気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

涼やかに鳴く サンショウクイ

2018年08月31日 | サンショウクイ
早朝の公園でサンショウクイの群~20羽ほどに遭遇しました。

サンショウクイは、ヒリリリ ヒリリリと特徴のある涼やかな声で鳴きます。
山椒の実を食べて辛くてヒリリと鳴いている、というのが名前の由来だそうです。
羽の色やスラッとした体形がハクセキレイに似ていますが、枝に止まる時は、体を立てます。


サンショウクイには、夏鳥として日本に渡来する亜種サンショウクイと、
沖縄県や九州などに留鳥として生息する亜種リュウキュウサンショウクイがいるそうです。
私が観察したのは、声や外見の特徴からすると、亜種サンショウクイのようです。















サンショウクイ(山椒食)全長約20cm


▼バードリサーチ / Bird Research サンショウクイ調査
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/sanshokui/index.html
亜種サンショウクイと亜種リュウキュウサンショウクイの外見の違いや、
それぞれの鳴き声の聴き比べもできます。


時には珍しい鳥の情報をいただくのもありがたいですが、
今回のように思いがけず野鳥と出会えた時の喜びは格別です。

自分の勘や経験を頼りに野鳥を探すのは、バードウォッチングの醍醐味のひとつだと思います。
効率は良くないし徒労に終わることもしばしばですが、
予想が的中して、野鳥との幸運な出会いに恵まれた時の達成感は、言葉にできないものがあります。


今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライファー2連続

2018年08月30日 | シギの仲間 2018~
ライファー(lifer) とは・・・
バードウォッチングを趣味とする人が、生涯を通じて初めて見た鳥の事をいうそうです。

ある鳥を初見する体験は 一生に一度だけ。
その後、何度もその鳥を見る機会に恵まれたとしても、
最初に出逢えた時の感動は、忘れられない貴重な記憶&記録として残ります。

私も、最初「ライファーおめでとう」と大先輩のバーダーさんから言われた時、意味が解らず「???」
家に帰ってこっそり調べて、ライファーの意味を知りました(^^ゞ

まず冬羽のコアオアシシギ2羽。
アオアシシギ(青足鷸 全長約35cm)に似ているといわれますが、
コアオ~の方が体は10㎝ほど小さくクチバシも細いので、並んでいれば見間違えることはなさそうです。、



日の出直後は太陽の光が強すぎて、私には難しい撮影条件ですが、
野鳥を観察するなら、早朝が一番好きな時間帯です。


かなり距離がありましたが、うれしい初見&初撮りです。



左~コアオアシシギ 全長約24cm      右~タカブシギ 全長約21cm


左がタカブシギ     右の2羽がコアオアシシギ


コアオアシシギ(小青足鴫)Marsh Sandpiper 全長約24cm 
タカブシギ (鷹斑鷸)Wood Sandpiper    全長約21cm
カルガモ(軽鴨) 全長約60㎝


続いて、夏羽から冬羽に移行中のサルハマシギ。
数の少ない旅鳥として春と秋に日本に立ち寄ります。





左奥がコチドリ 全長約16㎝    手前がサルハマシギ 全長約20㎝




土の色と保護色になっています。
これなら遥か上空から狙ってくる猛禽類に見つかりにくいかもしれません。





サルハマシギ(猿浜鷸)Curlew Sandpiper 全長約20㎝

ハマシギに似ていますが、夏羽では頭部から胸、腹にかけて鮮やかな赤褐色になり、
まるで猿の顔や尻を思わせることからサルハマシギと呼ばれているそうです。

お猿のように赤くなったサルハマシギの夏羽の姿もぜひ見たいものです。



今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京女とオバさん?

