流のバンコク・ゲイパラ白書☆リターンズ(゜∀゜)ノ

流(りゅう)の単純で軽いバンコク・ゲイ体験記。 ヨロシク!

⑩それで、終わり。

2009-01-31 | レンアイ物語

*終われなかったのでもっかい更新。 ←毎度グダグダな感じで。


Mに頬キス。

全く動じることなく、もう分かったから、みたいなウンの返事。
もう一度頬キス。
またうなづくだけ。


何度もこうして出会えるのは何か縁があるはずなんだけど・・・

そう思ってみても、続きそうな道がどこにも見えない。
こうして何もないまま偶然だけが向き合う関係なのか?


「次会えたらMの部屋に行く、OK?」

流れでそのままうなづくかなぁ・・・ 
と思ったら、動かず。

意識はしっかりしてるのね・・・。 ←作戦失敗。


帰るよ、またね!とMの耳元に言った。
Mは軽く俺の手にふれ、そのまま掴むかと思ったら引っ込めた。
何かの意思表示かと思ったけど、顔を見ると引き止めてくれるワケでもないらしい。

これで、終わり。


また駅に行けば会えると思うけど、会ってどうという話がない。
俺のことどう思ってるだろう、というほども深い場所にいるはずもない。
きっともう忘れられてる。それくらい。


それからMとは一度も会えない。


⑨NEED NOBODY

2009-01-31 | レンアイ物語
 
派手に響き渡る音楽に反して退屈そうなM。

なんでつまらなそうなんだよ? 
俺に会えなかったから? ←おそろしく前向き。


Mの友達は、ほっといていいから、と冷たい。
クラブでこんなテンション低いタイ人って・・・

なんかウケるし! ←またかよ。


「M、彼氏いるの?」
Mは少し遠い目をして、それから伏せ目がちに何か言った。

フロアの音響で声が届かない。
聞き返すと小声で、
「ボーイフレンドってものに興味がない、誰もいらない」 

そう宣言されると次に続ける言葉が出ない。

Mの友達は、ほっといていいから踊ろう!とノリノリ。
暗い友達よりも楽しさ優先、それでこそタイ人だろ。 ←それも違う。


もう時間がない。

携帯番号渡そうかどうしようか・・・
って、
どう考えてもMが俺に電話してくることはない。

それが読める出会いだったし、再会だったし、展開だった。
いつのMを思い返しても、一度も俺に興味を示してはくれなかった。

フツー、ヤるだけならこんなヤツとでも一回くらいは、とか思うだろ? ←それでいいのか?

うん、全然イイ♪ ←きっとそんなとこがイヤ。


もっかい更新しまス。 ラストシーンへ。


⑧続く再会 part2

2009-01-30 | レンアイ物語
 
翌週、深夜1時半のDJ。

今日は早めに帰らなきゃいけなくて、大渋滞のフロアを横切る。

入口近いカウンター、つまらなそうに立ってる青年がいた。
すぐ横にいるコ達と同じグループか?
それにしてはひとりポツンと退屈そう。


今回もまたそれがMだとは気付かなかった。
外に出ようとしたものの美形を見つけて急にスローダウンした俺に向こうが顔を上げた。
またお前か、的な冷たい表情を見たときにMだと気付いた。

いい加減そゆリアクションやめろよ、お前。 ←薄く傷ついてる。

水色の極小Tシャツ、前とは違うカタチに固めた髪。
ベビーパウダーの白く整った顔に、うっすらと赤の口紅か? 自前の色か?


DJにも来るなんて、すっげぇ意外。
もっとローカルな場所だけで遊んでるかと思ってた。

「DJにも来るんだ?」
「ンー? ・・・ウン」

表情どおりのツマラナイ返事。
そんな冷めたさもカッコよく見える。

「どうしたの?」
「何でもない」

と言いながらも、ぼんやりと退屈そうにフロアを眺めてる。


となりのコがMに、「友達?」と聞いてる。
Mは一瞬迷って、うなづいた。
そのコが英語で、
「Mはノー・スマイルボーイだよ。いつも何かに悩んでる」

・・・そんなタイ人、いるか?

サヌックとサバーイを信条としてマイペンライ精神で生きる国民。
それがアンタ、いつも悩んでるって!
んなバカな、マジウケるし! ←言いすぎ。

ハッ! Mよ、スマン。
意外すぎてビックリした。
けどそんなとこも俺のツボだ。


俺がMの悩みを癒す男になりたい。 ←分かりやすく増やすタイプ。


⑦距離と温度差 part2

2009-01-29 | レンアイ物語
 
コンビニに何かを買いに行く、って。

少し話しただけですぐに行こうとするM。
そんな緊急の買い物か?

