晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

0229   飯豊連峰 飯豊山 川入コース

2024-08-03 11:19:57 | 登山

            姥権現 この後御秘所へ続く

 

1. 期日  : 2002年8月 2~3日 曇り時々雨、曇後晴

2. メンバー  :    単独

3. コースタイム

8月2日     曇り後雨、霧

自宅4:00=東京IC,4:50=和光IC,5:17=上河内SA,6:25~35=鏡石PA,7:18~35=郡山JC 7:50=会津坂下IC,8:34=山都8:40~55=

川入キャンフ場(550m)10:10~38―御沢登山口,(560m) 10:40―下十五里711:18―中十五里11:32~47―横峰12:40~45―13:00―地蔵山分岐13:16―剣ヶ峰(岩稜)13:30―三国小屋14:18~30―種蒔山15:30―切合小屋15:45 

8月3日     曇

切合小屋5:00―草履塚―姥権現―御秘所(岩稜)―御前坂―本山小屋,6:15~―飯豊本山山頂(2105m),6:40―本山小屋7:15~23―御秘所8:10~15―姥権現8:23― 草履塚8:37―切合小屋9:01~12―三国小屋10:28~11:00―剣ヶ峰11:38―急な岩場下11:48―峰秀水12:13~20―横峰12:34 ―上十五里13:00~10―御沢登山口13:50―川入キャンプ場14:02~08―飯豊ノ湯14:31~15:47―桧原湖野鳥公園18:00 

 時間 11:55 (登り5:58、下り5: 57)、距離20.4km、標高差 2105-570=1585m、累積標高差+1820m

 

             飯豊山川入ルートコース①

         飯豊山川入ルートコース②

 

           飯豊山川入ルート標高

4. 記録及び感想

    昨年は雨が降っていたため川入まで来たが中止にした。今年は一週間早くして道路混雑を避けるとともに天気予報は晴の予報。 高速道路は渋滞もなく会津坂下ICには予定より一時間早く着いた。 郡山付近から空が曇ってきて、会津付近では雨がぱらついてきた。 飯豊山方面はガスがかかってなにも見えない。 ラジオの予報では午後から少し良くなり曇になるという。

 少し待って新しいおにぎりと弁当を買った。山都から川入までは、ほとんど車が走っていない。 川入集落からキャンプ場までは、大白布川の脇を走る砂利道で少し心もとなかったがすんなりキャンプ場に着いた。 

 キャンプ場で食事をしているとカッパを着けて泥んこになり疲れた様子でおりてくる人がかなりいた。 17kgのザックをかついで御沢登山口から登りはじめる。 御神木が大きい。いつもは7kgくらいしか背負わないので今回は重く感じる。 ジュース1Lと水1L、ステンレス水筒 0.7L(約1kg)は、2kgは軽くできそう。

       御沢登山口 御神木(帰りに撮影)

    コナラ、ブナの林の中を登っていく。長坂尾根は長くてつらい登り。所々木の根っこの下が崩れておりかなりの段差になっている。また、横峰の下は、道がえぐれており、沢状になっている。 毎年多くの人が登る為であろう。

 中峰あたりから雨が降ってきたのでかっぱを着ける。(雨なので登りの写真は省略) 今回もまた雨の登山になってしまった。登山道は、雨水が流れてほとんど沢登り状態である。 峰秀水は通過。地蔵山分岐を過ぎて樹林の間をしばらく行くと急な岩場になった。大きな岩の稜線の後、剣ヶ峰のかなり長い岩場が続く。雨が降っているが登りであるので怖くはない。

 三国小屋から剣ヶ峰の稜線 両側が切れ落ちている

 パワーがないと厳しい。登り終えると三国小屋。ここからは、大日岳がきれいに見えるのに。10分程度休んで又雨の中を、切合小屋を目指して進む。 ここからかなりの下り、少し登ると鎖場である。登りであるのでなんのことはない。景色は相変わらす見えない。ただ歩くばかりである。 カッパも中がぬれてきた。 やっぱり新品が欲しい。