2018年08月29日 | シギの仲間 2018~
オバシギ、うれしい初見&初撮りです。
ふっくら丸い体型のシギだな、というのが第一印象。
夏羽では背中の上面に赤褐色の班があるそうですが、すでに灰褐色っぽい冬羽に変わっています。

シギの仲間は外見の特徴が名前の由来になっているものが大半ですが、
「尾羽鷸」と漢字があてられているのに、特別、尾羽に特徴があるようには見えません。
尾の先端が黒っぽいので飛翔すると目立つそうですが、飛ぶ姿は見ていないのでなんとも言えません。

「オバシギ」と聞くとどうしても「オバさん」を連想してしまいます。
ネットで検索してみると、
~腰を丸めたような太った体型、ゆっくりした動作からおばあさんの姥(うば)を連想したのではないか?~という説が 
山と渓谷社 「野鳥の名前」に載っているそうです。




動きがゆっくりと言われるオバシギも、私が観察した限りでは、それほど動きが遅いわけではありませんでした。
舗装された遊歩道を歩く私より、浜辺を歩いて移動するオバシギの方が速かったくらいです。


こちらは、春の渡りで初見したキョウジョシギ、
前回は一羽だけ短時間の立ち寄りでしたが、今回は二羽で近場の海岸に滞在してくれました。


キョウジョシギは、夏羽の姿が京の都の女性が着る衣裳のようにあでやかな色彩をしていることから
「京女」と名づけられたそうです。


かたや「京女」 かたや「オバさん」
ずいぶんと名前から連想されるイメージに差がついてしまったものですね。


「京女」も「オバさん」もそれぞれに個性的でお洒落。
身づくろいに余念がありません。




キョウジョシギ(京女鷸)Ruddy Turnstone  全長約22cm
オバシギ(尾羽鷸) Great Knot 全長約28cm



今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白鷺の園

2018年08月28日 | 白い鷺たち
立派な体格のダイサギ。純白の羽毛が朝日に輝いて見えました。
鋭く細い黄色のクチバシも美しい個体でした。

たくさんのサギたちが集まる池がありました。
ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ・・・まるで白鷺たちの楽園のようです。

サギたちは水の中にたたずみ、獲物を探したり羽の手入れをしたり、
早朝のひとときを思い思いにゆったりと過ごしていました。




コサギ(小鷺)   全長約60㎝
ダイサギ(大鷺)   全長約90㎝


チュウサギ(中鷺) 全長約70㎝ 
ダイサギ(大鷺)  全長約90㎝
奥にいる一羽がチュウサギです。足の長さが手前の二羽と違いますね。




コサギ(小鷺)   全長約60㎝
ダイサギ(大鷺)   全長約90㎝


全長はあくまで平均値です。
同じコサギでも体格差があることがわかりますね。




広角や魚眼レンズなら池の全貌が写せたことでしょう。
望遠ズームを縮めて100mm、これがやっとでした。


アマサギ(猩々鷺、飴鷺)全長約50㎝
アマサギやチュウサギは、ほとんど水に入らず、葦原や周囲の畑で採食していました。

コサギ(小鷺)    全長約60㎝
チュウサギ(中鷺)   全長約68㎝
ダイサギ(大鷺)    全長約90㎝
アマサギ(猩々鷺、飴鷺) 全長約50㎝


池の中や葦原、竹藪に止まるサギ、周りの畑にいるサギもくわえると、ざっと50~60羽はいたように思います。
(カウントするのを忘れました・・・)
アオサギも5羽ほど混じっていました。

※日本で見られるダイサギは、日本で繁殖する亜種チュウダイサギと、
冬に大陸から渡ってくる亜種ダイサギがいますが、
今回は、識別せずにダイサギとさせていただきます。


最近、こうしてソーラーパネルを設置する溜め池が増えています。
水鳥が寄り付かなくなるのでは・・・と心配していましたが、
たくましい野鳥たちは、この人工物を巧みに利用しているようです。

餌を獲る際の足場にしたり、天敵から隠れる盾にしたり、
先日直撃した20号台風の暴風雨をよける際も、利用したかもしれませんね。
土が入った高さ30cmほどの素焼きの植木鉢も倒れるほどの風でした。
地上に伏せるだけでは防ぎきれなかったでしょう。
危険なので確かめる術はありませんが、
野鳥たちがどこでどうやって台風をやり過ごしているのか、とても興味があります。


今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツバメたちの安息

2018年08月27日 | ツバメ
郊外の農業地区、2羽のツバメがのんびり羽を休めていました。
子育てを終えたつがいでしょうか?

