当初、この映画の題名を聞いたとき、目にしたときに、あたしはてっきり「義和団事件」関連の映画だと思ってた。よく見りゃ、士と和と違いに気付いて、違うもんだとわかるが、時期的にも義和団事件は1900年ととっても近いし、関係もある。歴史の先生的には、一考して欲しかった邦題。
さて、時は清朝末期。清政府の腐敗はここに極まれりの状態。アヘン戦争以来、列強にいいように分割され、半植民地状態でありながら、さっぱり何とかしようという気概のありそうな政府の人間はいない。
ここに一つの情報が入る。憂国の士、革命に命を燃やす孫文が香港に来るという。中国国内にいる同志たちに、蜂起を呼びかけるため。お尋ね者の孫文が来るということは、清朝の女ドン!西太后にとって絶対にやっつけないとならない相手。精鋭の暗殺団を送り込んで、孫文を亡き者にしようとする。
それは織り込み済みで、当然革命運動側も孫文を警護するために歴戦のつわものを集めて、孫文が香港に滞在する1時間を何とか守る抜こうとする。すでに戦いは始まっており、暗殺団の情報力と猛進ぶりに、圧倒される革命側。さあて、着々と時は迫ってくる。果たして、孫文を守り抜くことが出来るのか!!
というようなもんでしたが、最初、細かい人間関係がちょっとわかりづらく、え?なんでここで戦いが始まるの?というようなこんがらがりもあったのですが、見て行くうちに細かいことは気にせずに、人情味たっぷりの、厚いそれぞれの人たちの思いを楽しむのが一番!と思えてきました。
いつものことながら、誰が出てるのやら何も知らずに見に行ったもので、一番の驚愕はレオン・ライさん。(ごめんねmariyonさん!ちゃんと予習していかんとダメだ!)きっちゃない浮浪者みたいな時は、「こいつ一体誰?」と思っておりましたところ、黎明さんではないっすか!!いやーー、足の振り下ろし具合がいい。この人、アクションスターでしたっけ?と思いながら、仁王立ちしてる姿は、良かったです。
他のアクションスターに比して、ちょっとぬきんでてる感のあるドニーさんですが、あたしはどうしてもこの人に慣れない。最初があまりいい役をふられなかったせいか、善悪どっちつかずなんですが、今回のドニーさんは、そのキャラがうまく生きてたような。ばくち打ちで愛する妻に逃げられ、最愛の娘に会えない。親父は飲んだくれのばくち打ちで終わるか、孫文を助けた英雄で終わるか?!なかなかの葛藤です。
いい男は辮髪にしてもいいジャンのニコラスに、とんと変わらぬレオン・カーフェイ、渋いワン・シュエチー(青年のおとっつぁん)にぴったりのはまり役。
の中で抜きん出た存在感を放ってたのはフー・ジュンさんでしたなああ!!やっぱこの人は凄い!!迫力が違う。他を圧倒する威圧感。暗殺団を率いる首領役でしたが、こんな大将に立ち向かわれたら、びびらないわけがないくらいの存在感!!素晴らしい。
実際のところ、孫文はこのとき香港に来たわけではありませんが、もしかしたら内密にきてたかもしれないです。そして皆を鼓舞し、革命に導いた。彼の捨て身の行動を見て、何としてでも彼を守ろうとした!!!そんな思いに至らせたのは、清朝末期の腐敗した政治と、欲の皮のつっぱらかった列強たちの思惑だったということ。
このあと、辛亥革命に突入しますが、その様子は「1911」で見ることにしましょう。
◎◎◎◎
「孫文の義士団」
監督 テディ・チャン
出演 ドニー・イェン レオン・ライ ニコラス・ツェー ファン・ビンビン ワン・シュエチー レオン・カーフェイ
さて、時は清朝末期。清政府の腐敗はここに極まれりの状態。アヘン戦争以来、列強にいいように分割され、半植民地状態でありながら、さっぱり何とかしようという気概のありそうな政府の人間はいない。
ここに一つの情報が入る。憂国の士、革命に命を燃やす孫文が香港に来るという。中国国内にいる同志たちに、蜂起を呼びかけるため。お尋ね者の孫文が来るということは、清朝の女ドン!西太后にとって絶対にやっつけないとならない相手。精鋭の暗殺団を送り込んで、孫文を亡き者にしようとする。
それは織り込み済みで、当然革命運動側も孫文を警護するために歴戦のつわものを集めて、孫文が香港に滞在する1時間を何とか守る抜こうとする。すでに戦いは始まっており、暗殺団の情報力と猛進ぶりに、圧倒される革命側。さあて、着々と時は迫ってくる。果たして、孫文を守り抜くことが出来るのか!!
