散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

嬉の森稲荷(浅草花川戸)

2012-11-14 07:18:50 | Weblog
    

        

 この稲荷社は江戸時代、浅草三大池といわれた花川戸近辺の達磨池のそばの嬉野の森に祀ら

れていました。その森は小さな丘で樹や竹が生い茂っていたといいます。嬉の森稲荷の名の由

来は明らかでないが一説に、入江に面した花川戸のこの森が船の着くための目標となったこと

から、この名が起こったものであろうとされています。  

 明治40年刊の「東京案内」では「案ずるに嬉の森稲荷は、花川戸町27番地にありたり」

と推定しています。その後移転を繰り返したが昭和2年に現在地に移ったそうです。あの関東

大震災で焼失を免れ、昭和20年の戦火も免れました。それで火伏の神として信仰され、4月

の2の午の日には近隣の人たちによって祭礼の伝統が受け継がれています。