新日本信用保証株式会社の対応

主債務者はＡという有限会社ですが、受任しているのは連帯保証人のＢさんとＣ子さんです。ＢさんはＡ社の社長さんです。

日本振興銀行から事業資金をＡ社が借りていたのですが、業績が芳しくなくとうとう支払いができなくなり、その結果、期限の利益を喪失し、新日本信用保証が代位弁済したわけです。

ここを相手にするのは初めてなので、ネットで検索したところ、家賃保証もしている会社のようなのですが評判がよろしくありません。

受任後、担当者と話をしましたが、代位弁済をしたからには一括での支払いでしか受けていない、分割でも２回が限度、このままでは提訴しますとのことでした。時間を掛けて理解してもらおうと試みたのですが、Ａ社及びＢさんの今までの対応が誠実ではなかったとのことで、結局分割での和解交渉は失敗に終わりました。なお、支払いが遅れ始めた時点で和解を持ちかけてくれれば、まだ応じる余地があったとも言われました。

ところで、Ｃ子さんは公務員なので給与の差押は是非とも避けなくてはなりません。新日本信用保証と交渉した結果を伝えたところ、どうにか返済資金は用意するそうです。かえってアルバイトや個人事業主等のほうが守るべきものが少ない分、対応は簡単ですね。

さて、明日からＧＷですね。でも、私は明日も仕事です。溜まっている分を片付けなくちゃ。

では、皆さん、特に被災された方々にとって今日よりも明日が良い日でありますように

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ぅれっしくて～、ぅれっしくぅってぇ～、こぉと～ばにぃ～できなあい～

古い歌ですが、最近よく耳にしますね。オフコースの「言葉にできない」のワンフレーズです。私が高校３年生の時に発売されたアルバム「ＯＶＥＲ」に収録されていました。

ところで、最近、面談や電話での相談がとても多いのですが、今日も午前中にＡ子さんから事務所で相談を受けました（進行中の話なので具体的にはご紹介することができません。）。

どのような相談だったかというと、このたびの地震で向かいの銭湯の煙突が倒れて、Ａ子さんのお店を燃やしてしまったそうです。テレビのニュースでも取り上げられたのでご覧になった方もいらっしゃるでしょう。長年そのお店を営んできたＡ子さんにとってみれば、心が折れそうなほどの衝撃だったとのこと。補償がどの程度されるのかで今後の相談者の人生は大きく変わっていくことでしょう。

午後は午後で、２０日の個人再生委員との面談時に指示された書類等の作成（破産と異なり、個人再生の場合は申立てして終わりではありません）や不動産決済時の登記費用の見積もり、電話で相談された内容に関しての調べ物等で時間はあっという間に過ぎてしまいました。

そんな一日でしたが、いつもと違って喜ばしいことが１つありました。それは、任意整理したものの、失業したために返済が滞っていたＢ男さんから「ようやく就職できました。今月から返済を再開します。」と報告を受けたことです。

基本的に債務整理終了後も私は辞任しないので、その後に返済が遅れると債権者から私に電話が来ます。依頼者の生活状況を間接的に知るわけです。Ｂ男さんの場合もそうでした。早速電話してみたら就職先が倒産したそうです。負債総額も結構あるので、こうなったら破産を勧めたいところですが、高齢のお母さんとご一緒にお住まいのご自宅があるのでそう簡単な話ではありません。ただ、持病を抱えながらもご本人は働く意欲を持っていましたので、債権者には謝りながら、彼が就職するのを今日まで待っていたのです。本当に待った甲斐がありました。

さて、明日は朝から依頼者と裁判所に出向きます。１４０万円を超えた過払い訴訟だからです。そして、夕方からは千葉司法書士会館で夜まで法教育推進委員会の会議です。４月から私が実質的な委員長なので頑張らねば。

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次回猫研での無料相談（面談）日は５月７日（土）です。

借金等で悩んでいらっしゃる方の精神的経済的な負担を軽くするための相談を主としていますが、
そこには不動産や会社の登記も関連してくることが多いのも事実です。
それらを含めたご相談を平成１５年から猫研事務所（東京都中野区）でお受けしています。
吉田猫次郎さん（事業再生コンサルタント）の相談者数には足元にも及びませんが、それでも面談だけで軽く３００組は超えています。
自分の事務所での債務整理に関する電話相談やメール相談を含めたらそれこそ数え切れません。

面談時間は、①１０時４５分～１１時４５分②１３時００分～１４時００分③１４時３０分～１５時３０分④１６時００分～１７時００分となります。
猫研での面談を希望される方は、

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から予約をしてください。

電話相談に関しては面談日とは別で随時お受けしていますが、日時はこちらの都合に合わせていただいております（１時間程度）。
希望される方は猫研ではなく直接私の事務所に電話してください。
いつでも構いませんが手が塞がっている場合や不在の場合はごめんなさい。
差支えだった場合は改めて日時の調整をさせていただきます。

