大正１４年５月（１９２５）、出羽海部屋所属の第２７代横綱・栃木山が引退して８代春日
野を襲名するとともに、当時「分家を許さない」不文律があった出羽海部屋から例外的に独立
を許されて春日野部屋を創立したのが始まりです。
８代春日野（栃木山）が昭和３４年に死去して、横綱・栃錦が現役のまま９代春日野を継ぎ
ました。１０代春日野は横綱・栃の海が継承、定年退職後１１代には栃の和歌が春日野を襲名
して現在に至っています。開祖栃木山にちなんで、春日野部屋の力士は「栃」のつく力士が多
く、現在では幕内に栃ノ心、栃煌山、栃の若が、十両にベテラン栃乃洋、木村山がいます。
開祖春日野・栃木山は小兵ながら横綱在位中の勝率は９割３分５厘という成績を残し、その
エピソードは数多くありますが又の機会に。（写真は１月６日）
