ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

いい週末

2011-12-18 17:29:48 | Weblog
さてと、今日はゆっくり自宅で読書三昧。

『生きるとは、自分の物語をつくること』
(小川洋子、河合隼雄、新潮文庫)

小川さんと河合先生の対談に同席できる編集者って、
そんな企画ができる人って、うらやましいなあ。
ただただ、うらやましいなあ。

いつラッキーにあたるかはわからないけれど、
あたらない確率のほうが高いのだろうけれど、
でも、アンテナを合わせる努力をしていないといけないんだなあ。

物語がそこにあるのなら、
それに気づけるかどうかは自分次第だから。

『神のロジック 人間のロジック』
(西澤保彦、文春文庫)

いやはや、まるでいま、会社の部内で行われている
せめぎ合いのような物語だった。
グループに新しい人が入ってくるときには、
どんなにいい人であっても、最初は必ず「異教」。

「つけるべきポジションを誤ると、チーム全体がダメージを蒙る」
という話は、
ここのところ、まさに現実で繰り返されている話。
この本の中でも、その「世界」が崩壊して幕を閉じる。
物語として、救いが残ったとも言えるし、救われてないとも言える。
そこも主観と客観の違い。

そもそも日本人って、客観性を持っているのだろうか、と、
昨日NHKの衛星放送を見ていて思った。

読書ができる週末って、いいなあ。


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