地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成17年11月6日(日) 曇のち雨 日経トレンディ

2005-11-06 19:01:22 | Weblog
日経トレンディ 12月号 発売中

先日「日経トレンディ」さんに取材を受けたのが記事になりました。

imagesimages



2006年ヒット予測ランキングの中で、地酒カップの次の流れとして
「はりきり企画部」の提案する「スーパー晩酌プロジェクト」が、
なんと17位にランキング
これはさらにはりきらなければ!

いろんなところより、少容量のビン型でお酒が出ています。
これは消費者の方の選択肢が増えて選ぶ楽しみがありますし、
日本酒を目にする場面が多くなってきたのは良いことです。
後は中身の酒質と思いをどれだけ詰められるかですね

もちろん「地酒カップ」もたえずバージョンアップを考え、
蔵元様と一緒に消費者の皆様に
日本酒の旨さを伝えていきたいと思います。
たかがカップ、されどカップ!!

そして「スーパー晩酌酒」
家庭での晩酌はもちろん、仲間と一緒に外で晩酌
どんな場面、どんな飲み方をされても気取らず、
ほっと出来る飲み飽きしない酒

開栓後、2,3日でだれてしまう様な酒は「晩酌酒」にはダメです。
買った人がゆっくり飲んでも輪郭の崩れない二度火入れ酒
どのタイミングでどういった火入れをするか
これが難しい 
多少の荒さは隠してくれる「生酒」とは違って
造りのすべてのパーツに技術と経験を様します。
これをクリアーしてこそスーパー晩酌酒になりうるのです。
だからこそ管理を多少乱暴に扱っても酒が酒として有り続けるのです。

また若い人たちが、初めて飲んだ日本酒がたまたま
どこかの居酒屋の飲み放題だったとしても
日本酒もどきではなく日本酒を飲んで欲しいのです。
誤解を持ったまま日本酒を嫌いになって欲しくないですから・・・

少々野暮ったい話になりましたが、記事の捕捉も兼ねて書きました。

地酒カップもカップ酒を売りたいのではない!
スーパー晩酌酒も何か仕掛けるてヒット商品をつくるのではない!
少しでも多くの人に日本酒の良さを知って貰いたい

造り手には「特定名称酒」だけが日本酒ではなく
一番多くのの人が飲む価格帯の酒こそ丁寧に造り、
酒質アップこそが、日本酒の将来に対し急務
是非お願い致します。


images
※愛車パオも嵐の中走ります。このあとはきっと日本晴れ





最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スーパー晩酌酒 (はりきり企画部)
2005-11-11 10:00:59
ご期待にそえる様なお酒を蔵元と一緒に、来秋に向けて造って行きたいと思います!!
返信する
生鮮食品 (菱沼かれい)
2005-11-10 02:03:20
近頃、低価格帯を中心に日本酒を楽しんでいます。が、品質保持期限切れだなーと思うこともしばしば。「地元の酒」というのはきっと一種の「生鮮食料品」なのでしょう。



それはそれでいいのですが、「日本酒の良さを知ってもらう」という点では、もう少し、長持ちするタイプを意識的に造った方がよいのでは?と思います。素人考えで恐縮ですが。



>一番多くのの人が飲む価格帯の酒こそ丁寧に造り、

酒質アップこそが、日本酒の将来に対し急務



そう思います。頑張ってください。微力ながら、飲むことで応援します。
返信する
和み水 (はりきり企画部)
2005-11-08 10:49:01
日本酒と一緒にチェイサーを出すのは大賛成です。

私も蔵元様と何度か仕込み水を供給出来ないかとの話もしてきましたが、生水という衛生上の問題、瓶詰め時の手間と異物混入の怖れ、販売するとなると保健所の問題、設備投資の問題、等々があり良い解決策が見つかりません。

マチダヤの会でもその日限りと言うことで仕込み水を出していますが、中にはそれでも仕込み水は遠慮したいという蔵元もあります。



広島の藤井酒造さんは仕込み水をミネラルウォーターとして販売しているようですね。



しかし何とか実現に向けて考えていきたいと思います。



「もやしもん」まだちゃんと読んでいないので近々見てみます。
返信する
日本酒復興 (たわら3代目)
2005-11-07 21:51:36
初めてのカキコです。いつもおいしいお酒をいただいております。お世話になります。



当店も日本酒復興に向けがんばっています。

いつも、いろいろな酒の会に行くと気になるのが、チェィサーとして用意されているお水です。

日本酒というと、普通の人は二日酔い、飲みすぎてしまう・・・など。

そこで日本酒を盛り上げてゆくに、私はチェィサーとなるお水の必要性を上げたいと思います。

最近は、和の言い方で「和み水」といい、お酒を一合呑んだら、お水も一合呑んでくださいとアピールしています。

いろいろなお酒を飲む場合、舌をフレッシュな状態にしてくれ、尚且つお酒もおいしく頂けます。

要は体内に、アルコールを長時間とどめないように早く排出するのが、お酒とうまく付き合う方法。

最近は、うちの店では蔵の仕込み水を和み水として出しています。焼酎蔵でもお水を販売しているのですから、日本酒蔵もそろそろ仕込み水を販売してみてはどうでしょうか?

和み水があれば少しお酒の飲む量も増えますし・・・。

最近行った会ではあまりこのなごみ水に対して、しっかりと考えていない会が多く感じました。

日本酒を家で飲むシュチエーションを考えれば将来必ず和み水が必要になってくると思います。

「和み水」、当たり前といわれるかもしれませんが、日本酒界にとって結構盲点になっているように思えます。

晩酌酒等、日本酒文化を私も(勝手にひとりで?)盛り上げて行きたいと思っています。失礼しました。



P.S 「もやしもん」かなりハマりました。

      かもすぞ

        糖うめ~~~

          あれアルコール出ちゃった
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。