   予定の時間で切合小屋に到着。

     三国小屋から切合小屋へ続く稜線

       三国小屋北の鎖場

           切合小屋に到着

 手続きをして寝るところを決めてもらう。一応50cm程の幅は使えそう。 隣の人は、梅花皮木小屋から横殴りの雨の稜線を歩いてきたとの事。 景色は全く見えなかったらしい。 小屋は、いっぱいで食事をつくる場所もない。 しょうがないからおにぎりとジュースの夕食とする。湿ったTシャツとズボンのまま寝袋に入り暖めて乾かす。

    次の日も雨である。大学生らしい一団が出て行ったあと少し余裕ができたので食堂らしい所でお湯を沸かしてカップヌードルを食べる。 雨具を着けて出発。草履塚までゆるい登りであるが風が強く横なぐりの雨。

           草履塚 横殴りの雨

 姥権現も回りは何も見えない。 御秘所の岩場は、両側がきれ落ちており少し緊張しながら慎重に登る。 やや急な砂と岩の御前坂を登ると平らな所に出た。 霧と雨で方向が分からない。道標を見つけて本山小屋方向へ進む。注意深く道を探し本山小屋に到着。晴れていればすばらしい展望なのに残念。

 本山小屋に到着し小屋で休ませてもらう。宿泊者が出発した後でガラガラ。ここで大日岳へ行くかそれとも戻るか悩んだ。リュックを置いて頂上へ行く。横なぐりの雨は相変わらずである。

    頂上に着いたが、誰もいない。写真を撮ろうとすると電池切れ。戻って電池を入れ替える。小屋で天気予報を聞くがこんなもんだとのことで引き返すことにした。

     飯豊山神社 ガスで展望はない 頂上へ行って下る

            本山小屋

    一ノ王子あたりの平らなところで水場方向へ道を間違う。おかしいと思いひきかえす。道標まで戻り正しい道を下る。

       両側が切れ落ちた御秘所の岩場を下る

             姥権現

       草履塚のお花畑

      草履塚 晴れていれば本山が見えるのに

 切合小屋付近でようやく雨が上がる。 ここで飯豊山を日帰りするという新潟の安田から来た人に会う。 今年はもう五回来ているという。ザックは軽そうであるがまったくタフな人だ。 

        切合小屋 まだガスで展望はきかない

           お花畑 マツムシソウ

 三国小屋あたりでは少し展望がきくようになってきた。 でも大日岳はガスの中。 

     切合小屋方面から三国小屋と三国岳を望む  

     三国岳北の岩場を下る

     三国岳から切合小屋へ続く稜線を振り返る 北方向

    三国小屋から剣ヶ峰を望む  東方向

       剣ヶ峰岩場取付きを下る

           地蔵山かな、横峰かな

     御沢登山口まで無事下りた

地蔵山の下の峰秀水で二宮から来た人に合う。 これから本山まで行くとのこと。雪倉岳、朝日岳や会津駒ヶ岳が花が多くすばらしいと教えてくださった。 来年は雪倉岳にぜひ行こう。

一日早く下りたので近くの山として西吾妻山へ行くことにした。

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1354   飯豊連峰 石転び沢から北股岳

2024-07-18 13:37:13 | 登山

          石転び沢出合  標高 860m       左の石転び沢へ進む

期日  :   2013年6月6~8日

メンバー :  L, Yashii、T.Ogawa 、Akky

 

コースタイム・天気 

6月6日       曇後晴

 高尾山IC10:00=吉井IC 11:15―Y宅―藤岡IC 13:00=中条IC 16:20=小国町=飯豊山荘Ⓟ(テント泊)18:00

6月7日      曇後一時雨

   飯豊山荘Ⓟ(標高406m)6:00―温身平6:20―石転び沢出合8:25―石転び沢―黒滝10:06―梅花皮小屋(泊)11:25

6月8日 曇

   梅花皮小屋5:00―北股岳5:25~40―門内岳6:20~35―門内小屋―扇ノ地紙7:00~15―梶川峰7:50―滝見場9:05~20―湯沢峰9:50―飯豊山荘Ⓟ11:15~30=川入荘(入浴)11:40~13:05=荒川胎内IC 14:00=藤岡IC 17:10=Y宅18:10~25―吉井IC 18:30=高尾山IC 20:00

