日常散策

日々の記録とその他のこと

南山麓の住宅街 その弐

2007年08月12日 | 町あるき

 魅惑的な建物がずらりずらりとあります。
 門柱にある表札跡は、日本人が住んでいた時代の名残でしょうか。アーチ型の窓など旧満州で当時の日本人が見た、つかの間のまぼろしのようです。

Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2


 今は持ち主も替わっていますが、並べられた植木や塗り替えてある壁など現役なのがすばらしいです。

 Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2

南山麓の住宅街

2007年08月11日 | 町あるき

 ツアーバスは、中国飲茶店に立ち寄りました。
 ここが戦前に建てられた高級住宅街近くだったので、飲茶もそこそこにエスケープして、周辺を早歩きです。
 何て表現すれば良いでしょうか。
 行けども行けども洋館が続きます。こちらの箕面住宅博覧会場が何十個もそのまま現存しているとでも云えば良いかもしれません。洋館好きなら一日居ても飽きないのではと思います。

Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2


 しかし、ここでも開発の波は寄せていて、ある通り一角が更地になっていたり、昔のイメージで建て替えられていたりしていました。
 これらの家は、ガイドさん曰く「古くて、暖房設備もままならないので、大陸方面の人に安く貸されている。」そうです。月に200元?だったかの貸し賃だそうです。
 ガイドさん(朱さん)は、この『大陸』の人をよく使われたのですが、結局大陸って何なのか分からず終いでした。
 こんな一角が日本にあったら一大名所だと思いますが、中国ではただの古い家です。

 Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2

満鉄本社

2007年08月09日 | 町あるき
 旧満鉄本社です。すぐ脇には満鉄マーク入りの当時のマンホールも残されていますが、後で見ようと思っている内に忘れてしまいました。マンホールには興味がない?のかもです。
 今は中国鉄道の社屋として使用されています。
 写真はわたし入り。

Olympus Trip 35

 参考文献。
 当時の写真などをまとめてあります。地図も小さいながらありますので、参考になるかもしれません。
 
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大連の市電

2007年08月08日 | 町あるき
 大連市内の路面電車です。料金は1元(約16円)です。ガイドさんの話しによると、運転手さんはすべて女性だそうです。この車両も女性でした。
 旧型の車両は減りつつあるそうですが、なにより現役で走っているのが良いです。

 Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2

東洋拓殖大連支店

2007年08月07日 | 町あるき
 市役所の隣の東洋拓殖大連支店(現交通銀行大連市分行)です。
 1935年築で、設計は宗像主一。宗像さんてどの様な方だったのでしょうか。この銀行は営業中だったので、玄関だけ入ってみました。なかなかモダンな様子だったのですが、ガードマンさんがいらっしゃったので、撮影はちょっと駄目ですね。。これは日本と同様です。

 Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2

 参考文献はこんな感じですが、どちらも町歩きのガイドブックではなく、満州の歴史などを主題とされていて、詳細な地名や地図がある訳ではありません。
 よって、現地では検討をある程度つけておくか、別の方法で調べて行く必要があります。
 何か良い近代建築ガイドブックがあればと思いますが、適当に歩いたり、ツアーバスに揺られていても、結構な数の建物に巡り会えます。

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銀行建築。

2007年08月04日 | 町あるき

 続いてあるのが、東洋拓殖銀行ですが、これは次回においておき、中国銀行(大清銀行)大連分行と大連の劇場です。劇場は比較的新しいとのことです。

Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2


 ヤマトホテルから広場を挟んで反対側にあるのが、横浜正金銀行大連支店です。1909年築で妻木頼黄さんと満鉄技師との共同設計だそうです。
 で、道に注目なんですが、横断歩道はあるようなのですが、車は絶対と言って良いほど止まりません。ほとんどそのままのスピードで走って来ます。
 人は間合いを見計らって渡って行き、道の途中で車をやり過ごしては進んで行くのです。何と言うのか、ある種の神経が発達していないと駄目です。ちゅうちょしていては何時まで経っても渡れません。
 中国はすごい。とここで感動。

 Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2

旧大連市役所

2007年08月03日 | 町あるき

 ヤマトホテルの隣が旧大連市役所(現中国商工銀行大連支店)です。この二棟が並んでいるだけでもすごいですが、まだまだ続いています。

Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2


 1919年築で、設計は松室重光。京都府庁と一緒の方でした。満州でお仕事をされていたんですね。
 中央の塔は、祇園祭の鉾をモチーフにしているそうです。

 たぬきさんからの質問。
 写真を撮っても大丈夫?なのかと言うことですが、中国では(と大連しか行ってないのに偉そうに言ってますが。。)外国人に開放された都市は基本的に大丈夫です。また、行きたいところがあったら自由に行けます。ことばが出来なくても地図があればタクシーが連れて言ってくれます。
 タクシーですが、初乗り8元で、円換算で128円位です。1元が16円あたりですね。こちらの感覚からすると非常に安いです。市電もあって1元です。

 Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2

大連賓館

2007年08月02日 | 町あるき

 かつて、大広場と呼ばれた今の中山広場に建つ「大連ヤマトホテル」1914築です。
 ロータリーになった広場の周囲には近代建築がずらっと並んでいて、圧巻でした。ヤマトホテルは大連を代表するホテルと云うことになっていますが、ガイドさん曰く設備が古くてお奨めではないとか。

Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2


 ホテルの外観装飾です。屋上にはテレビが配置されて何だかなあ、って感じですが、こんなホテルが日本にあったらすごいです。
 広場へは当然道路を渡らないと行けないのですが、これが大変でした。信号がないので、車との間合いを見計らって渡らないと駄目なのです。はっきり言って命がけ?ですね。家族は実際に事故(軽いのではありますが。)を見て恐くて渡れませんでした。
 車優先ですね。アジアでは多いようですが、ちょっとカルチャーショックです。

 Nikon NEW FM2 NIKKOR-O.C Auto 35mm f2

大連市人民政府庁舎

2007年08月01日 | 町あるき
 ツアーのバスから見た旧関東州庁舎(1937築)です。大規模な建物です。手前に女性警官が写っています。大連の交通事情についても紹介して行きたいですが、市電にトロリーバスなどの公共機関や、普通の市民が乗っているオート三輪など懐かしくも面白いものが多くありました。
 
 Olympus Trip 35