中央区銀座と港区新橋の区境に「新橋」の面影が残っています。この立派な親柱
は、大正14年に新橋を架け替えたときのもので、高さは4m50cmあります。
もともと汐留川に架かっていたものですが、昭和36年に首都高速道路の建設に
伴って、川が埋め立てられてしまいました。
近くの銀座8丁目に芝口御門が建てられて、この橋も芝口御門橋と改称されまし
たが、享保9年(1724)に焼失して、その後は門が再建されませんでしたので
再び「新橋」となったそうです。昔、美空ひばりさんが 銀座9丁目は水の上 と
歌ったのですが、水はなくりましたね。