石はクリソプレーズ(緑)とカーネリアン(赤)
今日のお題は、葉っぱのモティーフです。
このデザインにヒントを与えてくれた小さな思い出があります。
かなり昔のある夏の日、公園の木陰で小さい女の子がおままごとをしているのを見かけました。葉っぱの上に何かしら赤や緑の小さな実を乗せて、『さあ、おやつにしましょうね』とお友達に配っていました。
少女達の小さな手のひらに”色鮮やかな木の実をのせた葉っぱ”、という情景がなんとも可愛らしく印象的で、しばし見入ってしまいました。写真に取ったら絵になる構図だなと思いました。今となってはいつどこで見た光景なのかも思い出せません。
最近、むしょうに葉っぱのモティーフでジュエリーを作りたいと思い、デザイン画を描いていたときに、ふとあの夏の日の記憶が呼び覚まされたのです。
”インスピレーション”とはおもしろいものです。ある物を見て直接的にインスパイアされることもあれば、心の奥底に眠っていた記憶に突然導かれることもあるのです。
両面ともしっかり磨き込んで、リバーシブルタイプにしました。実はこの凸面のスタイルがオリジナルのデザインだったのです
熟れた実には赤いめのう(カーネリアン)、まだ青い実はクリソプレーズを使いました。どちらも光線の加減で透けて見えます。みずみずしい紅緑の石の色が鏡面仕上げしたシルバーに映りこむ表情も楽しいかと思います。
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