電話相談や債務整理手続を希望される方は、

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記載の電話番号（０４７～）までお願いします。債務整理手続をご依頼頂いた場合の報酬も記載しております。

なお、猫研事務所での無料面談、私の事務所での電話相談は何度受けても無料です。ただし、２度目以降の事務所での面談（受任を前提とした場合は無料）は有料（６０分６３００円）となりますのでお気を付けください。また、メールでのご相談には電話相談で対応しております（メールでの回答は目が疲れるので現在行っておりません。）。

以上、いつものお知らせでした。

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私にとっての簡単は依頼者にとっての簡単ではない

ライフへの過払い金が２６０万円もある依頼者がいます。

数年前にこの方の奥さんと息子さんの債務整理をしたのですが、当事務所の対応が良かったようで、このたびその奥さんがご主人の重い腰を上げさせたのです。

もちろん、司法書士の代理権は１４０万円までしかないので、選択肢としては本人訴訟か弁護士に引き継ぐかのどちらかとなるのですが、前者のタイプではないので後者にしようと考えました。このままだと１００万円以上も負けることになるので私としても不本意だし、ましてや依頼者も高齢で、ゆとりのある生活を送っているとはとても言えないからです。

ところが、何度か説得を試みたのですがどうしても首を縦に振りません。負債が無くなっただけで十分だそうです。 ほんの少しの時間と労力を割いてくれるだけで１００万円以上も増えるのに何とも勿体ない。

私にしてみれば、簡単なことのように思えるのですが、依頼者にとってみれば非常に億劫なのでしょうね。考え方は人それぞですが、本当に勿体ない…。

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処方箋が必要なんだね。

午前中にコンタクトの処方をしてもらいにいつもの眼科に行きました。

テニスをするための使い捨てタイプのコンタクトなのですが、いちいち処方箋が必要なんですね。それも、通常はひと月分で、ふた月以上となると先生の許可が必要となるみたいです。つまり、原則として毎月眼科に行かないといけないってことです。

ハードコンタクトは最初に処方してもらえばその後数年間はそのままですからね。今まで知りませんでした。

値段も結構するんですよね。ひと月分で約９千円、一日当たり両目で３百円です。毎日装用だと年間で１０万円超すじゃないですか

そう考えるとハードのほうが安上がりですね。

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呑み込んだ言葉

昨日は個人再生委員との面談のために松戸へ出かけました。

津田沼からは新京成線に乗り換えます。始発だったのでもちろん座れますし、松戸は終点なので座ったまま小一時間ほど電車に揺られることになります。

空いていた車内も北習志野駅辺りから込み始め、鎌ケ谷駅では満員となりました。その鎌ケ谷駅でのことです。

私の座席に前に数人のお年寄り（多分、６０～７０代）がやってきました。以前ならば直ぐに席を立ち、「どうぞ」と言えたのですが、なぜか昨日は声が出ませんでした。

直ぐに隣が数席空いたのでその方達は座ることができましたが、すご～く後味が悪く、昨日は一日気分が悪いままでした。

なんでもかんでも年のせいにしてはいけないとは思いますが、立つのが苦にならなかったのは遠い昔の話のようです。

話変わりますが、個人再生委員との面談は滞りなく終わりました。個人事業者以外は簡単に済むようです。

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今日の市川簡裁（依頼者が可哀そう）

昨日の裁判でもう１つ面白かったものがあります。

それは、ＳＦコーポレーション（旧三和ファイナンス）への過払い訴訟だったのですが、原告には老齢の弁護士が代理人として就いていました。

最初の口頭弁論期日なので被告はもちろん欠席です。ただ、答弁書は提出されており、完済してから次の借入まで間が空いているので分断を主張しているようでした。

裁判官は、原告代理人に対し、「被告は分断を主張しているようですが、先生はどうお考えですか？」と尋ねたところ、この弁護士、どうも過払い訴訟のことをよく理解していないらしく、裁判官との問答がちぐはぐです。

この弁護士がなかなか喋らないものだから、裁判官が都度「～ということでしょうか？」と、この弁護士をフォローしていたので、まるで裁判官がこの弁護士の代理人みたいな印象を受けてしまいました。

「貸付ごとにカードを交付しているのならばまだしも、カードは１枚なのだから…」

「返済する都度、残高が次へと繰り越されるので…」

いずれも一連計算の根拠としてこの弁護士が仰った言葉です。いくら弁護士とはいえ、過払い訴訟を起こすからには一連の最高裁の判決ぐらいおさらいしておくべきでしょう。

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今日の市川簡裁（大丈夫の根拠）

午前中は市川簡裁で過払い訴訟の期日がありました。と言っても、既に訴外で和解をしており、ただ返金日が結構先の話なので、念のために「和解に変わる決定」をもらうことにしたのです。

