ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

昭和の匂い ~石神井公園ふるさと文化館~

2021-06-21 | 散歩

梅雨空を見上げると、とこどころどんよりした雲が出ています。

出かけた先で雨に降られるのも心配です。

展示施設なら何とかなりそうです。

思い立ったのは、今年初めに行った「石神井公園ふるさと文化館」

です。日曜日に行ってみました。

確か常設展には、昭和の暮らしが展示されていたはずでした。

雨が降らないことを祈りながら、文化館を目指しました。

というのも、またまた傘を持って出るのを忘れたからです。

我ながら、さすがにこの物忘れぶりには、ぎくりとなりました。

 

私が「昭和」に魅かれるのは、なつかしい生活の匂いがある

からです。

文化館1階に展示されているこの親子の人形のような雰囲気を

感じることが一番の理由なのかもしれません。

 

展示されている部屋や家具は、セットがきれいな分、新しいものに

感じますが、昭和30年代末くらいのイメージでしょうか。

この中には、使った記憶があるものもあります。

洗濯機についているハンドルは、洗った衣類を絞るものでした。

 

この写真は、ふるさと文化館ではなく、上野の下町民俗資料館の

展示室の風景です。より当時の雰囲気が出ていると思います。

 

この生活道具類は、府中市の郷土の森博物館に展示されていたものです。

初期の頃のテレビ、あんかなど本当に懐かしいです。

 

文化館の展示フロアに掲示されていた昭和38年頃の物価です。

ビールが大瓶115円。映画が201円。うーん。

ところが、なんと卵は10個で245円。今と変わらないですね。

高価な食品だったんですね。

 

タバコ屋、中華そば屋。

中華そば屋さんは、しょっちゅう行くところではありませんでした。

ラーメンは、ごちそうでした。

 

確かダイハツミゼット。3輪の車でした。

さりげなく置かれたゴミ箱がとても懐かしいです。

 

この写真は下町民俗資料館の展示施設ですが、番台は座ってみたい

ところでした(笑)。籠も覚えています。

 

交番はこんなだったかどうか。記憶がありません。

 

当時の西武線の石神井公園駅のパネルです。

小さな駅舎だったんですね。

お父さんに傘をもって出迎え。雨の日は確かにそうした光景が

ありました。

 

昭和、特に前半くらいまでは、時間がゆっくり過ぎていた

ような気がします。

父や母、兄弟を思い出します。決して豊かではありません

でしたが、家族のつながりがあったように思います。

そこに時代の郷愁を感じるのかもしれません。

 

コメント (2)
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