  時間 11:40(5:25+6:15)、距離17.8km、標高差2025-406=1619m、累積標高差+1820m、-2230m

            石転び沢ルート1

        石転び沢ルート2

       石転び沢、梶川尾根ルート標高

 

記録及び感想

 6月6日

    新町駅でTさんと待ち合わせて出発。すいている高速道路をスイスイ走り中条ICに到着。車はほとんど走っておらず北海道の様。スーパーで弁当を購入して一路飯豊山荘へ。

 飯豊山荘Ⓟはまだオープン前で車は一台しか停まっていなかった。テントを張っているそばからブヨがまとわりつく。テントの中で夕食。三シーズン用シュラフでは暑いくらい。玉川は雪解け水がゴウゴウと流れていた。沢の音を聞き地球のエネルギーはすごいなと思いながらいつの間にか眠ってしまった。 

6月7日

 天狗平のゲートを通り温見平までブナの快適な道を行く。温身平では彼方に石転び沢と北股岳が見えた。倒木が横たわっている所や、一部崩れた登山道、崖のヘツリの厳しい道を歩き標高630m付近より雪渓に下りた。暑かった体が冷たい風に当たり気持ちが良い。雪渓に下りて歩きやすくなりなり、ゆったりと梅花皮沢を登って行く。

     天狗平のゲート、梶川尾根登山口

    温身平、沢に出る 右折すると石転び沢が見えた

          石転び沢のアップ

        カタクリの兄弟

    梅花皮沢へ下りる  標高630m(いわすげ沢下流)

         左いわすげ沢出合 標高640m 直進

         右  梶川出合  標高690m  直進

     石転び沢出合 標高860m    左の石転び沢へ 右は門内沢

   石転び沢(標高860m)に入ると急な雪渓が稜線まで見えた。かなりの急傾斜だ。30度位あろうか。ほん石転び沢(標高1210m)付近からは石が雪渓の上に現れた。黒滝付近は多数の石が転がっていた。草付き下の大岩の陰で休憩。ここから雪渓が急になり40度位になるとの事。地形図からは35度と算出。ここまでは幸い落石には遭遇していない。

    ここから急斜面を休まずリーダの踏み跡について一気に登ると雪渓がゆるくなり梅花皮小屋に到着。予定した時間より早い。 

    左がほん石転び沢  標高1230m   直進

         左がほん石転び沢  直進

                        草付き付近の大岩 標高1490m

       急斜面を登る  下を見ると怖い  踏み跡をたどる

      梅花皮岳小屋が見えて来た

      最後は左にトラバースして小屋に上がる

   小屋付近はハクサンイチゲやハクサンコザクラなどのお花畑。近くの治二清水に行き喉を潤す。雷が鳴って、夕方に雨が降るとの予報から本日は梅花皮小屋に泊まることになった。我々三人の貸し切りでザックの中身を広げてくつろいだ。

       小屋から梅花皮岳を望む

        小屋近くの水場 治二清水

        お花畑  ハクサンコザクラ

        ツクモグサ

6月8日

 朝起きると雨が降っていたが天気予報は雨が上がるとのことで安心してyYashiiさん特製の卵入りオジヤをいただく。

    雨が小ぶりになり予定通り北股岳に向けて出発。雪渓の際を登り頂上に着いた。雨も上がって展望が良くなってきた。南東には飯豊本山、南には大日岳が残雪のまだら模様のきれいな姿を見せていた。北西には二王子岳や二つ峰が見えた。北には門内岳と門内小屋、その北には本日下る梶川尾根が見えた。