子育てや独り立ちをすませたツバメたちは、河川敷の葦原などに集まって「ねぐら」を作ります。
所によっては、何千、何万という大集団になるそうです。
現在の9月にあたる陰暦の8月は燕去月(つばめさりづき)とも呼ばれていました。
昔の人は、春に渡ってきたツバメが、繁殖を終えて再び南国に帰っていく時期を暦に記していたのですね。

実際には地域によって10月頃までとどまるツバメも観られますが。
いずれにしろ、越冬地への渡りに備えてたっぷり栄養をとって休養し、体力をつけるツバメたち。
台風を避けながら、好機を見極めて旅立っていくようです。






ツバメはオスの方が尾羽が長く、メスの方が短い、と本で読んだことがあります。
こちらの錆びたワイヤーに止まっている方が、尾羽が長く見えます。オスでしょうか?


喉元の赤が鮮やかなオスがモテる、という説もあるそうです。
本当だとしたら、このツバメ、かなりメスに人気がありそうですね。


見比べると、確かに上のツバメの方が尾羽が長く見えます。
それぞれ異なる質のワイヤーに止まってくれたので、個体識別が容易になりました。




こちらは、早朝、池の近くの電線に止まっていた若いツバメたち。
20~30羽ほどが電線に止まったり、水面をかすめるように飛んだりしていました。
池の畔に小さな葦原があるので、そこをねぐらにする小集団のようです。


喉元はまだ赤くありませんが、立派に育ちました。
初めての渡りに備えて、しっかり食べて体力をつけて!と心の中で声をかけました。

ツバメ(燕)Barn swallow 全長約17㎝

Barn ~納屋、物置、倉庫 車庫 家畜小屋 など、
    人家付近の建物に営巣する習性をあらわしているようですね。


日本野鳥の会が全国各地で観察会を開いているそうです。
▼全国「ツバメのねぐら入り観察会」のご案内
https://www.wbsj.org/activity/event/swallow-roost-observation/


今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつも近くに (ブログ三周年)

2018年08月26日 | シギの仲間 2018~
今日の主役はコサギ、ではありません。
パッと見て、どこにいるかわかるでしょうか?

イソシギ(磯鷸)  全長約20cm
コサギ(小鷺) 全長約60㎝

日本全国で、ほぼ一年中見られるシギ科の鳥は、このイソシギだけだそうです。

イソ(磯)と名前についていますが、海辺に限らず、実際は干潟や水田、湖沼、河川など淡水域でもよく見かけます。
冬場には単独でいることが多く、その他の季節も1羽か番らしき2羽を見かけることが多いです。

一眼レフを買って本格的に撮り鳥と観察をはじめて、私が最初に見たシギはイソシギでした。
初めて見つけた時の、胸の高鳴り、いまでもはっきり覚えています。

●イソシギとカメ
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/1c848441d252320bf90b5224504fb868

数日後には、アオアシシギも初見できました。いずれも、今回と同じ池での体験でした。

●シギは見ていた
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/0b7bf6bc5ddd601934805b99fcac5de7


流れのない静かな水面、池の周辺で暮らすイソシギです。



こちらは、海岸沿いで暮らすイソシギ。






イソシギ(磯鷸) Common sandpiper 全長約20cm

Commonの意味を英和辞典で引いてみると~普通の、どこにでもいる、ありふれた

sandpiper という単語にそのものに「イソシギ」という意味があるそうです。
エリザベス・テイラー主演の、かの有名な映画の原題も『Sandpiper』だそうですね。
(昔の映画なので、私は実際には観たことがありません)


記事を遡って気づいたのですが、去る8月22日にブログを始めて三周年を迎えていました。

最初の頃は写真も観察記も未熟で、訪問者もほとんどなく、自分のための記録でした。
日を追うごとに野鳥への関心が高まり、図鑑類を何冊も買い求め、楽しみながら観察と撮影を続けてきました。
そのうちに、だんだんと閲覧して下さる方の数も増え、お気持ちのこもったコメントを幾つも頂けるようになりました。
ありがとうございます。
今後もマイペースで続けていくつもりです。
どうぞよろしくお願いします。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋のシギ 海辺の一番乗りは・・・

