NPO法人 三千里鐵道 

NPO法人 三千里鐵道のブログです。記事下のコメントをクリックしていただくとコメント記入欄が出ます。

東日本巨大地震:ソフトバンク孫社長と菅首相が会食

2011年05月20日 | 東北アジアの平和
★現在姜尚中著の自伝的小説「母ーオモニ」が、既に30万部を突破、注目を集めている。最近読んだある雑誌の記事「あんぽん」は、孫正義の出自を赤裸々に描いていた。姜と孫この二人の共通点は、在日2世であること。そして二人共九州出身ー姜は熊本、孫は佐賀。幼少期にブタ、鉄屑屋などを目撃・体験しながら、周囲の民族的差別に屈折した心理体験をしていること。特に「あんぽん」では、孫がアメリカに飛び立つまでの日本名「安本」を「あんぽん」と呼ばれることへの屈辱と憤りが、赤裸々に描かれている。
その孫が大化けして世界の孫ーIT界の寵児として君臨している。そして、菅総理との会食後のインタビューで孫は、「ソフトバンクは今後、ITから自然エネルギーに転換するのか?」との問いに、「日本と、これからの子供たちの未来が心配、いたたまれない気持ちで決断した」と, 苦渋に満ちた表情で絞り出すように言った。
改めて孫正義の計り知れない大きさに驚愕した。私財100億円を震災寄付に拠出、その後のテレビ番組で東日本自然エネルギーベルト地帯構想をぶち上げたとき、ネットには「孫さん、日本の総理になって下さい」との書き込みまであった。
そして今回菅総理との3時間に及ぶ会食だ。
以下の記事は韓国朝鮮日報の記事。何故か日本のマスコミは、この記事をそんなに取り上げようとしないように見えるが…。N


東日本巨大地震:ソフトバンク孫社長と菅首相が会食


「浜岡原子力発電所の運転中止は歴史的な英断だ」(孫正義ソフトバンク社長)

「元気をいただいた」(菅直人首相)


 菅直人首相は14日夜にソフトバンクの孫正義社長と3時間にわたり会食し、互いに激励し合った。これは毎日新聞が15日に報じた。


 孫社長は東日本大震災後に100億円を個人的に寄付し、さらに10億円を投じ「自然エネルギー財団」を設立、原子力に変わる新たなエネルギー開発に取り組んでいる。孫社長は簡易投稿サイト「ツイッター」を通じ、政府による災害復旧のペースが遅いことや、福島第1原発周辺の住民の避難が遅れていることなどを激しく非難していた。しかし今回、両者が意気投合して会食までしたのは、菅首相が中部電力に浜岡原発の運転中止を要請したことがきっかけとなった。


 日本の財界では、菅首相が浜岡原発の運転中止を要請したことに不満の声が上がっているが、孫社長はこの決定を積極的に支持している。


 現在、野党だけでなく与党の民主党内からも、原発事故への対応のまずさから菅首相に辞任を要求する声が上がっている。しかし毎日新聞によると、孫社長は「船が嵐に見舞われる海を航行しているときに、船長を交代させることなどあり得ない」と述べ、菅首相への支持を明確にしたという。