貴の一文 第16話
東京へはもう何度も行きましたね
造りを終えてイベントをこなすために「貴」たあぼが東京へ
新宿2丁目を走り抜け
聖蹟桜ヶ丘で思いっきりジャンプし
中野で寝た
では「貴」の歴史を振り返りつつ今年の酒造りの手応えはいかに
貴の歴史
「貴」は私が平成13年に杜氏になった時に自社のもともとの銘柄である
「男山」では、全国に点在する「○○男山」さん達に埋もれて
誰も気がつかないまま終わってしまいそうな気がしたので、
自分が杜氏になった時に広島にある酒販店さんと新銘柄で行こうと
話して「貴」のブランドとしてスタート致しました。
※造り7年 これからが杜氏としてのスタートだね!
「貴」 今年の造りを終えて
もう、多くの蔵元さんがブログ等で書かれているので、
皆様もご承知だと思いますが、「貴」も例外に漏れず「米が硬い」年でした。
上原先生の「純米酒を○○」の本を読まれている方はご存じかと思いますが、
通常、純米酒はお米に水を吸わせた以降は水分をがんがん飛ばします。
ただ、今年はとにかく「保湿」「保湿」をキーワードに水分を保つことに
重点を置いて酒を造りました。
「貴」 今年の「夏の酒」の出来映え
今年も、「活性にごり」タイプを選択しました。
昨年より、自分の中では活性感をあげたので、もしかしたら開封にアイスピック
がいるかもしれません。。。
やや辛口にもっていってにごり酒にありがち「もったり感」が出ないように
仕込めたのではないかと思います。
4合瓶もかなり詰めましてので、活性感を大事にしたい方はそちらもどうぞ。
※5月25日にマチダヤ試飲会にてお披露目です。
「貴」 辛口酒とは?
まず、弊社には前から80%精米の「濃醇辛口80%」という商品があります。
この商品は、精米歩合を低くすることにより、酵母の活性パワーが強くなり、
かつ、精米が低いことにより独特の旨みが産まれます。
揚げ物や中華料理の油っぽさをスッと切ってくれます。
「辛口酒」・・・簡単そうで難しい課題なのです。
案外、お客様の多くは「苦み」と「辛み」を混同される事が多いです。
よく出来た辛口酒は、「+15」くらいあっても心地良い「辛さ」になります。
油っぽい料理(とろなども含め)との組み合わせでの心地よさが
このお酒のポイントになろうかと思います。
秋には熱い一本を持ってきますよ!
※10月12日のマチダヤ試飲会においてNEW辛口お披露目です。
「貴」これからの野望
ワインでは最近、「自然派」「ヴィオディナミ」などが増えてきてますが、
日本酒ではまだまだ、そのあたりのカテゴリへのしっかりとした
方向提示が出来ている蔵が少ないような気がします。
「カプロン酸系酵母」を使わないと言うことは「貴」の方向性として当然として、
「LOHAS」なライフスタイルにフィットするお酒でありたいと思います。
「貴」は蔵付き天然酵母でがっちりいきますよ!!
「はりきり企画部」より
熱い「貴の一文」を書いた後は「はりきり熟成 実験工房」へ
初年度の「スーパー晩酌酒」を開栓後これまでちびちびやりながら常温熟成
もちろんどの酒も「火落ち」無し、しっかり味わいを残しつつ
熟成の「スパイス」がふりかかっておりました!
お世辞抜きで「貴」スパ晩 スゲー パーフェクト熟成!!!
カカオのようなコクある旨味と飲んだ後にスッと切れていく潔さ!
本人もびっくり スーパー晩酌酒の潜在能力はもの凄いぞ
ほんとに価格帯底辺における酒質の基準が数倍上がるくらいのインパクト
「日本酒」を盛り立てる起爆剤の一つになりうると改めて実感
その他「泉川」はタイプは違うが逆に透明感がまし実にまろやかな酒に
これで1730円 スーパーにはこんな酒売ってないよ
消費者の皆様 是非もっともっと「スパ晩」飲んでみて~
http://ajinomachidaya.ocnk.net/product-list/2購入はこちらから
おいしく飲んだ後は気持ちよくぐっすり寝られます!!