2018年08月25日 | シギの仲間 2018~
秋の渡りのシギ、最初に海岸に姿を見せたのは、今年もキアシシギでした。
名前の通り、足は黄色。体のわりに足が短めです。
日本の海岸では、春と秋の渡りの時季に数多く見られます。


群で行動することが多いそうですが、
この個体は一羽だけ、磯で食べ物を探していました。






河口付近には6羽のキアシシギが観られました。
一羽がゆったり水浴びをはじめました。
 

水を飛ばすため羽ばたくと、ふわっと体が浮き上がりました。


まるで踊っているかのよう。
そんな風に見える時は、鳥もご機嫌なのでしょうね。


「ピューイ、ピューイ・・・」「ピュイ、ピュイ・・・」
採食しながらも、よく響く高い声で仲間同士、さかんに鳴き交わしていました


二階ほどの高さの堤から見下ろして撮っているので、さらに短足に見えてしまいます。


カニやゴカイの仲間など探し出して食べていました。


キアシシギ(黄足鴫)Grey-tailed Tattler 全長約25㎝

今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の渡りのシギ 淡水域 第1号

2018年08月24日 | シギの仲間 2018~
お盆明けから、ぼちぼちと秋の渡りのシギたちが見られるようになりました。
淡水域での観察第一号はアオアシシギ、次いでソリハシシギでした。
どちらも10日ほど前、近場の池で確認できました。

まずはアオアシシギ。
足は緑色がかった灰色~スモーキーグリーンです。
英名・Greenshank

「なんだ?足が青くないぞ?」と思われるかもしれませんが、
アオアシシギの青は緑のことです。
緑色の若葉を青葉(あおば)と表現することがありますよね。


アオアシシギ 夏羽
頭部から首、胸元にかけて黒く細かい縦班が観られます。

冬羽では、首から胸元が純白に変わります。
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/7d9bbc7098ce239546c0b549d5023037


アオアシシギのクチバシは。やや上に反っています。




2羽並んだ所を写せました。


アオアシシギ(青足鷸)Greenshank 全長約35cm 
ソリハシシギ(反嘴鴫)Terek Sandpiper 全長約23㎝


この大きさの違い、まるで親子のように見えますね。


ソリハシシギは、その名の通り、小さな体の割に長くて上に反ったクチバシです。

ソリハシシギは、英名・Terek Sandpiper 
トレック (trek)は trekking~トレッキングでおなじみの言葉。
苦労しながら前進する・旅をするという意味があるそうです。

留鳥のイソシギはCommon sandpiper 
一見、大きさも羽色も似たように見えますが、ソリハシシギの方が長い渡りの旅をすることをあらわしているのでしょうか?
見た目が似通っているものが多く識別の難しいシギ、和名だけでなく英語の名前も調べてみると、
外見や行動の特徴をあらわしていて、面白いですね。


昨夜、大型の台風20号の直撃を受けましたが、今回も我が家は被害を受けずに済みました。
11時から12時にかけて暴風雨が吹き荒れて、不安と轟音で眠れませんでした。
すさまじい水圧と風圧で窓ガラスが割れるのでは…とハラハラしましたが、無事に夜が開けました。
まだ土砂災害警報は解除されていませんが、予想以上に台風の速度が速かったのか、
今も強風は吹いていますが、流れる雲間から強い日差しが照りつけてきます。
今日も朝から厳しい蒸し暑さで、高温注意報が出ています。


今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海に棲み 街に棲み・・・

2018年08月23日 | イソヒヨドリ
その名の通り日本では海岸の崖や岩場に棲みついていることの多いイソヒヨドリですが、
世界的に見ると、標高2,000~4,000mの高山の岩石地帯に生息しているそうです。(参考:wikipedia)

近年では都市部にも生息するようになり、住宅地や工場街、ビル街を飛び回る姿を見る機会も増えてきました。
私がよく利用する立体駐車場にもイソヒヨドリが棲みついていて、周囲に響く美声でさえずっています。