              北股岳山頂

        山頂から飯豊本山など

            大日岳

       二王子岳、二ツ峰、一ツ峰、滝沢峰

            門内岳方面

          北股岳山頂

     門内岳と門内小屋

          門内岳山頂

   門内岳山頂から地紙山、胎内山、扇の地紙

    門内岳山頂より本山、梅花皮岳、北股岳

    扇の地紙から地神山、朳差岳方面

    ミネ桜やお花畑を見ながら門内岳を通り扇ノ地紙に到着。柱はあるが道標はなかった。天気が良くなり蒜場山や二王子岳がくっきりしてきた。

         扇ノ地紙

             扇ノ地紙より地神山、朳差岳

        扇ノ地紙より梶川尾根に入る

    梶川尾根から梅花皮岳と北股岳

    ここから雪渓を下り梶川峰に到着。付近にはムラサキヤシオやイワウチワが咲いていた。急斜面を下ると緩い雪渓の道となり滝見場に到着。南には7段270mと言われる梅花皮滝が見えた。南西には急斜面の石転び沢が見えた。ここから見ると角度が45度あると言うのは納得できる。

 しばらくしてガラガラゴ―と言う雪崩と落石の音がした。やはり石転び沢は怖い所だ。

          梶川峰に到着

       ナイフリッジの尾根  滝見場上

   滝見場より梅花皮滝  7段270m

 

         滝見場より石転び沢と避難小屋  かなり急坂

      標高950m鞍部より湯沢峰へ登り返し

           湯沢峰 標高1021m

    さらに急斜面を下るとピンクのかわいらしいヒメサユリが咲いていた。下るにつれて多くなり、登山道近くにもかなりの数が咲いていた。なかなか見られない花に出会えて感激した。

    あちらにもこちらにも咲いていていつの間にか天狗平ゲートの下山口に到着した。駐車場には行く時なかった車がたくさん停まっていた。改めて人気の山であると実感した。

            ヒメサユリ

          ヒメサユリ

      最後の急坂を下る

       梶川尾根登山口に着いた

        天狗平のゲートに無事戻った

 川入荘で露天風呂に入り、おいしい蕎麦を食べて帰路に着いた。

 

 

 

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0921  飯豊連峰・胎内口から、北股岳2025m、梅花皮(かいらぎ)小屋、杁差岳

2024-07-05 17:11:59 | ハイキング

         地神山から頼母木小屋(小さく見える)、朳差岳(右上)

期日 : 2009年8月11~12日

メンバー:   Akky 単独 

コースタイム・天気

8月11日  曇り後雨

 新潟市4:07=奥胎内ヒュッテ駐車場5:17~50(マイクロバス)=足の松尾根登山口(467m)6:00~10―姫子ノ峰(6:50―滝見場7:40―イチジ峰8:45~55―大石山9:40~45―頼母木小屋(昼食)10:10~11:00―頼母木山(1720m)11:23―地神山11:58―胎内山12:23~32―門内岳、門内小屋12:45~13:00―北股岳(2025m)13:30~40―梅花皮(かいらぎ)小屋14:10

8月12日  曇り

 梅花皮小屋5:15―北股岳5:40~50―門内岳(ブロッケン)6:30―地神山7:25~30―頼母木山8:05―頼母木小屋8:10~20―大石山8:50~9:00―鉾立峰9:30~35―杁差岳10:00~25―鉾立峰10:54~57―大石山(昼食)11:25~12:07―水場上12:55~13:05―姫子ノ峰14:00~10―登山口14:40―奥胎内ヒュッテ15:20~45=クワハウス胎内16:20~17:00=新潟市16:04

  時間16:33(7:10,9:23)、距離30.5km 累積標高差+2770m  標高差2025-350m=1635m

                         足ノ松尾根登口から朳差岳、地神山ルート_1

                   地神山から北股岳、梅花皮小屋ルート_2

         奥胎内ヒュッテから朳差岳、北股岳、梅花皮小屋ルート標高

 

記録及び感想

8月11日 曇後雨

 10日から山に登る予定であったが、天気が悪く一日遅らせた。11日の予報は、晴れ後曇りとのことでいさんで出かけた。奥胎内ヒュッテには予定より早く5時17分に着いた。5時頃に静岡で地震があり自宅は震度4とのことで問題ないとして登った。

