ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

ヤマブキにも実がなるんです ~ヤブミョウガ・タイワンニンジンボク・シロヤマブキ・ムラサキシキブなど:牧野記念庭園~

2021-06-25 | 公園・庭園・名所

練馬区に「牧野記念庭園」があります。

    

この庭園は、世界的な植物学者牧野富太郎博士が、

1957年(昭和32年)に亡くなるまでの30年間住んでいた

居宅の跡地に、開園された庭園です。

 

庭園が整備されて開園したのは1958年(昭和33年)。

よく手入れされた園内には、パンフレットによれば

300種以上の草木が植えられています。

 

今は山野草や花木の花は一段落のようでしたが、それでも

訪れた日は、こんな花が見られました。

まずあじさいです。

特別に変わったあじさいではないようですが、下から撮ってみた

1枚は、面白い模様の花弁でした。

その下の赤い萼(がく)のあじさいには、「べにがく」という

名札が出ていました。

 

アカンサス(ハアザミ)とミズヒキです。

アカンサスは明治末から大正にかけて日本に入って

きたようですね。

 

ヤブミョウガではないかと思います。

白い花は、一日花とか。次々と咲くようです。

 

オオバギボウシですね。

 

タイワンニンジンボクというそうです。

この木と花は、初めて見ました。

 

赤黒い実をつけている上の写真の木は、シロヤマブキだそうです。

手入れをしていた造園の職人さんが教えてくれました。

シロヤマブキは花びらは4枚。葉は対生。

黄色のヤマブキの色違いのシロバナヤマブキは花びらは5枚。

葉は互生で、属が違うようです。

ところで、黄色のヤマブキにも実がなるんだそうですね。

実がつかないのはヤエヤマブキとか。

今頃になって知って、恥ずかしいです。

 

上の4枚は、ムラサキシキブと出ていました。

これも初めて見ました。

この緑色の実(つぼみではないと思います)が秋に紫色に

なっていくのだろうと思います。

 

イイギリ(飯桐)の大木に実がついていました。

だいぶ木の上の方でしたので、ぼけてしまいました。

 

これ何だろうかと思って撮った写真です。

グーグル検索しましたら、エゴノネコアシと出てきました。

エゴノネコアシというのは、花ではなくて、エゴノキの芽が

エゴノネコアシアブラムシに食われて変形し、虫こぶ様のもの

ができたものとか。中には虫がいるそうです。

果たして、これがその虫こぶなんでしょうか。

 

牧野記念庭園はかつて練馬区に住んでいたときに、

一度行ったような記憶がありますが、相当以前のことです。

こんな草木が見られるとは思ってもみませんでした。

秋の時期も楽しみな庭園です。

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする