ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

山野草がたくましく ~オオアラセイトウ、フッキソウなど:地域散歩~

2022-03-27 | 散歩

先日の雪にはびっくりしましたが、春の訪れは身近な

ところにもはっきりと感じるようになりました。

数日来、近くを散歩しながら、いろいろな花を写真に

収めました。まず山野草です。

 

山野草の花は、見つけようと必死になっていると、

意外に見つからないんです。ところが、陽ざしを

楽しみながらのんびり歩いていると、意外なところで、

ここにも、あそこにもと見えてくるのが不思議です。

多くの方がブログで紹介しているオオアラセイトウ

(アブラナ科)です。

うす紫色のきれいで可愛い花です。

別名のムラサキハナナ(紫花菜)のほうが

とおりがいいようです。

元々は帰化植物で、園芸種らしいですが、

結構あちこちで見かけます。

養老孟司さんが、たまたまテレビ番組の中で、

”帰化植物だからといって、何でも根こそぎにする

と考えるのでなく、植物の「多様性」として受け止める

こともー”という趣旨の話をされていました。

考えさせられます。

 

上の写真のコウサイタイは、アブラナ科です。

コウサイタイは、日本固有種ではなく外来種です。

中国原産の野菜です。

もちろん、野草とは言われません。

でも、近くでは菜の花の一つとして、

花壇に植えられて、楽しまれています。

帰化植物と外来植物。

もう少し考えてみないといけないようです。

 

ハナニラです。あちこちで目にします。

白い花ですが、群生すると強さを感じます。

 

同じ白い花でも、釣鐘のように下を向いて咲くのが

スノーフレークです。ちょっと見にはスズランや

スノードロップと感じが似ていますが、ひっそりして

います。

 

今の時期の野草の定番中の定番です。

遅いくらいかもしれません。

ツクシ(スギナ)です。久しぶりにみました。

以前はいたるところで見ましたが、最近は見かけ

ませんでした。なんとなくほっとしました。

 

上がホトケノザ、下がヒメオドリコソウ。

どこに生えているか、少し前までは見つけられなかった

んですが、温かくなった途端、道端に随分と花を見せて

います。

 

これはたぶんカラスノエンドウというのではないかと

思いますが、どうでしょう。

コンクリートの隙間からひょっこり顔を出していた

たくましいやつです。

 

検索してみたところ、これはカジイチゴではないか

と思いましたがー。

2~3センチくらいのやや大きめの白い花でした。

 

フキノトウが、草地の中に、ひょこひょこと、

顔を出しています。

なぜかなつかしくなりました。

 

これも野草と言っていいのだろうと思います。

フッキソウ(冨貴草)です。

この花はいろいろな方のブログによく出てきますが、

見つけたのは初めてです。

何と、小さな公園の隅にたくさん咲いていました。

まったく気づきませんでした。

キチジョウソウ(吉祥草)などとならんで、

めでたい名前の花です。

 

野草のたくましさには、つい応援したくなります。

この野草は名前はわかりませんが、側溝の格子状の

蓋の隙間から、花を覗かせていました。

とにかく、頑張ってます。

人生、最期まで楽しもうよと、私たちを元気づけて

くれているんですね(笑)。

撮りためた花壇や庭の花は、次回にアップします。

 

コメント (2)
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