 奥胎内ヒュッテからマイクロバスに乗せてもらって足の松尾根登山口まで送ってもらう。

         足の松尾根登山口

 登山口から5分程ブナ平の道を行くといきなり木の根っこの出た急坂に差しかかる。暑くて汗がふき出てきた。先に行った人か鈴を鳴らしながら登っていく。姫子ノ峰で休み大石山方面を振り返るとガスが掛かり見えない。今日も天気予報ははずれとがっかりする。

  ブナの根っこの最初の急坂

 

 両脇が切れ落ちた岩場を通り、滝見場に着くとようやくゆるい登りになってきた。この辺からパラパラ小雨が降ってきた。ここで引き返すか考えたが半分登ったので登ることにした。イチジ峰で雨が上がった。しかし暑い。汗がボトボト落ちる。山が低いせいか暑さは変わらない。西峰の後にすぐ大石山に着いた。ガイドブックのコースタイム5:00の所3:43であった。しかし周りはまったく見えない。

        一回目の岩越え

       姫子ノ峰  アップダウンが始まる

      二つ目の岩場 岩渡り

        イチジ峰  大石山まで300m登る

       大石山稜線に出た

    大石山にて (この後天気が悪いので11日は写真はない)

 

 頼母木小屋までマツムシソウ、イブキトラノオなどの高山植物を見ながら歩く。又雨が降ってきた。

 地神山、門内岳、北股岳と雨の中歩くだけで展望もなくつまらない。門内小屋に12:45に着いたが早すぎるため北股岳を越して梅花皮山荘まで歩いた。ここでは石転び沢の雪渓が見えるはずであるが何も見えない。雨が本降りになってきたので時間は早いが、梅花皮山荘に泊まることにした。晴れていれば、御西小屋まで行けたのに残念である。

 

8月12日   曇り

 梅花皮山荘宿泊者は8人で、地元山形の人は、春に冬虫夏草を採取して一回で10万円程儲けたとのこと。趣味と実益を兼ねての山登りは羨ましい。

 本日は奥胎内ヒュッテまで戻る。雨は降っていないが相変わらずガスで見えない。北股岳の急な登りをヒメシヤジンなどの高山植物を見ながら登っていく。ようやく少しずつ晴れてきた。北股岳山頂では大きな虹とブロッケンが見えたが周りの展望はない。残念。

   朝7:17      梅花皮小屋より北股岳山頂を目指して出発

       梅花皮小屋より北股岳を望む

       北股岳山頂直下より石転び沢方面

    北股岳山頂  虹が出て来た

    北股岳山頂からブロッケンが見えた お花畑も見える

 緩い稜線を下ると門内岳。ここもガスでも展望がない。梶川尾根分岐(扇の地紙)でようやく少し見えるようになってきた。地神山南より北股岳方面と頼母木小屋方面も見えるようになってきた。なだらかな稜線である。頼母木山でこんこんと流れる水をいただく。おいしい水である。

    門内岳山頂   祠と鳥居があった

        地神山より門内岳、北股岳方面を振り返る

   地神山南から頼母木小屋方面、右上は鉾立峰と朳差岳

    タカネマツムシソウ 頼母木山付近

        貴重なイイデリンドウ

     飯豊のオアシス 頼母木小屋

          大石山付近のお花畑

     大石山付近の御花畑 マツムシソウとハクサンイチゲ

 大石山にザックを置き一緒に歩いてきたSさんと杁差岳を往復する。140m下り、また150m程登り返すと鉾立峰だ。疲れたがさらに80m下り登り返すと杁差避難小屋が見えてきた。北海道の牧場のようなかわいらしい小屋である。タカネナデシコ、マツムシソウ、イブキトラノオ、マルハタケブキ、ギホボウシ、トリカブトがここでも咲いていた。昨年からの念願であった杁差岳に着いた。ここでも展望はきかなかった。又来年来いということであろうか。

           鉾立峰にて

           朳差岳に登る

     朳差岳のお花畑

     シラネニンジン、タカネナデシコ

       タカネマツムシソウ

 梅花皮小屋から一緒だった佐々木さんは最後に予定していなかった杁差岳に来ることができたので感動していた。きつい鉾立峰と大石山を登り返した。山を降りるときになって天気が回復してきて熱くなってきた。

