季節の中の花達と

四季折々の花や植物の事を思いつくままに。

はじめてのつばくろ(燕岳)登山

2016-07-26 10:08:57 | 

広報で『~はじめてのつばくろ(燕岳)登山~』参加者募集のお知らせを見たのは、7月6日。
4日に美ヶ原へ行ってボロボロ感満載の身体で行けるのかと思ったけど、行きたいの方が勝ってしまい電話してみる。
「初心者でも大丈夫ですよ」という受付の女性の優しそうな声に励まされて申し込む。
それから3週間必死の足慣らし。

道具は全部買ったら相当な金額になるので、二男から借りられる物は借りて、靴は自分用があるしストックは買ったし後は持っている物で使える物は賄って準備万端ワクワクしてその日を待つ。


当日は穏やかな天気で気分よく家を出る。
マイクロバスで中房の登山口へ。
参加者は11名。ほとんどが60歳過ぎと思われる人々。
若い男性と夫婦で参加の男性は2名。
ガイドのおじさんと(怖そうな顔のおじさん)信濃毎日新聞の記者が同行。
安曇野観光協会のお兄さんが責任者。
全員14名で登山開始。



のはずが、私が携帯をマイクロバスの中に忘れた事に気が付く。
バスはもう帰った後。すぐ連絡を取ってくれて5分待っただけで戻って来てくれた。
「お騒がせしてすみません。」と皆に謝って。出足からつまづく私。



登りからいきなりの急坂。
あまりの凄さに、写真など撮っている暇もなくただひたすら登る。
第1ベンチに来てしばらく休憩。
周りは霧が出て来て白くなる。



第2ベンチで休憩。
持って来たスポーツドリンク飲んで、ミニトマト食べて。
汗が滝のように流れて、タオルはベトベト。
背中はぐっしょり。
山へは、化繊の物を着て来なければ大変事に。
ズボンは伸縮性のある物を。




こんな道ばかりが続く。

第3ベンチでも同じように休憩。
梅干しはベンチ事にひとつづつ食べて、ミニトマトはすでに食べ終わっていたからキュウリの浅漬け食べて。

富士見ベンチでお昼。
持って来たランチパックをパクパク。
やっぱり袋はパンパンに張っている。
すでに空気薄くなっていると分かる。
その時気分悪い人が。高山病でいつも山へ来るとこうなると言うけど大丈夫かしら。




ヒイヒイ言いながら合戦小屋へ。
ここでは波田産のスイカが名物だそうで、食べたいと思っていたら、観光協会の社長からの差し入れという事でタダでスイカが食べられる。
甘くて美味しかった。



ここから燕山荘目指して最後のひと踏ん張り。
ここから森林限界になり、視界が開けて来るそう。
本当はステック使わないで下さいだそうだけど、そうは言ってもそれは無理。
だからステックの先のカバーは外さないで、気を付けてステックを使うようにと。
ステックで突き刺すと、そこから少しずつ道が崩れていくのだそう。



相変わらず辺りは真っ白。
ここから燕山荘が見えるはずらしいけど、何も見えない。



こんな道(?)もあるし。
道というより崖といった方が良いような所もあるし、階段の下に来ると、ゼイゼイハアハアいっている呼吸を整えてさあ行くぞと根性出さないと登れない。




どこにあるの燕山荘。
この頃になると、早い人組と遅い人組にはっきり分かれてしまって、私は遅い人組でぼそぼそ歩く。
もういつか着くだろうから、自分のペースで良いと割り切って。
高山植物も綺麗だから写真撮ったり、もうマイペース。



いつまで続くのこういう道。




やっと到着。
9時半頃から登り始めて、着いたのは3時半。
ほとんど予定通り。




燕山荘
今夜泊まる山小屋。すでに山小屋というイメージではない。
今は山小屋ではなくて、山荘とかヒュッテと呼ばれている所が多い。



ひえ~山荘の中でも登山?という場所。




こんな所が延々と続いて迷いそうな所。




寝る所。




山荘に荷物置いて、楽な格好で山頂を目指す。
往復1時間。白くて何も見えない。




コマクサが群生している。
こんな場所で、どうして咲けるのかしらと思う。



名物イルカ岩。
本当にイルカそっくり。




晴れていればね。




ライチョウの親子が!
ラッキー。



燕岳の山頂。
狭くてびっくり。3畳位しか無い。
そこで記念撮影。落ちないかと冷や冷やするくらい。




5時に夕飯。
お腹ペコペコ。
山のように食べたいと、いつもならご飯茶碗半分位しか食べないのにお代わりまでして。




お決まりになっている、山荘のオーナーの山についてのお願いのお話とホルン演奏。
燕岳は水が少なくて、ザラザラしているけど、道以外の所へ入って足跡を付けただけで、そこに雨水がたまると崩れていくそう。
コマクサの所へ誰かが近づいたみたいで、足跡みたいな物を見たけどそんな事もいけない事なのね。
ゴミはすべて持ち帰る事。コーヒーやお茶のの残りもラーメンの汁も捨ててはいけない事。
野生動物にエサを与えてはいけない事。
山の環境は微妙で些細な事から簡単に崩れてしまう事など、山を愛しているからこその登山するすべての人へのお願いだなと思う。

山荘の消灯時間は9時。
すでに8時15分頃には寝る事に。
7時台からいびきかいているのが聞こえるし、人の歩く音も聞こえるしなかなか寝付けない。

初心者向けでこの山道なら、上級者の山道ってどんな所?
明日に向けて、おやすみなさい。  続く。









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4 コメント

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おかえりなさ〜い! (末摘む花)
2016-07-26 13:22:48
えーっ!
これが初心者コースなのですか
燕岳、2763mだなんて、本来なら本格的な登山ですよね?
違いは所要時間でしょうか?
私なら、読んでいるだけで尻込みしそう・・・
それにしても、怪我も故障もなく「無事ご帰還」、おめでとうございます。
返信する
登山 (みるく)
2016-07-26 21:15:51
初心者コースでも結構ハードな登山ですね。

足元が悪い道を歩くのは苦手です。

高尾山を歩いた時もコースによって楽な道とそうでは無い
道、数種類のコースから選ぶ時に行きと帰りに違う道を
通ったら写真のような道がありました。

最後まで頑張りましたね。
返信する
末摘む花さんへ (笹ゆり)
2016-07-27 10:20:35
燕岳にはコースが二つあり、上級者コースがあるようです。
このコースなら、早い人は日帰り登山する人もいます。
4時間位で登れるようです
しばらく筋肉痛に悩まされそうです
返信する
みるくさんへ (笹ゆり)
2016-07-27 10:22:37
初心者でも登れる山と聞いて行ったけど、大変でした。
本当はどんな所か、行ってみないと分かりませんね
でも、良い体験でした
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