自分の順番が来るまでいつものように他の方の裁判を傍聴していました。

その中の１つが請負代金を請求するという内容でした。一度司法委員が別室での和解を試みるも、原告が一括弁済にこだわっていて話がまとまらなかったようです。ほどなくして法廷に戻ってきました。

どうも、以前に一度分割払いの約束をしたのにもかかわらず、被告（会社）が守らなかったので信用していないようです。

裁判官は、「判決となったら一括で支払えという内容になる。分割でさえ支払えないのに一括で支払えるとは到底思えない。ましてや、判決とって差押するのにもお金がかかる。お金をかけて回収できるかどうかさえも怪しい。ならば、毎月１万円でも分割で支払ってもらったほうが得ではないか？」と説得にかかります。

しかし、原告は被告を信用していない上に、１３０万円ほどの請負代金を１０年以上かけて長々と回収することにやはり抵抗があるようです。預金口座の差押をしたいような口ぶりでもあります。そうなると、場合によっては被告の息の根を止めることにもなるでしょう。

そこで、裁判官は今度は被告に「もっと支払えないの？例えば、今年は毎月１万円だけれど、来年からは２万円、再来年には３万円とかはどうですか？」と尋ねました。

即座に被告（代理人は社長の奥さんのようです）は、「今は１万円しか支払えないけれど、来年再来年になれば大丈夫だと思う。」と仰いました。

「その大丈夫という根拠は何でしょう？」

既に２度約束を破っているのですから、「大丈夫」という言葉だけを信じる商取引先は普通はいないと思います。逆に、言葉だけを信じるようでは商売には向いていないとも言えるでしょう。いずれ私のお客さんの仲間入りです。

せめて「来年には～だから毎月２万円、３万円の支払いは大丈夫だと思います。」と具体的な根拠を仰って下さるのならば、あらためて分割払いの話し合いのテーブルに着いてくれる可能性は高まると思うのですが…。

「一度失った信用はそう簡単には取り戻せないことを肝に銘じるべきだと思います。」

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過払い金が消えていく

平成２３年４月１日付けでアットローンがプロミスと合併しましたね。存続会社はプロミスです。経営基盤の強化等を目的とする組織再編の一環として行ったわけですが、これは今後の債務整理手続に大きな影響を及ぼしそうですね。

どのような影響かと言うと、以前、金融機関の保証会社にオリコや三菱ＵＦＪニコスなどがなっている場合には気をつけましょうとお伝えしたことがありますが、これと同様の結果となるということです。

（その時のブログは　　です）

http://blog.goo.ne.jp/saki_papa/e/93a2082093d58bae9107d9d35d08270f

http://blog.goo.ne.jp/saki_papa/e/3e2614cea25cb598ff41b65e74755137

例えば、利息制限法による引き直しの結果、アイフルには５０万円、アコムには５０万円、アットローンには５０万円、モビットには１００万円の債務が残ったとします。過払いはプロミスに対する３０万円のみです。

合併前ならば、３０万円の過払い金は手元に残したままで、残りの債務２５０万円を個人再生で１００万円にすることができました。この場合の弁済率は４０％です。そして、手元の３０万円を再生計画認可決定後に１００万円の返済に充てれば残りは７０万円となります。結果として、弁済率は２８％になるわけです。

ところが、合併後はアットローンへの５０万円の債務とプロミスへの３０万円の過払い金が相殺されてしまいますから、結果としてプロミス（旧アットローンの分）に対し２０万円の債務が残ることになります。これと残りの債務を足すと２２０万円ですから、弁済率は４５％に増えます。手元に現金は残りません。だから、再生計画認可決定後も４５％のままです。

借りたお金ですから返すのが当たり前ですが、今までこの方法は結構重宝していただけに残念です。

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こんな時に年だな～と感じます。

首から肩にかけて痛みを感じます。昨日の夜からです。

寝違えたわけではありません。激しい運動をしたわけでもありません。普通に生活をしていたら急に痛みを感じるようになったのです。

以前も似たような状態になったことがあります。その時は、社会人になって以来２０年以上も左手ばかりでアタッシュケースを持ち続けたからではないかと病院で言われました。これからはなるべく交互に持ちなさいとも言われました。ついでにリハビリの仕方も教わったのでしばらく続けていたら痛みが次第に和らぎました。

油断大敵です。痛みを感じなくなってからはサボるようになってしまいました。ここ最近は左手ばかりでアタッシュケースを持ち続けていたようにも思えます。

「ほら、みたことか」「もう若くはないんだから」

そこの貴方、今そう思ったでしょう。

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