流のバンコク・ゲイパラ白書☆リターンズ(゜∀゜)ノ

流(りゅう)の単純で軽いバンコク・ゲイ体験記。 ヨロシク!

⑦きっとこのまま砕けない縛術

2009-09-30 | レンアイ物語
 
結局、頬キスにとどまって終わった。


フロアに戻ってからはCを見ることはなかった。
最後までいて、ボトルキープ。

もう帰ったと思っていたら・・・

帰りのラチャダーでタクシーを待ってると、Cのグループと一緒になった。

こっちは3人、向こうは4人。
全員知らない顔の青年だった。


後から来たCたちは、少し離れた場所で立ち止まった。
こっちが先に帰るのをそこで待つ気らしい。


目が合った俺にCは笑って、彼氏なのかと聞く感じで俺の横を指差した。

小さくうなづく。
あまりに反応するのはヤバイ。


Cの友達がひとり、俺のことを聞いてるっぽい。
何て答えてるのか聞いてみたい。
が、聞けるはずもない。


タクシーが前で止まった。

友達が乗り込む。
彼氏の背中を軽く押して、先に乗せる。

その一瞬のタイミングでCに振り返った。


Cも俺を見ていた。
肩にかけたカバンの手をパタパタと振って笑ってる。

すげぇ嬉しかった。


俺も小さく手を上げる。
 
今度はCの友達も手を振ってる。


かわっ! ←軽い軽い。


タクシーに乗り込んで3人で帰る。
大渋滞。

いつもならイラつく進まない道も、
今日だけはゆっくりとCを思い出す時間。 ←横に彼氏。


懐かしかった。

いつかまた会いたいと思ってた。

想像以上のイイ男になってて嬉しかった。 


その後も会いには行かなかったけど、
一度店の前を通ったときに、レジの前で立ってるCを見た。


・・・めっさカッコイイ。


あの顔とスタイルで彼氏がいないなんて、ありえん。
あやうく騙されるとこだった。

あぶねぇ、あぶねぇ。


そう思っといたほうが負担が少ない。 ←ヘタレ心理。


最後にもっかいBLEネタ入れようと思ってたけど、何も出んかった。 ←シメそっち?