海岸の消波ブロックの間を住処にしているメス。


瞬膜が半分閉じかけています。美しい目です。
※瞬膜は、まぶたとは別に水平方向に開閉して眼球を保護する透明又は半透明の膜。
鳥や爬虫類が瞬きをするとき、目の内側から瞬間的に出てくるため「瞬膜」と呼ばれるそうです。(参考:wikipedia)






こちらは、街中の都市公園で何度も見かけるオス。
青色とレンガ色の羽毛が美しい成鳥です。






多様な環境に順応するたくましいイソヒヨドリ。
今後も出会いの場が増えていきそうな野鳥です。

イソヒヨドリ(磯鵯)全長約24㎝


今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケンカするほど仲がいい?

2018年08月22日 | カモメの仲間
二羽のウミネコの幼鳥、拾った「おもちゃ」の取り合いでケンカになってしまいました。
ケンカの種は、錆びたボルトのように見える鉄屑でした。
しかし、大きく開けたくちばしから錆びたボルトは落ちて、海の底へ・・・

海中からちょっと変わった物を見つけ出して、しばらくもてあそんでポイッと捨てる行動を繰り返していました。
遊びのように見えましたが、貝やカニを採食する練習を兼ねているのかもしれません。





一羽がちょっと飛んで距離を置こうとしましたが・・・


もう一羽の怒りはおさまりません。
「せっかく見つけた宝物が… お前のせいだぞ!」


「乱暴者とは、もう遊ばないよ!」
「お前とはもう絶好だ!」



もう一羽の友だちが加わると、すぐに仲直り。
今度は飛ぶのに夢中です。


「誰が一番速いか、競争~~!!」


翼のある幸せ。
三羽ガラスならぬ、三羽のわんぱくなウミネコでした。

ウミネコ(海猫)全長44~48cm 翼開張120~128cm


今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海鳥に生まれた幸せ

2018年08月21日 | カモメの仲間
一羽のウミネコの幼鳥が、青く晴れ渡る空と海を飛び回っていました。

何度も海面をかすめて水しぶきを上げ
海に潜って底から小石や鉄くずを拾っています。

やがて引き潮と満ち潮の感触を楽しむように浅瀬に降り立ちました。

空と海と陸を自由気ままに動き回る幼いウミネコは、いかにも幸せそうに見えました。

















なにより仲間がいっしょ。

※青いプラスチック片をくわえていますが、食べるためではなく拾って遊んでいました。
他にも小石や鉄くずなど あれこれ品を変えて玩具にしている様子でした。
今回に限っては、間違って食べてしまう心配はなさそうです。

ウミネコ(海猫)全長44~48cm 翼開張120~128cm

海の生き物たちが、廃棄されたプラスチック製品を誤食して命を落とす事故が相次いでいます。
世界各国からプラスチックが使用禁止になったというニュースが届いています。
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/6/blog/60029/

日本で規制の動きがないことに世界の自然を愛する大勢の人々から厳しい目が寄せられているようです。
プラスチック製品は、動物だけでなく人間の健康にも害を及ぼすそうですね。
私もつい便利に使ってしまいますが、暮らし方の見直しが必要だと改めて感じています。

東京新聞
「使い捨てプラ 日本規制遅れ 世界60カ国以上で生産禁止や課金」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201806/CK2018063002000276.html



今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ササゴイ 八艘飛び 2

2018年08月20日 | サギの仲間
港に停泊中のボートや係留ブイを飛び回って、漁のポイントを探すササゴイです。
やはり魚を獲るにも場所選びが重要なのですね。
ジャンプや綱渡りなど、次々と技を披露してくれました。






















ササゴイは、ようやく狩りのできる場所を見つけました。
魚を獲る場面も見たかったのですが、炎天下の観察と撮影はこれが限界でした。
もはやこれ以上、粘れませんでした・・・


「ササゴイ八艘飛び」はこちら
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/d5ac3ae52fd51795c2fa85b5099f71c1


