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エントロピーは地獄論で説明できる。

2020-04-24 | 社会問題
 4月 24日  金曜日

 おはようございます。 ウィン・ウィン国王です。


過去、数百年の世界観は、

ニュートン力学による科学的方法論の影響が全てといっていい。

産業革命にせよ、自由経済にせよ、

ニュートン力学を基礎とした物質的社会を形成したものだ。

科学的方法論の絶対的反復性とその過程の絶対的可逆性という概念である。

ところがだ。

事実は違った結論を示した。

現実の世界では、二度と同じ方法で観測出来るものはなく、

一度、生起したものは再び元に戻ることはない。

ニュートン力学による作用反作用や、

数学でいうプラスとマイナスは現実ではこうした可逆性はない。

これがエントロピーである。

問題を一つ片付けても、すぐ次の問題が浮上するという、

ハイゼンベルグの不確実性定原理だ。

同じ現象は二度と繰り返さず、

ニュートンのいう因果関係は未だ闇の中である。


世界は科学は進歩するという。

人類はこれまで科学によって生活の向上を常に探し求めてきた。

それが文明を形成する一つの大切な要素となってきた。

世界は常に価値ある状態へと

確実に前進して行くと皆、そう信じてここまで来た。

だが、現実は違っていたのである。

17世紀、ニュートン理論の出現によって

世界は産業革命へと道が開かれてゆく。

その流れを絶対的な真理として現代人は受け継いでいる。

しかし本当にニュートン理論を説明出来る人は何人いるのだろうか。

実際、現代の科学界では新たな理論が常識となっている。

アインシュタインはこう述べています。

「エントロピーは全ての科学にとって第一の法則である」と。

つまり、これまで世界が発見、発明してきたものの多くは、

暫定的真理であり絶対的な真理とは認められていないのである。

とりあえず仮の真理なのだ。

だがここに一つだけ例外が存在する。

熱力学による第一法則と第二法則だ。エネルギー保存の法則である。

エネルギーとは、常に一定量で本質は変わらず、

形態による使用エネルギーから使えないエネルギーへの変換であり、

一度、使用されたエネルギーは二度と元には戻らない。

これによると、

この世界は神が創造したものではないということになる。

世界中の神話が脆くも崩れ去ってしまう程の真理を持っているのだ。

苫米地さんが言うには、

「この世界には神が存在しないことが科学によって証明された」そうだ。

ノーベル賞を受賞した英国の物理学者の話では、

熱力学の法則は最終的には政治システムの機能不全、

国家の自由と束縛、商業と産業による動向、富と貧困の発生、

そして科学による物質社会の実現を支配すると断言するように、

優れた科学者は皆、負のエントロピーからは逃れられないと言う。

その真相には、この世が地獄だからで説明される。

実際、そう考えると全ての謎が解けるように、

合理的であって誰も逆らえないのだ。




    つづく。




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