あ、理由は俺ッスか? ←分かってるらしい。


「キスしてくれたら行っていいよ。」 ←よく分からない交換条件。
だってこれはもう、
基本ですよネ? ←違うはず。

幸薄い笑顔でつまらなそうに笑って、もう行っていいかと確認するM。
お前、どこまで俺に冷たいよ?
そんなとこもツボだったり。


「また会える?」
「ノー、ビジー」
今日じゃねーよ!

つーか、今後も含めてNOと答えたことくらい表情からでも簡単に分かる。
だったらせめてキスだけでも? ←分かってない。


「なんで今日はシーロムにいるの?」
「仕事で」 ←さらに開く温度差。

見りゃ分かるよ。
それ以上聞くのはさすがにやめた。
が、答えて自分でおもしろかったらしく、フッと小さい笑顔を見せた。

・・・おもしろいか? ←お前も冷たい。


仕事に戻らなきゃと言われればこれ以上の足止めは出来ない。
軽く手を振ってくれ、そのままコンビニへと足早に去って行った。


なんか、うまくいかねぇわ。


あ、また後日につづきマス。


⑥続く再会

2009-01-27 | レンアイ物語

イヤ、まだ終わってねぇし! ←誰に言ってる?

確かに読み返せばそのまま終わるよな漢字はありましたね。
漢字て! ←つまらんボケをまさかの二度目。

その続き。


さらに数日後、シーロムの路上。

7イレブンから道路を渡ってDJへ行こうとしていた。
道路の真ん中、高架の下でMと出会った。


マジで運命じゃねーの!? ←違うよ。


実はまたMに気付かなかった。 
仕事中で制服を着ていたからか、全く存在感がなかった。
最初に会ったときと同じ、薄暗い顔にダサい髪、猫背。ニャー。 ←意味はない。

わざとここまで変われるもんか?


横断歩道を歩いていて、なんとなく視線を感じた。
誰かが俺に気付いて一瞬立ち止まり、そのまま行こうとした。
そんな違和感。

顔を上げるとMがいた。
気付いたとき、ヤツは早くも黙って道路を反対側に渡ろうとしていやがった。
あきらかに俺を見た反応があった。

「M!」
行きかけるMを呼び止める。

振り向きながら 「オー」 と言って薄く笑う。
・・・うわぁ、しらじらしい。


「仕事中?」
「YES、ビジー」 

忙しい、って返事が俺から逃げようとしてるのがバレバレ。 ←つーか仕事中。
それが逆効果だということを身をもって教えてやりたい。


イジワルは基本ですよね? ←何のよ?


⑤ひとり作戦会議のヘタレ論

2009-01-26 | レンアイ物語
 
マジで? Mが? 

基本ミックスだけにここに来てるからってゲイってわけじゃない。
けど今の容姿は完全にイッてるだろう。

追いかけようか、どうしようか・・・? ←悩みすぎて動けず。


輪に入れば突破口を見つけるチャンスくらいは掴めるだろう。
つーか、掴む。

俺はガチマジだ!
(*注意* ガチムチではありません。 ←言ってなくね?


けど俺に気付いてながらそのまま行こうとしたこと、
深入りさせないように予防線を張られたこと、
そして全く俺に興味を示さなかったことを考えると・・・ 

ここまでか。 ←意外とアッサリ。

けど次がないなら今日あきらめてる場合じゃない! ←やっぱひつこかった。


俺の意思表示は腕を掴んだことで示したはずだ。
向こうも少なからず気持ちを汲んでるはず。
その上ですんなり去られたってことは・・・ 

やっぱダメってことか。


結局そのまま帰ったヘタレの俺。 ←読めた展開。
しつこい男はダメだろ。
などと自分に言い訳してるようじゃもっとダメか?


とりあえず再会願って店の外から念力送っといた。 ←ヘタレのすることはワカラン。


④超絶フェイスオフ

2009-01-24 | レンアイ物語
 
その週末、オートーコー。

店から出ようとしたらすげぇカッコイイコが入ってきた。

ん? 誰だ?
見たことある・・・?

マジで一瞬分からんかった。
通り過ぎようとする横顔にフラッシュバックのように残像がよぎる。

・・・Mじゃねぇかッ!


