ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

コメントのご回答 [エポキシ樹脂でシルバー作品を着色する方法]

2014年05月01日 | ジュエリーよもやま話

皆様、長らくご無沙汰いたしておりました。

ここのところ、バタバタしておりましたら、ブログ、ずいぶん長いことサボってしまいました。 (2ヶ月サボると広告がはいるんですね。笑)ガラスなりアクセサリーなり、ぼちぼち作った作品が一杯溜まっているのですが、写真を撮るのも面倒クサイ、撮った画像の整理も面倒クサイ、ブログを書くのも面倒クサイ、でここまで来てしまいました。

FBをやっている人は、スマホでチャっと撮って、チャっとアップするんでしょうが、それすらも面倒くさい(笑)私は、作っては放置、作っては放置、でいたずらに時を重ねてしまいましたが、ゴールデンウィークを期にそろそろエンジンをかけて再開しようと思います。

さて、こんなつたない放置ブログにも、ありがたいことに見てくださる人が沢山いらして、またごくたまーにコメントもいただきます。ちょうど昨日、コメントをいただいた連絡をGooさんからメールでいただきましたので、今回は、広告消し(笑)のために、投稿の形でご回答をさしあげたいと思います。ご質問は、この作品についてですね。懐かしいなぁ・・・・。

<ご質問内容>

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初めまして、みっきーと申します。
この記事についてのコメントではなく、申し訳ありません。
僕は趣味でシルバーアクセサリーを作ってい て、着色したく紫外線硬化の塗料を使いましたが透ける為、満足する結果を得られませんでした。そこから検索しまくっての2日目でROSE POSYのハンドクラフト・ブログにあった過去記事、エポキシ樹脂を使用して綺麗な艶と黒色があり、「この色だ」と思いコメントしました。今もエポキシ樹 脂を使っていますか?コツなどあれば教えて下さい。

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このリングで私が使った塗料は、「カラーエポ」という塗料で、透明タイプと不透明タイプがあります。
私が使ったのは不透明タイプです。 (透明タイプは日光や経年変化で褪色しやすいそうです)
主剤(色がついた液)のほかに、硬化剤もあわせて買う必要があります。自然硬化させますが、結構、時間がかかります。

けっこう液がゆるいので、リングのようなものは下に液が垂れてきてしまい、一度では仕上がらないと思います。溝や凹面を埋めるためには、塗っては硬化、塗っては硬化、を繰り返す必要があると思います。なので、漆塗りみたいに、何日もかかかっちゃうかもしれません。気長にやってください。

ちなみに私は、一度、垂れた液で作品がテーブルとくっついてしまい、無理にはがしてテーブルを傷つけるというおばかな失敗をしました。液が垂れる前提で、かまぼこ板などを台にして載せて、できるだけ接地部分が少なくなるよう工夫して硬化を待つことをお勧めします。磨きの作業で不要な分を取り除きますので、ツライチにするためには、むしろ着色部分が盛り上がっているくらいでちょうどいいです。

綺麗に仕上げるためにわたしが教えていただいた方法は、硬化後に、耐水ペーパーで水研ぎをします。
番手は、#600→#1000→#1500→#2000 (できれば#3000,5000まで)を使って順番に丁寧に磨いていきます。
最後は、金属用の液体研磨剤を布につけて磨きます。

この作品のように表面を均一な平らに、塗料とシルバーの部分の段差をなくしてつるつるのツライチ状態にするためには、(またしても)かまぼこ板にサンドペーパーを巻きつけて、その上で磨くといいと思います。 バフやリュータは熱で樹脂が溶け出す可能性があるのでおすすめできません。

漆塗りの研ぎ出しの工程に似ていますね。鏡面的な艶を出すまでに大変な根気が要りますが、頑張っただけのことはありますよ。 GOOD LUCK! (^-^) 

ちなみに、かまぼこ板、いろいろ使えて重宝です。厚さといい、大きさといい細工物にちょうどいいので、ROSEは何枚も集めています。