愛読者の皆さん、おはようございます。
最初の相談者は東京都国分寺市在住のHさん(男性:会社経営)です。お父さんが経営していた会社(工務店)を20年以上も前に継いだのですが、その時点で既に赤字経営だったこともあって、銀行からの借入金はほどなく東京信用保証協会に代位弁済され、その後はずっと少しずつ返済を続けてきたそうです。
毎月の支払金額は少ないのでこのまま続けることは可能なのですが、当然のことながら元金(約4400万円)は減るとは言っても少しずつしか減りませんし(信用保証協会の場合は遅延損害金よりも先に元金に充てられます)、一方の遅延損害金(約1億6400万円)は見る見るうちに嵩んでいくのですから、段々と支払うことに対するモチベーションは下がっていきます。このまま一生続けなくてはならないのかと思うとなおさらでしょう。
そんな状況でのご相談でした。そこで、私と猫次郎さん(同席してもらいました)が今後の対策として提案したのは3つです。
1つ目は、このまま返済を続けて、亡くなったら相続人は相続放棄する。ただし、事前に株式を手放すこと。
2つ目は、新しく起業した会社の経営は順調なので、赤字会社の信用保証協会の債務の元金を引き受ける。ただし、真水注入、遅延損害金は免除を条件とする。
3つ目は、会社と個人と自己破産をする。ただし、事前に株式を手放すこと。
もちろん、株式を手放すのには理由があります。
さて、Hさんは今後どうするでしょうか?
では、皆さんにとって今日が昨日よりも幸せな一日となりますように
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