 

 

          朳差岳にて

        朳差岳山頂から

   鞍部より帰りの帰りの鉾立峰を望む

     お花畑 マルハタケブキ

 滝見場、姫子ノ峰と急な松の根っこの急坂を下った。足の松尾根は登りも疲れるが下りも急で緊張して降りなければならない。

     足の松尾根登山の下り 下は急坂 慎重に下る

     イチジ峰より大石山を望む

     滝見場より  大きな滝

     姫子ノ峰より大石山

      頼母木大橋から

 胎内のロイヤルパークホテルの露天風呂が終了していたためクアハウス胎内で風呂に入って帰った。

 来年の天気が良い日に最高峰大日岳まで往復してみたい。

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1024  花の二王子岳

2024-06-21 16:46:36 | ハイキング

      奥ノ院跡から避難小屋を望む

 

期日 : 2010年6月11~12日

メンバー : (L)K. WATANABE、(SL) M. SAITO、T. Onaka、F. HAGIWARA、Akky   計 5名

コースタイム・天気 

    11日  晴

  平塚駅20:30=新発田IC 1:30=道の駅加治川(仮眠)1:40

   12日  晴

      道の駅加治川6:35=二王子神社登山口7:05~20― 一合目7:50―神子(みこ)石8:15― 一王子神社(避難小屋)8:30~ 50—四合目9:18―定高山(五合目)9:35~50―油こぼし(七合目)10:50―三王子石祠11:25ー山頂11:40~ 12:20―定高山13:50― 一王子神社14:20~30―登山口15:25~45=魚沼市西名(青雲館)17:45   

     時間6:50(登り3:25、下り3:25) 距離11.0km 標高差1420-300=1120m 累積標高差+1120m

                  二王子岳ルート

         二王子岳ルート標高

山行記録

  華麗なるお花畑と飯豊連峰の展望を目的とした。 2005年5月3日に次いで二回目である。

 新発田から県道202号線に入り道標を頼りに二王子神社に着いた。すでに駐車場は満車に近い。人気が高い山をうかがわせる。

]

           二王子神社  左脇に登山口がある

 神社の脇の沢に沿った杉林の中の道を登って行く。20分程登ると一合目(490m)に到着した。ブナなどの雑木林となり緑がすばらしい。天気が良いがむし暑い。

  急坂を登ると神子石の巨岩(575m)が出てきた。すぐ上に(600m)に水場があった。汗を拭きながら急坂を登ると一王子小屋(三合目)に着いた。立派な小屋で近くに水場もあり避難小屋として宿泊が可能。

        一合目 490m付近の雑木林

       神子石 標高 1575m

                   二合目水場 標高 600m

     三合目  一王子避難小屋付近のタニウツギ

                        ツバメオモト

  暑くむれるため衣服を調整しエネルギーを補給して出発した。タニウツギやサンカヨウ、イワカガミ、イワウチワなどの可憐な花に癒される。期待した通りこの時期は花が多くすばらしい山だ。

            三合目 一王子避難小屋 水場あり

      避難小屋付近のサンカヨウ

        標高900m付近のイワカガミ

          定高山手前 可憐なイワウチワ

           スミレ  定高山にて

  40分程緑の林を登ると8m程の柱が立っている定高山に着いた。冬の積雪量を測るため0.5mきざみの目盛りが記してある。ミヤマカタバミ、シラネアオイなどの可憐な花が出向かえてくれる。雪が消えた所にはショウジョウバカマが咲いており、雪が解けて池になった所(鴨池)にはモリアオガエルの卵があった。残雪の窪地をキクザキエチゲやカタクリの群落を見ながら登って行く。

