ゆんどひょん、KBSホールでの最後のコンサートー322回目の「ラブレター」会場に、今は有名ギャグマンにブレーク中の金ちぇどんが駆け付けた。
挨拶の中でちぇどんは「自分が無名時代、それでもKBSから振り込まれる給料で何とか生活していた。後でわかったことだが、ユン兄が自分の名前で振り込むと気兼ねするだろうと、毎月KBSの名前で振り込んでくれていた。もう一つ、この顔だし、貧乏なんで持てるわけがない。クリスマスイブの晩、ひとりの俺にユン兄は新婚間もない自宅に俺を誘ってくれた。…KBSを降ろされても、これからはユン兄が思いっきり歌えるスタジオをつくってあげる。今度はおれが恩返しする番だ!」と、すぎし日々の出来事を明かした。
韓国の政情を見るにつけ、母国に対する失望ばかり感じる昨今だが、こんな話に触れるとまた誇らしくなる。また、民心を信じたい気持と、未来への希望も湧いてくる。
もうひとつ紹介する。芸能界の寄付王・金ちゃんふんにMBが国民栄誉賞か何かを
授与しようとし、授与式に招待した。ところが我らがちゃんふん、もっと立派な方が大勢いるので辞退します、と欠席した。フアンは喝采を送った。自分たちの気持ちを代弁してくれたと…。
その後、ちゃんふん、舞台で倒れた。事故か、疲労からかは分からないが、おびただしい数のメールと見舞いが…。
朝鮮半島の平和と統一、民のささやかな幸せを願う民心は、地下水脈となり今滔々と流れていると信じたい。