ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

美しいオオムラサキ ~清瀬市の飼育施設で~

2023-07-06 | 公園・庭園・名所

一気に暑くなりました。

今日(6日)は、最高気温が30℃を

越えたところが随分あったようです。

こう暑くては「花散歩」と粋がって

もいられません。我慢しきれず

エアコンをつけて、ゴロリです。

 

数日前ですが、都内の清瀬市の

オオムラサキの飼育施設が公開

されていたことを知り、慌てて

行ってきました。ギリギリでした。

今年は、美しい羽根のオスを見る

ことができるかどうか。

 

 

ケージの中に入ると、すぐ目に

したのは、メスのほうです。

オスはなかなか見つかりません。

ケージの高いところを舞っている

ようです。

 

カメラを構えて待つしかありません。

しばらくじっとして、あたりを見回

しました。

すると、目線の先に1匹のオスです。

 

羽がちょっと痛んでいるよう

ですが、こちらにもいます。

どうやら求愛行動をしている

ようです。

成虫の命は、初夏の短い期間に

限られています。

その間に交尾し、卵を産み、

命をつないでいくわけです。

 

別のところにも、オスとメスの

ペアがいます。

 

メス1匹が、卵を産む数は、300~500個

くらいと言われます。

上の写真はプラスティックの説明カード

(右下スミ)に産みつけられた卵です。

これでは、たとえ孵化しても、

地面に落ちてしまいますから、生きられ

ないだろうと思います。

(※メスが生む卵の数を、最初、

  1回で300~500個と書きましたが、

  これは誤りです。

  1匹あたりで、300~500個です。

  訂正させてください。)

 

葉っぱや小枝にも随分と産みつけ

られています。

卵から孵化した数ミリの幼虫が、

脱皮を繰り返して徐々に大きくなり、

冬は枯葉色になって、落ち葉に

もぐりこみ、越冬するのだそうです。

 

春になり、新芽がでてくると、また

幼虫は緑色になり、やがてさなぎに

なり、羽化していくそうです。

ケージの中には、上の写真のような

幼虫やさなぎがみられました。

仮に、羽化に成功したとしても、

この夏に間に合わないかもしれません。

 

オオムラサキにとって、人は

何ともないようです。

なんと、女性の方の髪や肩の飾り

になってくれました。

この方には、きっと幸運が訪れる

かもしれませんね。

 

オオムラサキが、また来年も

私たちを楽しませてくれることを

願っています。

 

世界が平和でありますように!

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