気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

思い出のタマシギ

2021年06月27日 | シギの仲間 2018~

目のまわりの白い模様が勾玉(まがたま)のように見えるのが「タマシギ」の名の由来だそうです。

メスはオスより鮮やかで目立つ羽色をしています。
繁殖形態は一妻多夫 オスが抱卵から育雛まで一手に引き受けます。

昨年5月の緊急事態宣言時 近場の田んぼ巡りで運よく会えたタマシギのペア
代搔き直後の田んぼで見つけた時の驚きと喜び いまでも鮮明に覚えています。











タマシギは警戒心が強く臆病な鳥ですが
背後を巨大なトラクターが通っても気にならない様子でした。


タマシギ(珠鷸・玉鷸) greater painted snipe 全長:♂22cm ♀26cm
チドリ目タマシギ科タマシギ属

◆タマシギの繁殖生態「一妻多夫?」|山階鳥類研究所
http://www.yamashina.or.jp/hp/yomimono/tamashigi.html

最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (12)
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ウズラシギ タカブシギ

2021年05月31日 | シギの仲間 2018~

春と秋の渡りの途中で日本に立ち寄るウズラシギ
今シーズンは3か所の池で2羽ずつ確認できました。
頭頂部に橙色のピタッとした丸い帽子を被っているかのようです。

羽の色や模様がウズラに似ているのが名前の由来と聞きますが、
それほど似ているだろうか?といつも首をかしげてしまいます。










ウズラシギ(鶉鴫) Sharp-tailed Sandpipe 全長約21cm
チドリ目シギ科オバシギ属


こちらはタカブシギ
私の地域ではよく見られます。



おなじみさんだけに こうしてシーズンごとに会えると珍鳥とは違ったうれしさがあります。

タカブシギ (鷹斑鴫)Wood Sandpiper 全長約21㎝
チドリ目シギ科クサシギ属

▼タカブシギの名前の由来
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/fe7f4e228d296dcc37cce41f1df9cb25


我が家にとって災難続きだった5月。この一ヶ月がとても長く感じられました。
とにかくしんどい日々でしたが、思い切って気晴らしに散策と撮影を続けられて良かったです。
ブログをお休みしようと考えたこともありましたが、現実から離れて好きな鳥や花のことだけに集中できる一時が救いとなりました。
みなさまのブログで日本各地の風景や花々や鳥たちの姿を拝見するのも日々の楽しみでした。
連日多くの方々が訪問や閲覧をしてくださって 驚きとともに大きな励みになっています。
どうもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
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セイタカシギ・コチドリ

2021年05月17日 | シギの仲間 2018~

前回とは別の池でもセイタカシギが見られました。
泥地になった浅瀬も長い足で難なく進んで食べ物を探していました。










セイタカシギ(背高鷸) Black-winged Stilt 全長約37cm
チドリ目セイタカシギ科セイタカシギ属

同じ池にコチドリも数羽




コチドリ(小千鳥)Little ringed plover  全長約16cm
チドリ目チドリ科チドリ属

昨日 近畿・東海地方は異例の早さで梅雨入りとなりましたね。
昨夜は一晩中台風のように強い風雨が吹き荒れていました。
この先 一週間ほど天気予報には傘マークが続いています。

最後まで見ていただきありがとうございました。
今回はコメント欄を閉じています。
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水辺のセイタカシギ

2021年05月15日 | シギの仲間 2018~

細くて長~いピンク色の足が特徴のセイタカシギ(背高鷸)
一度見たら忘れられないほど印象の強い体型のシギです。

英名=Black-winged Stilt  スティルト(Stilt)は竹馬
「黒い翼」と「竹馬」
英名の通り、まるで竹馬に乗っているかのような足の長さです。

体長(嘴の先から尾羽までの長さ)約37 cm
wikipediaによると足の長さは付け根から指先まで約25 cm だそうです。












セイタカシギ(背高鷸) Black-winged Stilt 全長約37cm
チドリ目セイタカシギ科セイタカシギ属

日本では旅鳥、地域によっては一年中見られる留鳥です。
以前は迷鳥とされるほど稀でしたが、だんだんと渡来数が増えて、
1970年代には各地で繁殖例も確認されるようになってきたそうです。

最後まで見ていただきありがとうございました。
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「いそしぎ」の真実・チュウシャクシギ疲労困憊

2021年05月12日 | シギの仲間 2018~
イソシギは私の地域では一年中見られるなじみの深い鳥です。
イソシギ(磯鴫)という名前ですが 内陸の川や池など海以外の場所で見かけることが多いです。

エリザベス・テイラー主演の映画「いそしぎ」で名前が広く知られていますが、
野鳥図鑑によると映画の舞台のアメリカにイソシギは分布していません。
ネットで画像検索してみると ヒロインといっしょに映っているのはハマシギの仲間のように見えます。
同様の疑問を抱いた方の記事がネット上に数多く掲載されています。
興味のある方は「イソシギ  映画  ハマシギ」のキーワードで検索してみてくださいね。