⑥水の月

2009-09-29 | レンアイ物語
 
そうか、見られてたか・・・ ←高速で次のセリフを検索中。


それが分かってて俺といるとは。
カウンターパンチ喰らった気分やわ。


『あぁ、彼氏と友達と来てる。Cは?』

あくまで平静、サラリと軽くは鉄則だろ。
彼氏はいると答えるのも鉄則。

それと、即座に聞き返すのも絶対だろ。


『友達3人と。今も彼氏はいないから・・・』

微妙な空気出すなよ。
どうせ深い意味はないクセに。 ←分かってる。


『明日の夜もココに来る? 来る?』

かわっ! ←分かってない。

けど確か・・・
最初にホレたときもこゆのにオチたな。

けどヤラしてくれなかったし。 ←根にもってる。


特に意味なく色つきの詠唱ハキをしてしまう無邪気さが迷惑な天然タイ人。
それ自体が強い破壊力を持ってることに本人は気付いてない。

俺の攻撃は防ぐクセに向こうの呪術は直撃してる。
これ以上は危険やわ。


でもヤルだけならヤリたい。 ←まだ立ち去れない最大の理由。


『忙しい? 来る? ダメ?』

うわぁ・・・ めっさかわー。

でもタイ人のこういうところもキライだ。

自分からソブリを出して誘っておいて、
実際の気持ちはどこにあるのかワカラン。 ←実はどこにもなかったり。


言うてる本人自身が来る気あるのかどうかなんて、
そんなもん明日の気持ちと天気次第。

延長戦が見えにくい瞬間勝負の恋愛戦で再戦登板は奇跡やわ。


『明日はダメ。彼氏とシーロム行く約束だから。』


Cは上を向いてシラケたように薄く笑った。 ←なるわな。


⑤鏡の花に砕かれる瞬間

2009-09-27 | レンアイ物語
 
↑呪術に砕かれてるとても嬉しそうなRクン。

 
もう15分は経ってるはず。


実は、ハラハラしていた。


この日、俺は彼氏と来ていた。
これ以上長くなると様子を見に来るんじゃないか・・・

そんなイヤな緊張感でアセッていた。


そろそろ戻ろうか? ←ビビッてる。


Cもこれ以上の話はなさそうだった。
最後に、携帯番号を聞いてきた。 ←めっさ社交辞令的に。


やっぱ彼氏いるのか聞いてみたい。

いたら、ヤだな。
だけどいないって言われても困る。

その後に自分から何か言わなきゃいけないような気がする。
フーン、で終われないなら聞くのは避けるべきか・・・


携帯持ってない、と答える。 

『じゃあまた店に会いに来て! 今は□□の○階で働いてるヨ』

カッコよすぎてイヤやわ。

絶対俺はだまされてる。
コイツの笑顔は危険だ。

前だってヤラしてくれそうでくれなかったし。 ←そこ?

自分から激キスしかけといてその先はダメって、
優しい俺だから許したけど普通のヤツなら殴られてるぞ、お前。 ←そんなことはない。


『最後にキスしてよ、前みたいに。』
と言ってみた。

今さら断ったりはしないだろ、子供じゃないし。
そんな軽い気持ちで聞いたつもりが・・・

『彼氏と来てるでしょ? フロアで見たよ』


俺、硬直・・・


④有する能力(絶対催眠

2009-09-27 | レンアイ物語
 
今もサイアムで働いてるらしい。


ファランのお客さんも来るからがんばって英語を勉強した、
前は俺とうまく話せなかったけど、今なら思ってることが言える、って。

ウマイわ。

だまされないけど。


そう思ってても心が揺れる。 ←揺れとんのかい。


お姉さん元気? 
まだ一緒に働いてる? 
今もふたりで同じところに住んでる? 


俺からの話はそんな感じ。


なんとなく、彼氏がいるかは聞きたくない。
俺も聞かれたくない。

関係ない話で意味のない遠回り、そんな会話。


Cもまたフツーに笑いながら話を続ける。

昔話や近況を、表情を変化させながら楽しげに話す。

カッコイイわ、昔以上に。
Cが笑うたびに少しずつ自分がオチていくのが分かる。


俺のことどう思ってんだろう。

もしかして・・・?

たぶん?


もし俺が付き合おうって言えば・・・


ウンと言ってくれそうな気がする。
そのまま笑ってうなづきそうな気がする。

今すぐこのドアを開けてズボン脱ぎそうな気がする。 ←気のせい。


それこそが・・・


タイ人の声と微笑みの罠。 ←分かっててもかかる絶大催眠効力。


③これは、もしや

2009-09-26 | レンアイ物語
 
混んできた鏡の前から奥へと移動する。 


個室内で電話してたらしきコが出てきて、笑顔でドアを支えてくれる。

Cとふたり、入らないよと笑ってそのコに告げる。
そのコも微笑みながら手をあげて去っていく。


・・・そうか、入りたかったのは俺だけか。 ←気付いた温度差。


けど個室前にいるのを他の人に見られたらここでためらってると思われる。 ←何をよ?

だから、ホラ♪ ネ? ←何がよ?


そんな俺の動きを察知したかのように、反対側の壁にもたれて話し始めるC。
やるな、お前。

すばやく俺の誘攻術を遮断するとは。


これは


もしかして


・・・八十一のダンクウ! ←続いてたBLEネタ。


八十九番以下の攻撃を全て防ぐという鉄壁の詠唱。
それが出来るということは隊長クラスか。

こうなったら俺のザンパクトウを解放して・・・ ←下ネタやないか。


違うわ!


