姥権現 この後御秘所へ続く
1. 期日 : 2002年8月 2~3日 曇り時々雨、曇後晴
2. メンバー : 単独
3. コースタイム
8月2日 曇り後雨、霧
自宅4:00=東京IC,4:50=和光IC,5:17=上河内SA,6:25~35=鏡石PA,7:18~35=郡山JC 7:50=会津坂下IC,8:34=山都8:40~55=
川入キャンフ場(550m)10:10~38―御沢登山口,(560m) 10:40―下十五里711:18―中十五里11:32~47―横峰12:40~45―13:00―地蔵山分岐13:16―剣ヶ峰(岩稜)13:30―三国小屋14:18~30―種蒔山15:30―切合小屋15:45
8月3日 曇
切合小屋5:00―草履塚―姥権現―御秘所(岩稜)―御前坂―本山小屋,6:15~―飯豊本山山頂(2105m),6:40―本山小屋7:15~23―御秘所8:10~15―姥権現8:23― 草履塚8:37―切合小屋9:01~12―三国小屋10:28~11:00―剣ヶ峰11:38―急な岩場下11:48―峰秀水12:13~20―横峰12:34 ―上十五里13:00~10―御沢登山口13:50―川入キャンプ場14:02~08―飯豊ノ湯14:31~15:47―桧原湖野鳥公園18:00
時間 11:55 (登り5:58、下り5: 57)、距離20.4km、標高差 2105-570=1585m、累積標高差+1820m
飯豊山川入ルートコース①
飯豊山川入ルートコース②
飯豊山川入ルート標高
4. 記録及び感想
昨年は雨が降っていたため川入まで来たが中止にした。今年は一週間早くして道路混雑を避けるとともに天気予報は晴の予報。 高速道路は渋滞もなく会津坂下ICには予定より一時間早く着いた。 郡山付近から空が曇ってきて、会津付近では雨がぱらついてきた。 飯豊山方面はガスがかかってなにも見えない。 ラジオの予報では午後から少し良くなり曇になるという。
少し待って新しいおにぎりと弁当を買った。山都から川入までは、ほとんど車が走っていない。 川入集落からキャンプ場までは、大白布川の脇を走る砂利道で少し心もとなかったがすんなりキャンプ場に着いた。
キャンプ場で食事をしているとカッパを着けて泥んこになり疲れた様子でおりてくる人がかなりいた。 17kgのザックをかついで御沢登山口から登りはじめる。 御神木が大きい。いつもは7kgくらいしか背負わないので今回は重く感じる。 ジュース1Lと水1L、ステンレス水筒 0.7L(約1kg)は、2kgは軽くできそう。
御沢登山口 御神木(帰りに撮影)
コナラ、ブナの林の中を登っていく。長坂尾根は長くてつらい登り。所々木の根っこの下が崩れておりかなりの段差になっている。また、横峰の下は、道がえぐれており、沢状になっている。 毎年多くの人が登る為であろう。
中峰あたりから雨が降ってきたのでかっぱを着ける。(雨なので登りの写真は省略) 今回もまた雨の登山になってしまった。登山道は、雨水が流れてほとんど沢登り状態である。 峰秀水は通過。地蔵山分岐を過ぎて樹林の間をしばらく行くと急な岩場になった。大きな岩の稜線の後、剣ヶ峰のかなり長い岩場が続く。雨が降っているが登りであるので怖くはない。
三国小屋から剣ヶ峰の稜線 両側が切れ落ちている
パワーがないと厳しい。登り終えると三国小屋。ここからは、大日岳がきれいに見えるのに。10分程度休んで又雨の中を、切合小屋を目指して進む。 ここからかなりの下り、少し登ると鎖場である。登りであるのでなんのことはない。景色は相変わらす見えない。ただ歩くばかりである。 カッパも中がぬれてきた。 やっぱり新品が欲しい。
予定の時間で切合小屋に到着。
三国小屋から切合小屋へ続く稜線
三国小屋北の鎖場
切合小屋に到着
手続きをして寝るところを決めてもらう。一応50cm程の幅は使えそう。 隣の人は、梅花皮木小屋から横殴りの雨の稜線を歩いてきたとの事。 景色は全く見えなかったらしい。 小屋は、いっぱいで食事をつくる場所もない。 しょうがないからおにぎりとジュースの夕食とする。湿ったTシャツとズボンのまま寝袋に入り暖めて乾かす。
次の日も雨である。大学生らしい一団が出て行ったあと少し余裕ができたので食堂らしい所でお湯を沸かしてカップヌードルを食べる。 雨具を着けて出発。草履塚までゆるい登りであるが風が強く横なぐりの雨。
草履塚 横殴りの雨
姥権現も回りは何も見えない。 御秘所の岩場は、両側がきれ落ちており少し緊張しながら慎重に登る。 やや急な砂と岩の御前坂を登ると平らな所に出た。 霧と雨で方向が分からない。道標を見つけて本山小屋方向へ進む。注意深く道を探し本山小屋に到着。晴れていればすばらしい展望なのに残念。
本山小屋に到着し小屋で休ませてもらう。宿泊者が出発した後でガラガラ。ここで大日岳へ行くかそれとも戻るか悩んだ。リュックを置いて頂上へ行く。横なぐりの雨は相変わらずである。
頂上に着いたが、誰もいない。写真を撮ろうとすると電池切れ。戻って電池を入れ替える。小屋で天気予報を聞くがこんなもんだとのことで引き返すことにした。
飯豊山神社 ガスで展望はない 頂上へ行って下る
本山小屋
一ノ王子あたりの平らなところで水場方向へ道を間違う。おかしいと思いひきかえす。道標まで戻り正しい道を下る。
両側が切れ落ちた御秘所の岩場を下る
姥権現
草履塚のお花畑
草履塚 晴れていれば本山が見えるのに
切合小屋付近でようやく雨が上がる。 ここで飯豊山を日帰りするという新潟の安田から来た人に会う。 今年はもう五回来ているという。ザックは軽そうであるがまったくタフな人だ。
切合小屋 まだガスで展望はきかない
お花畑 マツムシソウ
三国小屋あたりでは少し展望がきくようになってきた。 でも大日岳はガスの中。
切合小屋方面から三国小屋と三国岳を望む
三国岳北の岩場を下る
三国岳から切合小屋へ続く稜線を振り返る 北方向
三国小屋から剣ヶ峰を望む 東方向
剣ヶ峰岩場取付きを下る
地蔵山かな、横峰かな
御沢登山口まで無事下りた
地蔵山の下の峰秀水で二宮から来た人に合う。 これから本山まで行くとのこと。雪倉岳、朝日岳や会津駒ヶ岳が花が多くすばらしいと教えてくださった。 来年は雪倉岳にぜひ行こう。
一日早く下りたので近くの山として西吾妻山へ行くことにした。