皆さん、”プレナイト”という宝石の名前をご存知でしょうか?
私は、一目見たときからすっかりこの石の虜になってしまいました。
下の作品はこの石の魅力を引き立てたくて、爪も石座もない、地金だけで石を支える、このようなデザインにたどりつきました。
私は、一目見たときからすっかりこの石の虜になってしまいました。
下の作品はこの石の魅力を引き立てたくて、爪も石座もない、地金だけで石を支える、このようなデザインにたどりつきました。
プレナイト・リング
側面
とりあえず、この作品は石がうまく留まりましたが、こういう一体型のリングの欠点は、長期間使ううちにぶつけたりして、ビミョウに地金の形状が変化し、結果として石がゆるんできてしまうことです。
石がゆるゆる、ガタガタしたら、
すぐにメンテナンスに出しましょう。
さて、プレナイトのつづりは、Prehnite。
プレイナイト、プレーナイトと書く人もいます。
私なんかは、石を買うときにお店の人の発音だけ聞いて、きっとプレイ・ナイト(遊び人の騎士(Knight))という意味なんだろうと思ってました。
後で調べたら顔から火がでましたね。語源は、18世紀に南アフリカがオランダ植民地だったころの提督の名前ヘンドリク・フォン・プレーン(Prehn)男爵 からちなんだそうです。そこで初めて採れたらしいんですが、プレナイトの発見は、この方の没後だそうですよ。自分の名前が死後に発見された宝石に冠せられるなんて、きっと相当宝石好きだったんでしょうね。
和名はぶどう石。上記をご覧いただいて、マスカットみたい!と思いませんでした?私はルースを見た途端、よだれがでていました。(^^;;;
ところが原石の状態ですとぶどうの房みたいなんで、葡萄石なんだそうです。
◆参考サイト 「鉱物たちの庭」
グリーン系の石で、半透明でシラー(閃光:光線の具合で石の奥から光を放つ)が出る石って、あまり見たことがありません。こんな魅力的な石が出回っていないのは、おそらく大量産出ができないのでしょう。
僕は校長という肩書きですが・・・
まだまだ知らないことがたくさんあります。
勉強になります。
これからも、宜しくお願いします。
いつもいろいろなことを教えてくださってありがとうございます。
ほんとに稚拙な作品を出しまくり、お恥ずかしい限りですが、これからも自分の成長記録として残していこうと思っています。
校長先生にブログをつける機会を与えていただいたことに本当に心から感謝しています。これからも、よろしくお願いします!
私は石の蒐集が趣味で、(ジュエリーは作れません。きれいな石を集めては眺めてるだけです)ミネラルショーとかよく行くのですが、たしかにプレナイトの、しかもカボションカットってあまり販売してませんね。しかも、なかなか完璧にクリーンな石が見つからないんですよね。