これまで通所リハビリをずっと一緒に受けていた
Aさんが、今月退所しました。
Aさんは、介護スタッフさんから励ましを
受けながら、リハビリを頑張っていた
優しい方でした。
最近、少しづつ歩きがゆっくりになって
いましたので、体力的なこともあった
のかもしれません。
体の動きが衰えてくると、どうしても外出が
おっくうになります。リハビリは、合間に
いろいろな方とおしゃべりができますし、
話も聞いてもらえます。それもリハビリの
効用です。
とりわけ女性陣は、いつも話の花を咲かせて
います。おしゃべりで、たくさん元気が
もらえるんですね。
「あなたは若いのに頑張らなきゃ」と逆に
励ましてくれたり、「いいわね」と私の
折り紙をもらっていってくれたり。
Aさんとは気が合いました。とても残念です。
いつかどこかで、ばったりお会いすることが
あればうれしいなと思ってます。
どうかお元気でお過ごしください。
久しぶりに、所沢の多聞院にでかけてみました。
毘沙門堂、狛寅。多聞院はいつもどおり静かな
佇まいです。家族の健康、そして世界の平和を
祈らせていただきました。
ジンチョウゲのいい香りがただよっていました。
ジンチョウゲの仲間のオニシバリ(鬼縛り)です。
終わりかけのようでした。
オニシバリの名前の由来は、樹皮が強いため、
この樹皮で鬼を縛っても切れないだろうということで
名付けられたとか。
ミツマタです。これもジンチョウゲ科の木なんですね。
これもジンチョウゲ科のシキミ(シキビ)です。
線香の原料になるそうですから、仏教とのかかわりが
深いといわれる木です。
サンシュユ(山茱萸)は、満開でした
アセビ(馬酔木)もたくさんの花をつけていました。
いつもじっと我慢の構えの「鬼の悟り」の像です。
きっと悟りを開いたんでしょうね。
こちらは「鬼の寒念仏」像です。
以前紹介しましたが、偽善者を風刺したもの
と言われます。
ユキワリソウ(雪割草)は、時期を過ぎた
ようです。
八重のキクザキイチゲです。
バイモ(貝母)は、今が時期なんでしょうか。
カタクリが花を開き始めていました。
これからが見頃になると思います。
多聞院は山野草が中心で、園芸種は少ないんですが、
ヒヤシンスの花が、あちこち顔をだしていました。
多聞院の花は、私たちに何を語りかけている
のでしょうか。
どうして、人間は争いをやめないのか。
どうして世界は争いが絶えないのか。
毘沙門堂に掲げられた「祈 世界平和」の言葉を、
改めてかみしめたいと思いました。