説のようで、
そうでないところに興味を持ったのが
そのきっかけですが。
カミサン伝説自体については
正直半信半疑でした」
「まあ、普通はそう思うだろうが、
カミサンは実在するよ」
と、 
やすおの言葉に教授は
はっきりと明言した。
「そのようですね」
「まあ、余談はこのくらいにして、
君の仮説とやらを聴かせてもらおうか」
教授はやや偉そうな態度でそう言ったが、
やすおは気にせず、
「はい。
私はネットで一時噂になっていたように、
最初は
  あの像は双子の像のひとつではないか
とも考えてみたんですが、
先程、
お話したことなどから私なりに考えた結果、
それは違うという気がしまして、
これからお話しする仮説を立ててみたのです。
そして、
たまたまあの像と巡り会って、
正直、恐怖はありましたが、
あの像を譲り受けることにしたのです。
すいません。
前置きが長くて、
では、
私の仮説の結論からお話しします」
やすおはもったいぶるように、
そこで一呼吸置くと、
自信ありげに教授の顔を見たのだった。
(続く)

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「ミカエルの恐怖」

2011-01-29 23:41:49 | 小説
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「ミカエルの恐怖」

木太郎は、
誰も答えてくれなかったので、
自力でリアカーから立ち上がろうとしたが、
その瞬間、
再び、
ミカエルが現れた。
そして、
木太郎が気づいたときには、
既に目の前にミカエルが迫っていた。
「キタジマさーん!」
木太郎の叫び声に、
あおむたちが気づいたのは、
木太郎に向かって斬りつけてきたミカエル
をキタジマが庇った後だった。
キタジマはミカエルに斬られても、
必死でミカエルに組みついていた。
そこを、
ようやく間に合ったあおむが、
ミカエルを背中から斬りつけると、
ミカエルは剣をかわし、素早く逃走した。
「キタジマさーん!」
木太郎は叫んだが、
キタジマは既に息絶えているように見えた。
そうした時、
逃走したはずのミカエルがまたやってきて、
木太郎に向かって斬りつけてきたのだった。
木太郎は、
ミカエルが斬りつけてきた寸前で、
ミカエルの剣をかわした。
そこを、
今度はいつきが首の辺りを斬り付けたが、
ミカエルはその剣を素早くかわすと、
先程死んだ弱すぎたミカエルの首を、
素早く切り取り、
それを片手で持つと、
また、
どこかへ逃走した。
しかし、
それとは入れ違いに、
再び、
別のミカエルが現れたのだった。
(続く)



第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第二章25

2011-01-29 23:30:52 | 小説
第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第二章25

  第一章第一話は下記から始まります。 新「ミケーレの蒼き仮面」

「あー、ここも誰もいないな」
「そうだねえ。
  暗くなれば、
  偵察に行けるんだけどねえ」
「どんどん、
  みんないなくなっていくよ」
「それは違うよ。
どこかにはいるのよ。
ここは何もなさそうだから、
また、
どこか行く?」
「うーん。
肺女さんまでいなくならないかなあ?」
「なら、
この紐で手をつなごうよ」
肺女は、
古びた紐のようなものを出してきて、
アニーの左手と、
肺女の左腕をつないだ。
「これなら、大丈夫でしょう?」
「うん」
「じゃあ、行ってみる?」
「ああ」
アニーが頷くと、
肺女はアニーの仮面を触った。


そして、
今度、
二人が移動したのは、
どこかで見た山小屋みたいなところだった。
「ここは!」
「どうしたの?」
「サギーがいるかも?」
アニーは嬉しそうにそう言うと、
山小屋の中に入って行った。
(続く)

新第3弾ゾンビ「もとめはどこに?」

2011-01-29 23:19:25 | 小説

新第3弾ゾンビ「もとめはどこに?」

  途中までグーさん以外に保管してます。
新第3弾ゾンビ「キモ男三人衆、イケメン、美少女、秀才、そして?残るのは誰?」


「どこにももとめ先生はいなかった。
少なくとも事故じゃないな。
外は見てないけど」
永久、賢明と一緒にふうたがそう言いながら、
教室に戻ってきた。
「やっぱり逃げたんだすなあ?
でも、何故だすかなあ?」
「ちゃんと探したのか」
「みはる!
永久くんたちに失礼よ!」
ひさめがみはるのおでこを叩く。
「探せるところは探したんだけどな」
賢明が苦笑いしながら一言だけ言う。
「どうなるの? この後?」
サヤが不安そうに言った。
「まだ、明るいから帰るか?」
ケンタがそう言いだす。
「そうねえ。
もとめ先生が消えたのに、
ここに一晩過ごすのもなんかイヤよねえ」
何故か不安になっているサヤが同意する。
「なんか、
一見強気そうな二人が意外に弱気だな」
ふうたがからかうように言う。
「だって、
この屋敷
って昔なんかあったんでしょう」
「みんなも知ってるんだろ。
だったら、
早めに逃げた方が無難だって」
サヤとケンタは口を揃えていう。
「僕はもう一晩待ってもいいぞ」
「俺も」
みはるとふうたは残ってもいいと言う。
他の6人は少し考えている。
「うーん。
だば、
30分くらい議論して決めるだすか」
たまおがそう提案すると、
決めかねていた5人は黙って頷いた。
(続く)


がんばれ日本!宣伝です。第3弾リメイク(旧)、本編リメイク(旧)UP済みです。

2011-01-29 23:13:02 | 小説

こんばんわー!


