昨日、東京都足立区在住のMさんの破産申立をしてきました。
以前にもこのブログでご紹介しましたように東京地裁民事第20部は司法書士向けに破産申立て確認事項書という詳細なマニュアル(以下、「マニュアル」と言います。)を提供していますので、このマニュアルに沿って作成すれば、他の裁判所に比べるとかなり多くの時間は必要ですが、ほぼ遺漏無く完成させることができます。もちろん私もそうしました。
中でも、一番面倒だったのが債権者一覧表(一般用)です。エクセルに入力するだけなのですが、枠が小さいのでそんなに多くの文字数を入力することができません。上申書で補う必要があります。場合によってはA4ではなく、A3に大きさを変更しても良いでしょう。
さて、日比谷公園側から法務省合同庁舎C棟に入り、5階へとエレベーターで上がります。個人再生のフロアと同じです。月末は混雑するようですが、昨日は整理券を取って直ぐに呼ばれました。窓口で申立書一式を渡します。
ところで、二度見直したうえで申立をしたので不足は無いものと思っていましたが、その場で直ぐに指摘されたことがあります。これは、マニュアルにも記載されていなかったことです。
それは、債権者一覧表の「借入始期」「終期」「現在の残高」及び「最終返済日」の日付と金額を確認しやすいように、添付した取引内容を示す資料の該当箇所にマーカーで印を付けるということでした。なお、資料で分からない点(電話で確認したような事項)は上申書で説明をする必要があります。
ここで少し手間取りましたが、ほどなくして受付票と予納金の納付書を受け取り、受付窓口の隣の納付窓口で予納金を無事に納めることができました。封筒への宛名ラベル張りもこの時点で行います。ここまでの所要時間は1時間ほどだったでしょうか。
ちなみに、この1時間で、窓口に直接破産申立書を持ってきていたのはすべて弁護士だったように思います。多分、即日面接があるからなんでしょうね。司法書士は郵送での申立なのでしょうか?どうなんでしょうね。
これから、この手続がどのように進んでいくのか興味津々です。また報告しますね。
では、皆さん、特に被災された方々にとって今日よりも明日が良い日でありますように
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