イソシギ(磯鴫) Common sandpiper  全長約20㎝
チドリ目シギ科イソシギ属


この日はもう一種 チュウシャクシギ
6羽がスーッと上空を旋回して水辺に降り立ちました。
「これはにぎやかな採食シーンが見られる」と期待したのですが
シギたちは砂浜に上がって休憩モードになってしまいました。


一本足で立ったり翼に顔をうずめたり よほど疲れていたのでしょう。

ほどなく左の二羽は砂と漂着物に紛れるように座り込んで丸くなってしまいました。


チュウシャクシギたちがどれほど長い距離を飛んでここまで渡ってきたのか想像できる姿でした
休息のじゃまをしないよう静かにその場を離れました。

チュウシャクシギ(中杓鴫)Whimbrel 全長約42㎝
チドリ目シギ科ダイシャクシギ属


◆チュウシャクシギの渡り  平塚市博物館
https://hirahaku.jp/web_yomimono/tantei/khgchush.html
チュウシャクシギの渡りルート、繁殖地、越冬地が地図に示されています。
日本が中心の世界地図ばかり見慣れた私は 天地がひっくり返った地図に戸惑ってしまいました。

最後まで見ていただきありがとうございました。
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タシギが近くに

2021年04月29日 | シギの仲間 2018~

一羽のタシギが歩道沿いの湿地で採食していました。
あまりにも近いのでびっくり。2~3歩下がって撮りました。

臆病で警戒心の強いタシギ
人の気配に気づくと物陰に隠れるか飛んで逃げてしまうのですが
このタシギは一瞬動きを止めただけで お構いなしに食べ物を探し続けます。











5分ほど経ったころ タシギは動きを止めてじっとこちらを見てから
テケテケテケと速足で駆け出して 草の陰に消えていきました。
今回の写真はすべてトリミングなし。
至近距離からタシギの自然な動きを堪能できた貴重な体験でした。

タシギ(田鴫)Common snipe  全長約27㎝ 
チドリ目シギ科タシギ属

最後まで見ていただきありがとうございました
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クサシギ 越冬中

2021年01月30日 | シギの仲間 2018~

越冬中のクサシギが地域の川で採食中

淡水域で単独行動を好むクサシギ 警戒心が強い個体が多く目立たない存在ですが
繁殖地はユーラシア大陸北部 小さな体に長距離を旅する力を秘めています。
東南アジアなどより暖かな地域で越冬するクサシギも多いそうですが
この個体は寒さに強いのでしょうか? 春までがんばれ!










クサシギ(草鷸)Green Sandpiper 全長 約24㎝
チドリ目シギ科クサシギ属


20mほど上流にケリが降り立ちました。



淵では10羽ほどのコガモの小群が採食中
3羽のケリは水を飲んだり浴びたりしていました。


ケリ(鳧、計里) Grey-headed lapwing 全長約34cm
チドリ目チドリ科タゲリ属



最後まで見ていただきありがとうございました。
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タカブシギの名前の由来

2020年10月17日 | シギの仲間 2018~

タカブシギは「鷹斑鴫」という漢字があてられています。
体の班模様が鷹に似ているとの意味なのでしょうが、
いったいどの鷹だろう?それほど似ているかな?といつも首をかしげています。

あらためてタカブシギの名前の由来を調べてみると
~見た目がよく似ているクサシギより足が長いので「あしたかしぎ」と呼ばれ
やがて「高歩(たかぶ)しぎ」と呼ばれるようになった~という説もあるそうです。


◆参考 因島で見た野鳥 タカブシギ
http://0845.boo.jp/times/archives/19339





タカブシギ (鷹斑鴫)Wood Sandpiper 全長約21㎝
チドリ目シギ科クサシギ属

よく似ているクサシギ


タカブシギと同じ池で見られたコチドリ



スイフヨウ(酔芙蓉)

今日は雨模様なので気持ちが明るくなるよう花の写真を一枚

最後まで見ていただきありがとうございました。
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セイタカシギ オジロトウネン

2020年09月25日 | シギの仲間 2018~

ほぼ一年ぶりにセイタカシギを見られました

長い足で浅瀬を優雅に歩く「水辺の貴婦人」です

雲間から日が差して 足や羽の色をきれいに見せてくれました






この後 遠い岸に飛び立ちましたが 降りた先にもう一羽
一本足でくつろいで羽の手入れをしていました


セイタカシギ(背高鴫) Black-winged Stilt 全長約37cm
チドリ目セイタカシギ科セイタカシギ属


もう一種のシギはオジロトウネン


羽縁が目立つので幼鳥?でしょうか?


