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人類みな兄弟思想は母性的原理。

2015-07-11 | 社会問題
私達が幸せであるには、自らが幸福であるだけでは十分ではない。他人が不幸でなければならない。

私達の心は自らの欲求が他人の不幸を食い物にしているのである。

他人の不幸を量産するほどに、幸福感は日々に増すのだ。

1人の幸せが9人の不幸を呼び、私達の薬であるはずのものが、いつしか社会の毒になる。

未だ、不完全な人間社会と未熟な支配関係とでは、男性社会は世界に於いて必ずしも良いものではないと言える。だから争いが絶えない。必要悪と言う言葉が正義になる。

実際、男性社会が行っていることを分析すれば解るように、我々は戦わなければいられない性分だが、それが善意であるのか悪意であるのかも定まらないまま、判断を誤り、問題を複雑にしては、後悔するのが私達の「悲しい性」であるのは誰もが理解しているにも関わらずに、不本意にも同じ過ちを繰り返しては上手く誤魔化し、自己中心的で自己保存の争いが毎日テレビに鮮明に映し出され、それをあたかも人間の権利であるかのような態度で大手を振って、無理やり自己を正当化しては、善人を装い、自信の無さを隠すかのように、見栄を張って生きているのが我々だ。

ひょっとしたら私達は無意識の内に陰謀家になっているかもしれない。

だから男性社会には、ほんのちょっとした戦争状態を用意する必要があるのだと・・・。

それは男性特有に備わった隷属である以上、使わなければ一層過激な方向に走る危険性が含まれており、不満や規則正しい生活は争いの種が育つものであると認識しなければ、ISは決して他人事ではない気がしてしょうがない。

自分の周りを見渡せば、乱暴者や陰謀者がいつも影に潜んでいるように、それが事実だ。


現在において悪意や不正は、それ自体では悪とは呼ばれずに、発覚して初めて悪と言う現象になる。

それは混乱を引き起こしては解決する戦争指導者のように、今やありきたりの正当性や正義だけでは国民は誰も振り向きもしなければ、承認もしないし、魅力がない。

黒と白の正しさが、万能で曖昧な「グレー」一色では、何か汚いものでも隠しているかのように見て取れる。

当たり前だが、男性社会も同様、オスの本能や自然の摂理である因果律に従わなければならないが、だからと言って力の無い者には制裁と支配を加えるか、さもなくば、見て見ないふりを続けるかのどちらかにしても、その結果は、厳粛に受け止めるしかない。犠牲になるのは決まって良心的な生活者である女性たちとその子供達だからである。

それに反して、母性的原理とは、生命と統一と平和にある。

母性本能は、幼児を世話しつつ、自らの愛を、自分自身を超えて他の人に拡げ、そして他の人達を保護し美化する為に、あらゆる才能、想像力を傾ける。

女性社会の原理は全て包括し抱擁する原理であり、家父長制システムが制限性の体系であるのと対照的である。

人類が全て兄弟姉妹であると言う表象は、母性の原理に根ざしたものであり、父権制社会の発達によってそれは消滅する。

女性社会とは、普遍的な自由および平等の原理の基礎であり、平和と愛の人間性との原理の基礎であると共に、物理的福祉と現世的幸福に対する周到な配慮の基礎であると言えるのです。




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