散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

塩地蔵・水子地蔵(回向院)

2012-01-26 06:45:45 | Weblog
    塩地蔵

 回向院と庶民信仰の関わりを示す像として地蔵菩薩像があります。右手に錫杖、左手に宝珠

を持たれており、参詣者が願い事が成就すると塩を供えたことから「塩地蔵」と呼ばれて親し

まれてきました。腐食がひどく年代など判明しませんが、古いもので「東都歳時記」所載の江

戸東方四十八ケ所地蔵尊参りには、その四十二番目として数えられています。

    水子塚

 陽の目をみずに葬られた水子の霊を供養するため寛政五年(1793)、時の老中松平定信

の命によって造立されたもので、水子供養の発祥とされています。江戸市民に知られていたこ

の矩形の板石の塔は、正面に小作りながら端正なお顔の地蔵菩薩像が浮彫りされ、その下には

「水子塚」と刻まれています。