ササゴイ(笹五位) 全長約52cm

今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨ニモ負ケズ

2018年08月19日 | オオバン
この夏、兵庫県では珍しいオオバンの繁殖を観察できました。
仲の良いこのオオバン夫婦は二回目の繁殖に挑戦しました。




葦の茎を運んで巣の補強をしています。


一回目の繁殖でうまれた3羽のヒナも同居中。




この時も台風が接近していたのですが、補強のおかげか巣の浸水は免れたようです。


ほぼ一週間後、オオバン一家の暮らす池を訪ねてみました。

巣はしっかりとリフォームされていました。
葦の茎をせっせと集めてきたのですね。


どうやら卵が産まれた様子。
巣を留守にせず、夫婦がバトンタッチで抱卵していました。
「お帰りなさいのKISS」ではなく、持ち帰った茎を受け取っている所です。


三羽のヒナたちも順調に育っています。
巣を離れて子供たちだけで採食していました。
成鳥の羽へと換羽がはじまっているようで、羽がボサボサしていました。


時々、抱卵を交代して自由時間になった親鳥から食べ物をもらっていました。
カイツブリのように親に攻撃されて追い出されることは、この時点ではありませんでした。





オオバン(大鷭)全長約39㎝

水鳥の巣は、周囲を水に守られていて安全性が高いように思えますが、時にはその水が「最大の敵」になってしまいます。
樹上、水上、地上、野鳥は多様な環境に営巣しますが、
どの条件下でも無事に子育てを成功させるのは容易ではないと、観察を続けるうちに痛感します。

それでもめげずに繁殖を繰り返す野鳥たち。
文字通り、雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ
「がんばれ!」と心の中で応援することしか私にはできません。 


今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヨシゴイ 脚線美

2018年08月18日 | サギの仲間
6月下旬に撮影した雄のヨシゴイです。
葦の茎や蓮の葉に乗れるほど体重の軽いヨシゴイですが、
足の筋肉はさすがに発達していますね。うらやましい脚線美です。

同じ池に少なくとも三羽のヨシゴイが滞在していて、営巣の可能性もささやかれていましたが、
残念ながら、7月上旬に揃って姿を消してしまいました。
葦原に隣接する空き地に草刈り機が入ったり、イタチが出没したり・・・
こんな危ない場所では子育てできない、とヨシゴイに見切りをつけられてしまったのでしょうか?

どこか安心できる葦原を見つけて、人目を忍んで繁殖に成功していると良いのですが…












ヴォ~ ヴォ~ ヴォ~ ヴォ~・・・


羽毛は鳥の命、どの鳥も羽の手入れに余念がありません。




ヨシゴイ(葦五位)全長 約36cm

2018年6月下旬撮影

真昼の猛暑を少しでも避けたくて、薄暗い時間に早起きして何度もヨシゴイを観に出かけました。

今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セグロセキレイ、小魚を食べる!

2018年08月17日 | セキレイの仲間
野鳥を探して水辺を探索していたら、セグロセキレイが小魚を食べている所に遭遇しました。
なんと!魚も食べるのですね! セグロセキレは雑食とはいえ、驚きました。

大きなワームを捕えた時のように、小魚をぐるん!と振り回しています。
このセグロセキレイが自ら狩りをして獲ったのか、岸に打ち上げられていた小魚を拾ったのかは不明ですが、
実に手慣れた様子で魚を扱っていました。

絶命させるためというより、魚を食べやすくちぎるために、勢いよく振り回しているようにも見えました。
丸飲みするには大きすぎる獲物です。

身近な野鳥・セグロセキレイの思いがけない生態を垣間見ることができました。






獲物を振り回している時は、目を保護するため瞬膜を閉じているのがわかります。



プレデター!?







youtubeに魚を捕える映像がアップされていました。
https://www.youtube.com/watch?v=jIvf79MNX4U
実際に、こうして浅瀬で小魚を捕食することもあるのですね。

セグロセキレイ(背黒鶺鴒)全長約21㎝


こちらは、同じ水辺にいた幼鳥です。
ハクセキレイのように見えます。幼鳥の識別は難しいですね^^;



岩や石の間をちょこちょこ歩き回って、食べ物を探しているようでした。


う~ん、疲れた!なんにも見つからないよ・・・
ストレッチ


今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする