ふたたび、さだまさしの「飛梅」。
太宰府天満宮には「心」の字をかたどって造られた「心字池」に、太鼓橋・平橋・太鼓橋の三つの橋がかかっている。それぞれに過去、現在、未来の三世を表していると言われる。
未来に向かう橋の上で、彼女は転びそうになる。
そして、彼女は御神籤を引くが、何度引き直しても大吉は出ない。
二人の仲は下り坂であり、引き戻すことはできない。
「来年も二人で来れるといいね」という僕の言葉に答えられない彼女は、過去から現在への「時間」という「樹」の「思い出」という「落葉」をただ集めるだけ...