  下品週間も今日でようやく終わりです。

ですが、

昨日より、

ループゾンビ週間に。

強制終了作を再利用。

エコというべきか、

インチキというべきか。

いや、

公務員給与一律削減特例法?みたいな

やれるワケない罠みたいなとはレベルの違う詐欺ですね。

さあ、

この後はオーストラリアとの決勝戦!

また、PKだったりして...

 

さて、


  今日も

第3弾リメイク(旧)



本編リメイク(旧)




いつものところに、


UP済みです。


  サッカーが終わりましたら、

いえ、暇なときでも、

よろしくお願いします。




セリフサービス「クリアするためのセリフ」

2011-01-29 23:02:01 | 小説
セリフサービス「クリアするためのセリフ」

「ちくしょう!
  これじゃ、ダメだったかあ...」
龍之介が残念そうに小声で呟いた。
「龍之介の思いつきで良かった、
と思うんだけどなあ。
あの二人が探していたのは、
ラストステージ
をクリアするためのセリフに間違いない。
だとしたら、
龍之介のあのセリフでいい、
と思ったんだけどなあ」
直哉も悔しそうに呟いた。
「おー!
あー!」
龍之介は、
何か閃いたようだったが、
何か言いかけてやめた。
「どうした? 龍之介」
直哉が小声で囁くと、
「だから、
あいつらここを真っ暗にしたんだぞ」
龍之介は悔しそうにそれだけ言った。
(続く)
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第11弾「狂いだした人類半減計画」

2011-01-29 22:53:00 | 小説
第11弾「狂いだした人類半減計画」

「猫どもがほぼ全滅だと、
カエルもか」
「カエルの方はまだわかりませんが、
猫はもう。
やはり、
猫の方はね
人工的に急激に進化させた反動かと」
「で、
人間の方は劣化する一方だと」
「はい。
その上、このまま気温が
まだ上昇続けるようだと...」
「はっきりと言え!」
「はあ。
このまま水位も上がりますと、
当初の計画どころか、
我々の一族まで滅亡しかねない、
と思われます」
「思われる?」
「解決策は」
「例の教授が自殺した以上、
アレの操作ができる人材はおりません」
「何故、
あいつを見張っておかなかったんだ」
「すいません」
「この高温は、
人間が原因だ、
と言ったあの教授の理論のどこかに
間違いがあったわけだろう?」
「もう、
われわれの正体がばれてもいいから、
あの研究所にいたメンバー
を一人でも多く連れてこい、
私が直接話しをして、
私がこの地球の救世主になる」
(続く)




新第?弾もとこもとめ伝説「露店風呂の扉へ」 

2011-01-29 22:30:29 | 小説
新第?弾もとこもとめ伝説「露店風呂の扉へ」 


翌日、
昨日の話しをあおむにすると、
「そうだす。
実は、上に昼間だけ
露店風呂に通じる秘密の扉があったんだす」
と、
あおむは言った。
そして、
「変わってるかもしれないし、
途中危険かもしれないだすから、
まずは、
男だけでいくだすよ。
もとめ先生は待っていてくれだす」
と続けた。
「あおむ先生。
でも、
露店風呂に
万一女子が入っていたら困るでしょう。
それにあおむ先生がいれば
何かあっても大丈夫でしょ。
私も行くわよ。
どうせ、
男はやすおくんだけだから、
女子が入っていた場合、
  あたしがいた方がなにかといいでしょう」
「おー、それもそうだすな。
さすがもとえ先生だす」
あおむは感心したようにそう言うと、
露店風呂につながる扉を探しに
もとえたちを連れてその場を離れた。


「みんな、
どうしちゃったのかしら」
「この方が、
のんびりできていいじゃない」
アリハが言うと、
「そうそう、
食べ放題、飲み放題、風呂入り放題」
ソラが楽しそうに笑う。
「おーい、聞こえる」
「何よ!」
「俺一人、広くてここ最高」
「こっちも最高よ」
アリハが大声で言い返す。
「そっちとここ違うのかなあ?
次は逆にしようか」
「いい案ね」
今度は大声でソラが答える。
「俺たちだけ、
こんなにいい思いしていいのかな」
「大丈夫よ。
もとえ先生のことだもん。
何か好きなことやってるのよ」
アリハが大声で答える。


あおむたちは、
意外にすんなりと、
露店風呂の入り口に着いた。
「あおー、
この扉の形、記憶あるだすなあ?
開くだすかな?」
あおむが扉を見ながらそう呟いた。
(続く)

新カミサン伝説?ホラの像編改53

2011-01-29 21:49:31 | 小説
新カミサン伝説?ホラの像編改53


  電話の主はユキオだった。
助手の中では、
無口な方で少し気の小さいところのある奴だったが、
根は真面目な男で、
教授の信頼も厚い方だったので、
やはり教授の身に何かが起きた、
と、
二人は直感した。
フケタが電話に出ると、
ユキオは、
教授から例の話しを訊いたので、
これからすぐそちらに行きたい
とのことであったので、
フケタは承諾し、
すぐ、
電話を切った。
「おい、
やっぱり、
教授にも何か起きたみたいだぞ」
「でも、何で、
自分で電話しないでユキオに頼んだんだろう」
「それは、
自分まで変な顔になったと言うと、
根が小心者のユキオがびび
って言うことをきかないかもしれない、
と思ったからじゃないか?」
「そうかもな。
じゃあ、教授のこととジュンのことは
内緒にしておくか?」
「そうするか」
二人はこうして話し合うと、
ユキオに何を祈らせるかは、
多分、
教授が考えているのではないか、
と思い、
何を祈らせようか、
という話しはやめた。


そして、
余程急いでいたのか、
ユキオは、
それから15分くらいで、
フケタの部屋にやってきたのだった。
(続く)
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