Tenkuu Cafe - a view from above

ようこそ『天空の喫茶室』へ。

-空から見るからこそ見えてくるものがある-

地上の星 (2)

2009-04-26 | その他
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(仏: Antoine de Saint-Exupéry, 1900年6月29日 - 1944年7月31日)は、フランスの作家、操縦士。郵便輸送のためのパイロットとして、欧州-南米間の飛行航路開拓などにも携わった。
作品は『南方郵便機』『夜間飛行』『人間の土地』『戦う操縦士』そして、おなじみの『星の王子さま』など。
彼は操縦士であったためか、作品の内容は飛行機にまつわる内容が多く、一般の人には得られない、現場にいる人の「視点」により、作品も人生観も貫かれてる。
彼は飛行機から地上を見下ろしたとき、目の前に広がる世界の美しさとは対照的に、その地上に繰り広げられる、人間の怒りや憎しみ、戦争や暴力の愚かさなども見ていたのだろう。
また同時に、夜は高度数千メートルの高さから、人々の営みの明かりを見つめつつ、様々な人々が一生懸命に生きている姿と、その人達が求めている大切なものが見え、人々への愛おしさの想いが、沸々とこみあげてきたに相違ない。



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2 コメント

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星の王子様は (風n)
2009-04-29 18:24:34
こんにちは。
テグジュべリの空からのメッセージのようでした。

スケールは全然違うのですが、山頂から夕闇の街並みの灯りが見えた時、何故か人々の愛しい営みを感じたことがあったのです。
とても良く分かる気がします。
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空から思う... (sogo)
2009-04-30 20:45:38
風nさま。
コメントありがとうございます。
同じ街の灯でも、その街の中に居て見るのと、遠くから眺めるのとでは、感じ方はまるで違います。
空から、あるいは山頂から眺めて、綺麗と感じたり、愛おしいという思いをもつのは、
その「距離感」が、そう感じさせくれるのでしょうか。
対象から離れれば離れるほど、自分自身の感情が入る余地が増えるからなのか…?
空から地上を見ていると、普段は考えないようなことを、ふと考えることがよくあります。
「大切なこと」がみえてくるかも!
なんてね??
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