白鳥も、いつかは挑戦したいと思っていたテーマでした。具象物、とくに生き物は、難易度の高いモデルです。前回ご紹介したペンギンもそうですが、作品を作る前に、図書館で図鑑や写真集を見たり、画像検索したりしてよく動物の体について観察します。
今回の白鳥は、いつか被せガラスで大作を作ってみようと思い、練習用の安い透きガラスの皿で、お試し彫りしてみたものです。
この作品のポイントは、羽ですが、ちょっと細かく入れすぎました。もう少し省略してもよかったかなと思います。羽部分のマスキングを1枚1枚はがしたり戻したりと、とても根気のいる作業でした。
鳥特有のふっくらした感じを出すのが難しかったですが、久しぶりの逆レリーフ彫りにしては、
自分でも以前よりも着実に上達しているという実感がありました。