КFCを出て、DJへ行こうかと言ったらRは店に戻ると言う。
友達が待ってるって。
どういうことよ?
Rはひとり暮らし。
けど家が同じ方向の若手ボーイ君たちと一緒に帰ってタクシー代を負担してるらしい。
やるな、男前。
イヤ、見た目はおサルさんなんだけど。 ←Rよ、こんなことも言われてるぞ。
トワイライトまで送るよ、と言って俺も同じ方向に歩き出した。
店にカコイイコ入った?
写真撮って送ってー。
今度紹介してー。
とか、なごやかな会話。 ←そうか?
歩きながら、Rは何か思いついたように突然、
『リュウ! 一緒に住もう!』 って。
なんでやねん。
『この先に1ヶ月5000バーツの部屋がある。そこに住めばひとり2500バーツ!』
じゃあ俺の彼氏どうすんだよ。
『彼氏も一緒なら・・・ もっと安くなる! ひとり1500バーツくらい』 ←論点がもうおかしい。
言うてるRは楽しげでかわいかった。
そゆこと言って遊んでるだけ、本意じゃない。
彼女の話を聞いたせいか、
なんとなく幸せオーラに包まれてるように見えた。
俺のポジションと入れ代わろうとする彼女に嫉妬やわ。 ←全然思ってない。
マジいいヤツなんだけど彼氏とか工ロな対象ではない。
友達にいてこそ存在価値MAX発揮の素晴らしいヤツ。
トワイライト前へ来るとRが働く店の呼び込み君が。
ゴーゴー抜けて来たのかと思ってたら今日初めて会ったっぽい。
出勤日じゃなかったのか?
俺はファミマへ行くと言ってそこで別れた。
ここからもちょっとずついろいろあって話が長かったんですが、
Rに次の展開が出来たので一気にハショって後半へ。
Rはゴーゴーを辞めて、タクシーの運転手になった。