あ、早く話進めろと? ですよね。


あらためて、整った顔立ちだと思う。

背が高く、特徴ある口元が色気を増していた。
笑顔の真意は読み取れないけど、めずらしくよくしゃべるCはキレイだった。

話しながら、何度も見とれた。


だけどそれが言えない俺はどこか悔しかったらしい。


えぇ・・・ 突然終了って

2009-09-26 | リュウノ見解
 
Dee-Aさんのブログが終了した・・・。


俺の数少ない仲良しグメンバーさんだったのに。
寂しい。

別にやめなくてもイイじゃん。
毎日更新しなくてもいいんだし。

Seaさんだってホラ、10日に1回とかだよ? ←とても気まずい使われ方。


別ブロで復活するのをマジで待ってまス。
それまでSeaさんとこを伝言掲示板として使うことにして。 ←勝手に。


あ、パタヤは案内してくださいネ。
オゴる約束もそのままだし。
俺も楽しみにしてますから。

Deeブロは消さずにそのまま置いといてくれると嬉しいです。


レンアイ物語のつづきは夜にでも更新しまス。


②虚恋園

2009-09-24 | レンアイ物語
 
3年ぶりくらい。
(過去ログどこかに。

大人になった顔立ちとスタイルに、イイ男の雰囲気をまとっていた。


まさか話しかけてくるとは思わなかった。
ただの挨拶くらいで終わると。


別にそれでいい。
正体が分かれば今さらどうしたいってこともない。 ←ウソです。

ここでヤろうって言われたらヤるけど。 ←ヤんのかい。

そうじゃないなら無意味な番号交換とかの面倒なことはイヤだ。


が、意外にもCは愛想がよかった。

『ハイ! 今もバンコクにいるんだ?』

フツーに話しかけてきた。 
ビックリした。


『全然会いに来てくれなくなったね?』

タイ人のこういうところがキライだ。

そんな気もないクセに気持ちがあるようなことを言う。
自分は想ってたけど相手から去ったような言い方をする。


それを言ってる今ですら心はカケラもないクセに。


そゆのを信じて何度バカを見たことか。

何度ツライ想いをしたことか。

どれだけ耐えたことか。

だいたいお前らは・・・ ←そろそろどうでもいい。


お前らって言ってスイマセン。 ←即謝りかい。


少し巻き戻し。


英語が話せるようになっていたC、昔よりも会話がスムーズに進んだ。


砕けろ・鏡に映る恋愛呪術

2009-09-23 | レンアイ物語

トイレに、カコイイコがいた。


場所はラチャダー、Gスター。 ←けっこう前の話デス。


鏡に向かってる背中がすでに美麗の雰囲気。 
背が高く、
染めてる髪にゆるやかなパーマ。


手を洗ってるってことは・・・ 


シマッタ! 遅かったか! ←何がよ?


しょうがない。
チ○コはあきらめて顔だけ見とくか。 ←まっすぐな気持ち。


前髪がジャマでよく見えないけど、絶対カコイイ!

鏡越しの角度を考えて、少し移動。
微妙に位置を調整しながら顔をさぐる。


手を洗い終えた青年。
前髪を整えてる。

鏡越しに目が合った。


ア! って表情・・・?


そのまま俺に振り返った。


ニコッと笑った・・・?


声には出さず、何か語りかけてる気がする。
それが心に聞こえた。


これは


もしかして


・・・テンテイクウラ? ←まさかのネタオチ!


*注意*
分からない方スイマセン、マンガのBL☆ACHの術です。
今日のタイトルも分かりやすくパクッときました。
詳しくは全巻読んでネ。 ←全部かい。


七十七のエイショウ破棄とはさすがだな。
おそらく副隊長クラスかそれ以上。


・・・あ、もういいですか?


まさかね。

全然気付かんかった。


Cだった。 


③自分じゃなくて人のためなのよ!編

2009-09-22 | マジギレ警報


人を利用するのは人として当然、と思ってる彼女。 ←何が悪いのよ、うふ♪


そんな人間性はオフ会に向けても見事に発揮されていた。
人の名前フル活用でメンバー召集にいそしむ。

『○○さんのための交流会を開きたいと思います!』 ←イヤラシすぎやろ。


オフ会大好きで出会いにもがめつい彼女の隠し技。 ←隠れてない。
自分が集まりたいからではなく
集まってあげましょうよ、というニュアンスを使っての誘い込み。


バレてるのに。 ←計算高いわりに読みが浅い。


そこに連続技の

『○○さんの楽しい話が聞けます!』
『ぜひみなさん集まってあげてください!』

なんかも追加フレーズの合わせ技。


かわされてるのに。 ←得意技のわりに完成度が低い。


しかも当然のように、幹事を買って出る。
というよりも
実際は自分が中心で主催で主役、でないと露骨にイヤな顔をする。


なのに本人は、

『人のために一生懸命がんばる私♪』

の過剰演出をものすごく分かりやすく出してくる。


それが逆効果だと教えてあげたい。 ←欲深いわりに言動が浅い。


ガッツリ典型のがめつい肉食系女がオフ会に燃えるとこうなる図式。
そんな彼女の話をいまだに聞く。


人を利用しながら人のためと言い張るヤリ口は今も変わらずご健在のようで。