        五合目定高山 標高995mで一休み

          ミヤマカタバミ 1090m付近

         ショウジョウバカマ

           ヤシオツツジ

         鴨池 標高1140m モリアオガエルの卵 

              標高1140m付近 雪が出て来た

             キクザキイチゲ

         1170m付近の雪渓

      標高1200m付近のカタクリ

            頂上が見えた

  窪地から油こぼしの急坂を登ると清純可憐なタムシバが迎えてくれた。カタクリやシラネアオイの群落が続く。坂がゆるくなって稜線にでると左手前峰に赤い蒲鉾型の頂上小屋がみえると三王子石祠に着いた。

     七合目標高1260m 油こぼしの急坂

     標高1300m付近のカタクリの群落

           可憐なタムシバ

    三王神社より二王子岳避難小屋を望む

        三王子神社 標高1365m

         奥ノ院跡より避難小屋を望む

  石の台座だけの奥ノ院跡を過ぎて10分程で頂上に着いた。青春の鐘と立派な山頂標識があった。

頂上は人が多く驚いた。東方向は霞んでいるが飯豊連峰が見えた。杁差岳、大石山、頼母木山、北股岳、大日岳がずらりとならんでいる。飯豊山は霞んで見えない。天気が良いと北方向には朝日連峰が見えるとの事。西側の日本海側も良く見えない。でもこの時期これだけ見えるのはすばらしい。

        二王子岳山頂 青春の鐘 後ろは飯豊連峰

          山頂からのパノラマ①

           山頂からパノラマ②

      奥の院にて 飯豊連峰をバックに 名残りを惜しむ

 展望を満喫し、おいしいおにぎりを食べて二王子神社へ下った。

           六合目ヤシオツツジ

       六合目付近から山頂を振り返る

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0515  残雪期のニ王子岳 (1420m)

2024-06-17 18:01:01 | ハイキング

                 麓の加治川から眺めた二王子岳

 

期日 : 2005年 5月 3日  晴  

メンバー :  Akky 単独

コースタイム  

 新潟6:20=ニ王子神社駐車場 300m, 7:19~25―ニ王子神社7:30―神子石―二合目水場8:05 ―三合目, 一王子避難小屋 8:18―四合目―五合目,定高山(電柱)8:52―鴨池(今回は雪の下)急坂上9:12―六合目9:17―七合目油こぼし1260m,9:32―ポール(三王子石祠)9:45―奥ノ院跡―山頂1420m,10:04~11:10―六合目11:46―定高山(電柱)11:54―一王子避難小屋12:14―二合目12:34ーニ王子神社12:50—駐車場13:00~10=ニ王子温泉13:30~14:00=新潟15:15 

 時間4:15(登り2:34、下り1:40)(標準4:00+2:30) 距離11.0km 標高差1420-300=1120m 累積標高差+1150m

                       二王子岳ルート

          二王子岳ルート標高

記録  

 五月の連休に新潟に帰省する。一日目は田植えの手伝いをし、二日目は手伝いを免除してもらって飯豊山展望の山ニ王子岳に登った。5時半に起きて苗を車に積む手伝いをした後、地図を見てカーナビに中田屋付近を入力して出発。

 新潟バイパスを新発田入口で降りればよかったのだが、東港でおり、旧7号線を北上する。新発田駅前を左折し五十嵐野公園付近を通り中田屋付近に到着。近くにいた農家の人にニ王子神社を尋ねて登山口に到着。カーナビには道が載っていない。

    登山口駐車場は既にいっぱいの状況。端に止めて出発。二王寺神社は本日祭りとのことで車は入れない。神社に登山の無事をお祈りして出発。神社にはまだ雪があるが、新緑の若葉がきれい。

               二王子神社駐車場

          二王子神社 本日はお祭り

 ちょうど通りかかった人と一緒に神社の脇の杉林の中の沢伝いに登る。途中二ヶ所沢を渡る。雪が解けたせいか道はグチャグチャ。一合目から少し急になり、二合目の水場に到着。

 だんだん急になり、粟ヶ岳や飯豊山の登りを思い出す。回りには可憐なイワウチワの花が咲いていた。大きな石の間を通ると雪が少しずつ出てきた。雪になり歩きやすくなった。少し急な坂を倒れた木の枝をくぐると三合目、一王子避難小屋に着いた。北西の方向に平野が見えた。新発田の町かな。 北には雪が解けた湿原があり水芭蕉が咲いていた。