気付いて振り返ってMの腕を掴む。

強烈美形。
仕事中は制服着てるしマジメそうな、ってゆーか暗い顔をしていた。
けどこれが普段のMなら劇的変化。 

小さめの黄色いTシャツ、髪も固め上げ。
薄く化粧してるっぽい。
白くきれいな顔にまわりの人も振り返ってる。

プライベートを完全に割り切った超絶フェイスオフ。
って、イケてんだからオフじゃなくてオンか? ←そこはどうでもいい。

驚愕の変貌ぶり。


Mは俺に気付いていた。

振り向きながら薄い笑顔を返して友達と来てることを指先で告げた。
だからゴメンみたいな申し訳ない作った顔。
軽く頭下げて店の奥へと消えられた。


また会えたことよりもオートーコーなんかに来てることに興奮に似た驚き。


③距離と温度差

2009-01-23 | レンアイ物語

日本人?とか聞いてくれるかなぁ~♪

・・・・・。


完全シカトかい、オイ。

真横にまだ俺が立ってるにも関わらず、正面向き直す冷たさにホレるわ。


何か話しかけなきゃ、と息を吸い込む。
その空気を感じ、また少し俺に向き直る駅員君。

が、何も出ない。
俺を見る角度そのままで次の電車が入ってくる方向へ視線を変えた。
目も合わねぇ。

ふたりだけの限られた時間でこれだけの接近戦なのに反応ナッシン。
ビックリするわ、君。 ←相手のせいではないよね?


BTSのライト、近づいて来るのが見える。
すぐにホームに到着した。

せめて名前くらいは聞いとかなきゃ!

俺とBTSを交互に見ながら規則正しい英文法で、
『私の名前はMです』
って、かわっ!

扉が開く。

早く早く、みたいなことをタイ語でせかされ背中を押される。
別れを惜しむ恋人同士のように、ひとり悲しく電車に乗る。 ←ウソはヤメロ。

最後に車内から手を振る、これは基本だろ。

って、すでにこっちを見てもない。 ←開くばかりの温度差。
あっけなく終了・・・。


それにしても、もったいない。
顔立ちはいいのに。
きっと私服でもMの美形に気付くのなんて俺くらいだろ。

と思っていたら・・・


後日、まわりが振り返るほどのマジ美形に変身する。


②歩み寄り、ガブリより。

2009-01-22 | レンアイ物語
 
すこーし歩み寄ってみる。

つもりが、バッチリ目があった。 ←そうなるわな。
明らかに自分めがけて近寄ってくる男。
不審がられるに決まってる。

軽く微笑んでみたり。 ←もっとコワかったり。


うつむき気味に顔を正面に戻す駅員君。
が、分かりやすく横目で俺を警戒してる。 ←見えてる。

ここですっこんだらよけいにアヤシイ。
意地でも話しかけてやる。

と、自分に言い聞かせてみたり。 ←ためらってる。


「あのー、スイマセン・・・」
英語で聞いてみる。

声に出さず顔だけ向けて、ナニ?って表情。
困ってるのが眉間で分かる。

早くもドS軽くコーフン。 ←みんな一瞬にしてひいたで。


顔立ちだけで言えばマジカッコイイ、肌もきれい、色が白い。
それだけに猫背や髪のイケてなさがもったいない。
なにより陰気な雰囲気が貧相で残念。 ←お前にそこまで言われたない。


「次の電車の時間は・・・ 
 って、あの・・・ 英語話せる?」

固まってるのは英語が分からんからか? ←ひいてるから。


それでも「リトル・・・」と、
英語の理解度を人差し指と親指の間隔を狭くして答えてくれる。
そして、
「次が最終だから乗り遅れないように」 って。

なんだ、けっこう話せんじゃん。

 
おとなしい顔に冷たい話し方、↑ヤル気上昇ッ↑↑


終電BTSと流恋始発①(ヘタ恋愛物語

2009-01-20 | レンアイ物語

夜11時半過ぎ、帰りのBTS。

誰もいないホームに・・・
カッコイイコ発見! ←誰もいないの意味はよ?


制服を着てる、つまり駅員さん。
少し離れたところに立ってる。
何してるのかワカランが、安全確認のために見に来たって感じか?

若そう、おとなしそう。 ←タイプらしい。
なにげに近寄ってみたり。


おとなしそうと言うよりも・・・ 不幸そう? ←いきなり悪口かい。
なんていうか、影のある雰囲気。
顔立ちはいいのに、もったいない。
もっと気合い入れれば絶対カッコよくなるのに。


話しかけたいけど話すことがない。
もうすぐ終電だから限られた時間しかないってのに!


・・・終電の時間を聞けばいいんじゃん!

さすが俺。
ナイスアイデア♪ ←そうでもない。


向こうもチラッとこっちを見てる。
もしかして・・・
俺のこと意識してる!? ←ない。

はずもなく、駅構内には他に人がいないので俺が動けば見るしかない。 
襲われる危険性を感じ取られたか?

ヤバイ! まだ早いッ! ←?


も少し近くに行ってみよう♪