さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

なんでそうなる、大阪・豊中、2女性の餓死。

2011-01-09 13:58:12 | Weblog
大阪の豊中市で、60歳くらいの姉妹と思われる2女性が、所有するマンションの部屋で栄養失調のようにやせ細って亡くなっていたという。さらに、この女性たちは、元資産家でこのマンションを所有していた。しかし、このマンションは大阪地裁の強制管理物権だったという。別の住民は、年末から部屋の電気がついていなかったので気にはなった。でも、それ以上に、踏み込めるほどの交流を持った人がいなかったということか。役所が「電気、ガスが止まっているようなので、心配しています」と書いた紙を貼っていたようだけれど、心配するだけで、会って様子を確認するとか、そういうことをしなかったのか。死後20日以上経過していたというから、張り紙をしたときには、すでに亡くなっておられたと思われるが。リビングに財布には数百円しかなかったという。マンションの部屋の前には、車椅子があったという。つまり、姉妹のうち1人は介護が必要だったのだ。さらに、姉妹は多額の借金を抱えていたという。

おそらく、介護している人がなんらかの病気を発症して急死し、介護を受ける人が外出もままならず餓死したと、想像することしかできない。しかし、この記事に何か虚しさ、やるせなさを感じるのは私だけなのだろうか。なんとかならなかったのか。エリアの民生委員はこの状態を把握していなかったのか。お金を払わなければガスや電気は止められてしまう。それでも、住み続けている人はいるのだろう。そんな人たちの状況を、ガスや電気の会社が役所などに報告して、状況を確認してもらうとかしないと、料金不払いで、誰も知らない間に餓死、もしくは病死、なんてことがあるかもしれない。ま、いずれにしろ、近隣とある程度の交流を保っていないと、こういうことが起きるんですね。このマンションは、回覧板とかないのかね。私たちの町内会には、月に2~3回の回覧板が回ってくるから、長期不在にするときは、常に近隣に知らせておく。それに、犬もいるから怪しい人が来たら直ぐに吠えるからわかる。ご近所付き合いをしっかりしていないとね。マンションって、建物が冷たいだけに、人間関係まで冷やしてしまうのかな。なんで?なんで?と思ってしまう、記事でした。このご姉妹は、幸せな人生を過ごしたのだろうか。そんな時もあったのかしれないけど、消えゆく意識の中で、何を思ったのでしょうか。今となっては、わからないが。様々な矛盾を抱える世の中です。


10年前に渋谷で見かけたワンちゃん。

2011-01-09 01:25:02 | Weblog


今日はパラパラと古い写真を整理していました。といっても、リアルではなく、パソコンの中にある古い写真データを、パソコンに入れ直してサムネール表示をしようということです。これがリアルの紙写真だったら大変だ。写真に見入って、とっても整理できないでしょうね。

で、犬が映っている2枚の写真がありました。日付は2000年9月12日。時間は午後4時47分です。デジタル写真って、ちゃんと時間も記録してあるから便利なような。場所は渋谷にある渋谷警察署、西向かいの歩道橋の下です。ね~、こんな場所にも違法駐輪の自転車がいっぱいあるんですね。まったく、歩道が狭いこと狭いこと。おそらく、このワンちゃんの飼い主さんは、自転車で犬を連れてきて、このそばにある喫茶店に入ったのでしょう。

なんで、私はこんな写真を撮ったのか。おそらく、このワンちゃんのことが、ちょっと気になったのでしょう。飼い主さんは、誰かと会っているのかもしれないし、コーヒーを飲んでいるのかもしれない。でも、待たされているワンちゃんは、ひたすら飼い主の消えた方向をじっと見ているんですね。だから、私はきっと、かわいそうに思って、このワンちゃんを撮った。いつまでも、このままじゃかわいそうですよ、と。そんな気持ちだっただろうな。

それから、6年後に私は、まさかワンちゃんと一緒に暮らすことになるとは、全く考えていなかったんだけど。だから一緒に外出してからは、決して陸をこんな状態で、長く待ちぼうけさせるようなことはしないように心掛けている。だって、陸は大切な家族だから。東京というか、渋谷では、まだこんな光景があるのかな。それにしても、放置自転車はすごいね。日本人の無秩序が、ここに現れるんだよね。東京は、10年経って、きれいになったのかな。都会の犬が、なんだかかわいそうに見えるのは、そんな中に埋もれているからかも。それに9月12日、5時前の歩道は、まだまだ熱を持って暑いでしょうに。