地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成21年4月20日(月) 曇り    貴

2009-04-20 18:21:31 | 日本酒


東京へは何度も行きましたね 正規バージョン

4月1日 エイプリル・フールバージョンはいかがでしたでしょうか?
若干ホントに騙されてしまったお気の毒な方がいらっしゃいましたが・・・・

昨日の「地酒の聖地」での素敵な会を終えて「貴」たあぼが今期初「来マチ」
正規バージョンで今年の造りを本気で振り返って頂きましょう!

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「貴」 今年の造りを終えて

昨年は、酒米が硬くて、良く言えば「味がきれい」、
違う見方をすれば、「貴」らしくない味になってました。

20BYはより「貴」らしい米味が復活して、元気な味わいになりました。
今年は、日本酒業界にも厳しい風が吹く状況にあるとちらほら聞きますが、
こんな年だからこそ、元気と癒しの「貴」でありたいと思ってます。

「貴」 今年の「夏の酒」の出来映え

もちろん、基本的な路線はかわりません。
うすにごりによる微発泡が食欲を増すと同時に
呑む人一人一人を元気にするような酒にしております。
今年は、6月某日に販売を開始致します。
ちょっと遅めですが、宜しくお願い致します。

※発売日は調整中

6月7日 こまばエミナースにて「夏の酒」お披露目会決定!!


「貴」 雄町について

「雄町」は山田錦と双璧をなす、他の米とは一線を画す米だと思っていますが、
どうしても私を含めた多くの蔵元さんが
「山田錦に類似した雄町」を造っている気がします。

今年から、「雄町」をゼロベースで見直しました。
もっと「酸」の輪郭を作る為「山廃仕込み」にして
「力強さ」「包容感」をお酒に表現いたしました。

私は、このお酒が今までに無い一つの新しい雄町のかたちとして
是非、期待していただきたいと思います。


「貴」 辛口酒とは?

私はあえて、この定義を「管理が楽でへたらない」としたいと思います。
今はやや硬い印象を受けるかとおもいますが、
この酒は、開封後の常温管理での味の変化を楽しんでいただきたいと思っています。

自分で言うのは生意気ですが、へたらない自信がありますし、
そこが「低精白」の強みだと思います。

「貴」これからの野望

私自身には、強い野望はありませんが・・・(汗)、
難しい醸造論は抜きにして、暗いニュースが続くこんな毎日だからこそ、
「楽しい時間のお手伝い役」と思ってもらえるお酒でありたいです。

5月5日には「山田穂・短かん渡舟」の解禁
父の日、母の日に山田錦のお父さん、
お母さんのお米で出来たお酒を両親に贈ろうという
単純ながらも楽しむためのきっかけ作りをしています。

10月1日は「ひやおろし」解禁となります。

酒造りは「真面目」に、販売には「遊び心」を
これが「貴」の希望です。


今回のレポートが今年の「貴」の指針です。 
ぜひこれから出てくる「旬の貴」をお楽しみに!!!

では今宵は「九段下 さくらさくら」さんへ

                         つづく・・・・・
 


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