というようなもんでしたが、最初、細かい人間関係がちょっとわかりづらく、え?なんでここで戦いが始まるの?というようなこんがらがりもあったのですが、見て行くうちに細かいことは気にせずに、人情味たっぷりの、厚いそれぞれの人たちの思いを楽しむのが一番!と思えてきました。
いつものことながら、誰が出てるのやら何も知らずに見に行ったもので、一番の驚愕はレオン・ライさん。(ごめんねmariyonさん!ちゃんと予習していかんとダメだ!)きっちゃない浮浪者みたいな時は、「こいつ一体誰?」と思っておりましたところ、黎明さんではないっすか!!いやーー、足の振り下ろし具合がいい。この人、アクションスターでしたっけ?と思いながら、仁王立ちしてる姿は、良かったです。
他のアクションスターに比して、ちょっとぬきんでてる感のあるドニーさんですが、あたしはどうしてもこの人に慣れない。最初があまりいい役をふられなかったせいか、善悪どっちつかずなんですが、今回のドニーさんは、そのキャラがうまく生きてたような。ばくち打ちで愛する妻に逃げられ、最愛の娘に会えない。親父は飲んだくれのばくち打ちで終わるか、孫文を助けた英雄で終わるか?!なかなかの葛藤です。
いい男は辮髪にしてもいいジャンのニコラスに、とんと変わらぬレオン・カーフェイ、渋いワン・シュエチー(青年のおとっつぁん)にぴったりのはまり役。
の中で抜きん出た存在感を放ってたのはフー・ジュンさんでしたなああ!!やっぱこの人は凄い!!迫力が違う。他を圧倒する威圧感。暗殺団を率いる首領役でしたが、こんな大将に立ち向かわれたら、びびらないわけがないくらいの存在感!!素晴らしい。
実際のところ、孫文はこのとき香港に来たわけではありませんが、もしかしたら内密にきてたかもしれないです。そして皆を鼓舞し、革命に導いた。彼の捨て身の行動を見て、何としてでも彼を守ろうとした!!!そんな思いに至らせたのは、清朝末期の腐敗した政治と、欲の皮のつっぱらかった列強たちの思惑だったということ。
このあと、辛亥革命に突入しますが、その様子は「1911」で見ることにしましょう。
◎◎◎◎
「孫文の義士団」
監督 テディ・チャン
出演 ドニー・イェン レオン・ライ ニコラス・ツェー ファン・ビンビン ワン・シュエチー レオン・カーフェイ
この後の「1911」もかなりの死に数でして、どんだけの人間がこの革命に命を落としたか・・というのをなんとか描きたかったんでしょうか。
革命100周年ということで、とりあえず。
しかしまぁなんで、今辛亥革命なんでしょうねぇ?
こっちの映画は孫文以外は、ほとんど架空の人物でしょうから、半分ヒーローアクション!!と楽しむのがいいんでしょうね。
ドニーさん、かなり昔から、チョイ役や、悪役でお目にかかって来ましたが、ここにきてやたら出てらっしゃって、なんか目になれないんですよ。あんたは悪役の方が似合ってる・・みたいな^^;
今晩は☆彡
流れで行くと、1911が必見なんですね。
よっしゃ!観るぞとちょっと力んおります。
まだまだ皆さんのお顔と名前が一致しませんが。
歴史がわからなくても、十分楽しめました。
歴史の先生、sakuraiさんの記事を読んで
もっと勉強しないといけません。
おぉ~ドニ―・イェンは慣れませんか?
私はイップマン以来注目しているんですが(笑)
カンフー的には、リンチェイですが、苦悩してるあたりは、ぴったりっすよ。
でもね、もじゃもじゃのときは、ホントに誰だか見当もつかなかったのよ。
で、ひとっぷろ浴びたら、あれっしょ!一番のドッキリでした。
はははは、カットは・・・アレはアレで必要っスよ。たぶん。
と、言っておこう。
カーファイさんも強かったですが、巨人もなかなか。イエスか!と突っ込みたくなりました。
やっぱフー・ジュンさんですよねえ。
ドニーさんもさすがなんですが、威圧感が違う。よく出来てました。
なんと素直な生徒さんでしょう!!
良かったでしょう??あれは絶品ですよ。
時代背景も面白く、語りたいくらいです。
孫文のラスト1時間は素晴らしかったですね。バスケのでっかい人が凄すぎて、キリストか!と突っ込みそうになりましたよ。
それぞれのキャラの描き方もはっきりしてて、潔い映画でしたね。
取り上げてよかった・・と思ってます。
いやぁ~~、なんで、黎明はこんなカンフーマスターみたいな役ができると思ったんでしょうか?セリフの少なさにも驚きましたが、あのもじゃもじゃヘアーがひと風呂浴びただけでストレートヘアーになった時は、予習出来ていたのに目が点でしたから。。。
レオンらしいっちゃレオンらしいけど、彼の部分を全面カットすると、とってもタイトないい映画になるんじゃないかと…(苦笑)
それぞれのエピはなかなか良かったですよね。
カーファイおじさんはなんで生きているんだ?ってくらい強かったです。
フー・ジュンさん流石ですねぇ。悪役多いけどこんなに主役に匹敵する存在感出す人も中々いないし。カン・リーのカンフーアクションにも痺れました。
リアルタイム1時間の息もつかせぬ展開はもう観てて息苦しくなるほどに興奮しましたよ。
あまりのハラハラぶりに頭痛がしたくらい。
それぞれの事情や思惑もきちんとわかりやすく、無駄なく、
歴史に疎い私にも十分浸れるなかなかの出来栄えでした。
やはりフー・ジュンですね!「三国志」の趙雲さまがあまり
にも素敵で、その後このタコ入道の親分みたいな怪演ぶり。
いや~凄い。
レオン・ライさんの剛毛ぶり、レオン(ラマンの人)・カー
フェイさんの変わらなさぶりにも驚きました。
色々突っ込みどころもあり、歴史も学べ、有意義な映画でした。
・・この勢いで、「霜花店運命、その愛」も見てしまいました。
キャー!!