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この世から戦争や差別が無くならないのが前提であって、それに乗るか反るかの問題です。

2015-09-05 | 社会問題
残念な結果ですが、私達がどんなに必死になって頑張ってみても矛盾からは逃れられない。

平和を望めば混乱が生じ、差別を無くそうとすれば闘争が勃発するこの世界において、私達が取るべき道は逃げるかそれとも自然に任せるかのどちらかにしても、この結果は厳粛に受け止めなければならない。

世界が平和であるなら、世界はすでに差別のない平等社会を手に入れているはずであるのに、それが達成されていないところを見ればうすうす解るように、どうやら私達は楽園から追放されていることは周知の事実のようである。

この矛盾する世界の中での最低限の真理は、人間は絶対に死ぬと言うことである。それ以外に絶対はない。

言い方を変えれば世界の秩序は死によってもたらされている訳だが、この答えに対して誰も返答するどころか、あの世論に逃げようとしているのが現状だ。

世界宗教が出す答えには、人類の英知ではなく感性よって語り継がれているが、現代人にとって現在の宗教に多くに人達が疑問に思っているのが本心である。

宗教が言う様に、いずれ人類が絶滅するとしても、恐怖と無知と混乱によって絶滅するか、英知に到達し優れた社会を創出して絶滅するかにしても、そのどちらを選択するのかが我々人類の残された課題である。

人は一体何のために生きているのか解らなくなるものである。男性支配が良いとか、女性社会が良いとか、男女共存社会が良いとかは、実はそれほど大した問題ではないかもしれない。

現実にある社会問題の解決には男女共存社会は理に適っていると考えられるが、実際、これだけではこの社会から戦争や差別が無くなるだろうとはそんな甘い話がある訳がない。

現在存在する人類の英知は競争原理によって美化されているように、どこまで行っても終わらない苦しみと次々に訪れる問題に対して、どんなに優れた知恵者であっても逃げ出したくなるのは当然である。

男女共存社会がこの混乱し矛盾する社会において達成されたとしても、おそらく人間の苦しみや社会混乱の解決には至らないことは良く解っている。

そんな不安的な社会だから現実から目を逸らし、何も考えないようにするのが最善だと、ただ、ひたすら自分自身に言い聞かせては自らの身を守ることにのみ時間を費やす訳である。だが、答えはある。死の恐怖からの解放、これだ。

世界宗教に挑戦状を叩き付けても勝つ自信があるが、その解放者は女性なのである。だからその前に男女共存社会が重要なのである。




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