新カミサン伝説?ホラの像編改53
電話の主はユキオだった。
助手の中では、
無口な方で少し気の小さいところのある奴だったが、
根は真面目な男で、
教授の信頼も厚い方だったので、
やはり教授の身に何かが起きた、
と、
二人は直感した。
フケタが電話に出ると、
ユキオは、
教授から例の話しを訊いたので、
これからすぐそちらに行きたい
とのことであったので、
フケタは承諾し、
すぐ、
電話を切った。
「おい、
やっぱり、
教授にも何か起きたみたいだぞ」
「でも、何で、
自分で電話しないでユキオに頼んだんだろう」
「それは、
自分まで変な顔になったと言うと、
根が小心者のユキオがびび
って言うことをきかないかもしれない、
と思ったからじゃないか?」
「そうかもな。
じゃあ、教授のこととジュンのことは
内緒にしておくか?」
「そうするか」
二人はこうして話し合うと、
ユキオに何を祈らせるかは、
多分、
教授が考えているのではないか、
と思い、
何を祈らせようか、
という話しはやめた。
そして、
余程急いでいたのか、
ユキオは、
それから15分くらいで、
フケタの部屋にやってきたのだった。
(続く)
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電話の主はユキオだった。
助手の中では、
無口な方で少し気の小さいところのある奴だったが、
根は真面目な男で、
教授の信頼も厚い方だったので、
やはり教授の身に何かが起きた、
と、
二人は直感した。
フケタが電話に出ると、
ユキオは、
教授から例の話しを訊いたので、
これからすぐそちらに行きたい
とのことであったので、
フケタは承諾し、
すぐ、
電話を切った。
「おい、
やっぱり、
教授にも何か起きたみたいだぞ」
「でも、何で、
自分で電話しないでユキオに頼んだんだろう」
「それは、
自分まで変な顔になったと言うと、
根が小心者のユキオがびび
って言うことをきかないかもしれない、
と思ったからじゃないか?」
「そうかもな。
じゃあ、教授のこととジュンのことは
内緒にしておくか?」
「そうするか」
二人はこうして話し合うと、
ユキオに何を祈らせるかは、
多分、
教授が考えているのではないか、
と思い、
何を祈らせようか、
という話しはやめた。
そして、
余程急いでいたのか、
ユキオは、
それから15分くらいで、
フケタの部屋にやってきたのだった。
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