ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

都立薬用植物園の秋を訪ねました ~ヤマノジギク アワコガネギク アメリカマンサクなど~

2021-11-14 | 公園・庭園・名所

東京都の薬用植物園を訪ねました。

園内はいつものように、四季折々の草木の花や実を

楽しもうという人たちの姿がみられました。

花はほとんど少ない時期ですが、とりあえず、

咲いている花を見て歩くことにしました。

今の時期ですので、キクが多いようです。

 

正門入口から入ってすぐのところに、たくさんの薄紫色

のキクが咲いているのが見えました。

ヤマノジギクだそうです。ひと際、目を引きます。

これは、大分県の花き研究所が、野生の花を50年以上に

わたり品種改良し、開発したもので、全国に切り花として

出荷されているそうです。いわゆる園芸種になりますね。

 

小さい黄色い花が密になって咲いていました。

アワコガネギクと書かれています。

長い枝さきに1.5㎝くらいの花がついていて、

高さがあります。黄色がよく目立ます。

外来種のようですが、準絶滅危惧種と表記されて

います。”入浴剤として利用”だそうですが、今は

どうなんでしょうか。

 

園内の小道にひっそりと咲いていた黄色の花です。

ヤクシソウというのだそうです。

これもキクの一種です。

花は小さく、1.5㎝くらい。長い小枝の先に花を

つけています。40~50㎝の高さだったでしょうか。

 

シロバナムシヨケギクと書かれています。

除虫菊です。花は3㎝ほどあった感じです。

長い枝先に花がついています。

5月頃に花が咲くとネットには出ていますが、鉢植えに

なっていましたので、特別に咲かせたのかどうかー。

 

シロヨメナです。ヨメナはキク科の花です。

高さは40~50㎝くらい。2㎝くらいの小さな花を

つけています。

 

リュウノウギクです。

30~40㎝くらいの高さだったでしょうか。

2㎝くらいの可憐な花をつけています。

思ったより小さいキクです。

一度見たいと思っていましたが、今年は10月末から

11月初めが見頃だったらしく、ちょっと時期を

失してしまいました。また来年です。

 

横文字で、クリサンセマムと書かれていました。

高さは30センチ程度でしょうか。花は3㎝くらい。

密集して咲いています。

クリサンセマムというのは、キク科の中の一つの

仲間をさすようですが、キクは種類も多く、見分けが

難しいようですね。

 

キク以外にも少し花がありました。

ナスのような紫の花をつけているものがありました。

高さは1m弱ぐらいです。結構大きな花です。

検索すると、オオセンナリと出てきました。

ちょっと花の時期が遅いような気もしますが、

たった1本だけ残っていたものですので、オオセンナリ

なのかもしれません。

 

これは、ショウガ科のジンジャーリリー(ヘディキウム・

コロナリウム)のようです。

写真では小さく見えますが、結構大きな花です。

もう花は終わりかけていました。これが最後の1本の

ようでした。ショウガ科でもこれは食べられないようです。

ユリのように優美な花です。

 

赤い実はトウガラシです。

そのわきに咲いているのは花のようです。

トウガラシはナス科だそうですので、そういえば

ナス科の花のようです。

年中咲いているものなんでしょうか。

 

これは花木ですが、園のボランティアガイドさんが

案内してくれました。

アメリカマンサクというのだそうです。

マンサクは春の花と思いましたが、

これは秋になり、しかも紅葉しているときに

咲いています。珍しいです。

 

他にもいろいろの実を見ました。

次回に続けます。(続く)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする