やっぱり平日の方が今の私には合うみたい。
公然としなくてはならないことがあると自然に体が動いて、余計なことを考えなくてすむから。
G子から着履やメールがきてたので、何かあったの?と尋ねると特に何があったわけでもないみたい。
「最近M君は機能してない」と言うメール。
またくどかれて困ると言う。
だから相談やおしゃべりがしたくてももうできないの、と言う。
M君は仕事で疲れてて悩んでたりそういう話とか誰かと愚痴ったり励ましあいたいみたい、と言う。
「なんで奥さんにそれができないのかねー」と言うと、「離婚するエネルギーがないって言うよ。」とG子は言う。
「みんなそういう時期なんだよ、そのうちもっとエネルギーがなくなると、よそに目が行かなくなって身近な人を愛せるようになるんじゃないかなぁ。」と私は思う。
私はG子に話をした。
「知り合いの知り合いみたいな、直接の知り合いじゃないんだけど、好きな人と一緒に暮らしていたんだって。でも男の人が奥さんと離婚しなくて、だから別れることにしたんだって。直接の知り合いじゃないからよく分からないけど。」
G子は「私、籍なんてなくてもいいのに。」と言う。
「うん、私も今はそう思う。だけどその女の人、私より10ぐらい上なの。だから、その時はその時の考え方があるんだなぁ、って思うんだ。これからこの先を学んでいくみたい。」
「それでもいい。自分から別れたいって思えたらいい。」とG子は言う。
「そう思えないうちは一生心残りになるからね。」
「でもどうして奥さん別れなかったんだろう。」
「私もそっちを思った。それでまた仲良く暮らせるかもっていうのも今の私には全然分からないや。そうなってみないと分からないことが多いんだね。」
G子はそうなんだぁ、戻ったんだあーあ、と言うので、「G子は本当に淋しかったら元旦那とやり直せるじゃん」と言うと、え?アイツと?アイツのこと言ってる?アイツだよね、と元旦那の名前を3回つぶやいて、「万が一どころか、2万分の一もありえないよ」と言った。
「やっぱりそうか」と私も言う。
「(浮気じゃなくて)借金が膨れ上がって目つきが異様だったよ。」
「そうだね。」
「あれじゃ何するか分からないよ。」
「そうか。」
「父の病院行くと、みんなもう考えられなくてフラフラしてるのね。あれを見ると自分も、社長も、誰もかれもみんなそのうちこうなっちゃうんだなぁ、悩んでる事も何もかもなくなっちゃうんだなぁ、って思うの。」
「ほんとだね、私、もう限りが見えるよ。」
だからそれまでいっぱい楽しんだり悩んだりしておこう、なんて話をしながら電話を切った。
そんな私はG子にとって「機能している」のだろうか、とふと考える。
公然としなくてはならないことがあると自然に体が動いて、余計なことを考えなくてすむから。
G子から着履やメールがきてたので、何かあったの?と尋ねると特に何があったわけでもないみたい。
「最近M君は機能してない」と言うメール。
またくどかれて困ると言う。
だから相談やおしゃべりがしたくてももうできないの、と言う。
M君は仕事で疲れてて悩んでたりそういう話とか誰かと愚痴ったり励ましあいたいみたい、と言う。
「なんで奥さんにそれができないのかねー」と言うと、「離婚するエネルギーがないって言うよ。」とG子は言う。
「みんなそういう時期なんだよ、そのうちもっとエネルギーがなくなると、よそに目が行かなくなって身近な人を愛せるようになるんじゃないかなぁ。」と私は思う。
私はG子に話をした。
「知り合いの知り合いみたいな、直接の知り合いじゃないんだけど、好きな人と一緒に暮らしていたんだって。でも男の人が奥さんと離婚しなくて、だから別れることにしたんだって。直接の知り合いじゃないからよく分からないけど。」
G子は「私、籍なんてなくてもいいのに。」と言う。
「うん、私も今はそう思う。だけどその女の人、私より10ぐらい上なの。だから、その時はその時の考え方があるんだなぁ、って思うんだ。これからこの先を学んでいくみたい。」
「それでもいい。自分から別れたいって思えたらいい。」とG子は言う。
「そう思えないうちは一生心残りになるからね。」
「でもどうして奥さん別れなかったんだろう。」
「私もそっちを思った。それでまた仲良く暮らせるかもっていうのも今の私には全然分からないや。そうなってみないと分からないことが多いんだね。」
G子はそうなんだぁ、戻ったんだあーあ、と言うので、「G子は本当に淋しかったら元旦那とやり直せるじゃん」と言うと、え?アイツと?アイツのこと言ってる?アイツだよね、と元旦那の名前を3回つぶやいて、「万が一どころか、2万分の一もありえないよ」と言った。
「やっぱりそうか」と私も言う。
「(浮気じゃなくて)借金が膨れ上がって目つきが異様だったよ。」
「そうだね。」
「あれじゃ何するか分からないよ。」
「そうか。」
「父の病院行くと、みんなもう考えられなくてフラフラしてるのね。あれを見ると自分も、社長も、誰もかれもみんなそのうちこうなっちゃうんだなぁ、悩んでる事も何もかもなくなっちゃうんだなぁ、って思うの。」
「ほんとだね、私、もう限りが見えるよ。」
だからそれまでいっぱい楽しんだり悩んだりしておこう、なんて話をしながら電話を切った。
そんな私はG子にとって「機能している」のだろうか、とふと考える。