       二合目に咲いていたイワウチワ

           三合目(一王子避難小屋)

      一王子避難小屋の上を登る 新発田の町が見えた

 右側が坂になったヘツリの道を登っていく。坂を登ると電柱が立っていた。なんだろうと思って近づくと積雪の高さを図る柱であった。本日は、1mの残雪である。定高山と判明。

           定高山への登り

         五合目定高山994m

        定高山上の急坂を登る  1040m

            急坂上の1090m付近 坂が緩くなった

 ゆるい坂を登ると吹雪の時の目印でである5m程のポールが立っていた。左側には、雪の山が見えた。五頭山(南西)、蒜場山(南)と思われる。西側には、平野と海(東港)が見えた。右側には少し高いこぶが見えた。右に曲がってこの坂を登る。かなり急な坂であるが、前の人がつけてくれたステップを登っていく。アイゼンは、いらない。

 坂の上は平らになっており、右側(南)には蒜場山が今度はきれいに見えた。またゆるい坂を登ると六合目であった。

       六合目から五合目方面を振り返る

       新発田聖篭方面、佐渡島、淡島ははっきり見えない 

 少し下ると急な坂が表れた。しっかり踏み跡付いている。ステップを登ると七合目油こぼしの標識があった。

     七合目 油こぼし 標高1260m

        油こぼしの急坂

       油こぼしを登り切った稜線1270m付近

 藪を過ぎると平らな丘に到着。ここで休んでいる人の脇に行き一緒に休む。話を聞くと15分くらいで頂上につくとのこと。よく見れば左の上の山の上に黄色い小屋が見える。ゆるい雪の坂を快調に登っていく。しばらくすると左に夏道が出てきた。でもトレースは雪の坂をまっすぐ登っていく。トレースをたどっていくと少し右側の雪が無くなり狭くなってきたので左の藪に入り気象観測装置に着いた。目の前に山頂の黄色い小屋と青春の鐘が見えた。ゆるい雪道でアイゼンもいらず楽しい山登りであった。

    三王子神社(標高1330m)から山頂小屋を望む(小さな赤い点)

        山頂避難小屋

 頂上に着くと胎内川をはさんで (右から)大日岳、北股岳、飯豊本山、烏帽子岳、北股岳、地神山、鉾立峰、朳差岳、前朳差岳が見えた。少し霞んでいるがすばらしい展望だ。夏には朳差岳に登ってみたい。

 鐘の下の雪原に降りて俵屋で買ってきた岩海苔のおにぎりを食べる。普通の海苔と違っていい香りがする、しかもおいしい。やはり海の幸は新潟がおいしい。南には、二本木山、北には胎内ヒュッテに下る道が見えた。いつかはここを下りたい。

       山頂の青春の鐘と飯豊連峰 展望盤

 名残惜しい飯豊山に別れを告げて下り始める。山スキーの人も同時に滑り出す。スキーの靴で登ってくるのは大変だろう。でも滑るのを見ていると少しやってみたくなった。帰りは雪の下り坂をスイスイ下る。油こぼしの急坂では少し慎重になった。地元の人はなれているのか下るのが早い。

     北東の1304m峰と前杁差岳 飯豊連峰の展望

         前杁差岳から地神山

         地神山から大日岳

      大日岳から二本木山(南方向)

       二本木山から蒜場山  11:10から下山開始

 中にはカッパのズボンをつけてシリセードで下る人もいた。こちらは、滑りが悪いが登山靴のスキーだ。どうやら雪の坂になれてきたようた。順調に下ってニ王子神社についた。祭りの吹流しがはためいていた。キャンプ場にはバーベキュウをしている人もいた。

          六合目 標高1160m

         一王子避難小屋付近まで下りた

            二合目水場

        二王子神社まで戻った。

 ニ王子温泉に入り帰路についた。帰るとき見たニ王子岳は白く耀く白銀の山であった。

    

                加治川から見た二王子岳

              加治川の桜と二王子岳

 

 

 

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