オジロトウネン(尾白当年)Temminick's Stint 全長約14cm
チドリ目シギ科オバシギ属

最近まとまった探鳥時間が取れませんが
こうして出かけ行けば何かしらの出会いがあって
気長に続けていこうという気持ちになれます。

いつも見ていただきありがとうございます。
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オジロトウネン コチドリ

2020年09月08日 | シギの仲間 2018~
週末に早起きして久しぶりに近場で探鳥してきました

出会いは少なかったですが 大好きなオジロトウネンを見られました
ぽつんと一羽だけ水際に
しゃがみ込むと石ころに紛れてしまいそうな小さな鳥です






オジロトウネン(尾白当年)Temminick's Stint 全長約14cm
チドリ目シギ科オバシギ属


コチドリ 幼鳥が二羽




コチドリ(小千鳥)Little ringed plover  全長約16cm
チドリ目チドリ科チドリ属


遠くにトウネン幼鳥

単独行動で採食中
この小さな体で東南アジアやオーストラリア方面の越冬地へ渡っていくそうです
どこかで他の仲間と合流して無事に旅してほしいです


トウネン(当年)Red-necked Stint  全長約15cm
チドリ目シギ科オバシギ属



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キョウジョシギ キアシシギ

2020年08月23日 | シギの仲間 2018~

シギやチドリの秋の渡りが気になりますが この猛暑ではなかなか出かける気になれず

それでも意を決して海岸へ探鳥に行ってきました

迎えてくれたのはキョウジョシギ♂とキアシシギが一羽ずつ






キョウジョシギ(京女鷸)Turnstone 全長約24㎝
チドリ目シギ科キョウジョシギ属








キアシシギ(黄足鴫)Grey-tailed Tattler 全長約25㎝
チドリ目シギ科キアシシギ属


予想通りすさまじい暑さ。体にもカメラにもとっても悪そうです。
パッと撮ってさっさと帰るという残念なパターンに。

のんびり鳥見を楽しめるのはもうちょっと先になりそうです


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タマシギの夫婦

2020年07月15日 | シギの仲間 2018~

思いがけず近場の田んぼでタマシギの夫婦に会えました
目のまわりの白い模様が勾玉(まがたま)のように見えるので「タマシギ」と呼ばれるそうです

メスはオスより鮮やかで目立つ羽色をしています
繁殖形態は一妻多夫 オスが抱卵・育雛を一手に引き受けます


◆タマシギの繁殖生態「一妻多夫?」|山階鳥類研究所
http://www.yamashina.or.jp/hp/yomimono/tamashigi.html








6月撮影
どこか近くでかわいらしい雛が育ったでしょうか

タマシギ(珠鷸・玉鷸) greater painted snipe 全長:♂22cm ♀26cm
チドリ目タマシギ科タマシギ属


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チュウシャクシギ

2020年04月28日 | シギの仲間 2018~

2018年5月に撮影したチュウシャクシギ 
当時掲載したのとは別のカットです
記事一覧の中に「下書き」のまま埋もれていたのを発掘しました

過去に撮影した写真を整理も兼ねてじっくり見返す好機かもしれません








チュウシャクシギ(中杓鴫)Whimbrel 全長約42㎝
チドリ目シギ科ダイシャクシギ属


先日登場したホウロクシギと比較
チュウシャクシギも十分長いと思っていましたが ホウロクシギのクチバシの長さは圧巻です




ホウロクシギ(焙烙鷸)Far Eastern Curlew  全長約62㎝
チドリ目シギ科ダイシャクシギ属

下向きに湾曲した長いクチバシを持つシギの仲間は「シャクシギ(杓鴫)」と呼ばれます
長いクチバシをヒシャク(柄杓)に見立てているそうです
日本国内でよく見られるものはコシャクシギ・チュウシャクシギ・ダイシャクシギ・ホウロクシギの四種
渡来数が少ないコシャクシギが未見です


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ホウロクシギ飛んだ

2020年04月24日 | シギの仲間 2018~
前回登場のホウロクシギ 飛翔姿も披露してくれました

グルっと360度+40度ほど円を描くように飛んで 少し先の水辺に降り立ちました

こんな風に大空を飛べたら 気分爽快でしょうね!











スサーー!
翼と足のストレッチ

ホウロクシギ(焙烙鷸)Far Eastern Curlew  全長約62㎝
チドリ目シギ科ダイシャクシギ属


大阪南港野鳥園 ホウロクシギとダイシャクシギの見分け方
http://www.osaka-nankou-bird-sanctuary.com/o.n.b.s_web/top_cont/houroku_daishaku/houroku_daishaku.htm

連載なので今回はコメント欄を閉じています


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ホウロクシギ/ジョギングエチケット

2020年04月22日 | シギの仲間 2018~

下向きに湾曲した長~いくちばしが特徴の大型のシギの仲間
クチバシの長さは20㎝ほど 体長(約62cm)のほぼ三分の一がクチバシなのですね

寒々しい曇天の三月末に撮影しました
シギやチドリの春の渡りシーズンですが 今年は自粛です

散歩のついでに気晴らしに何枚か撮影できればと思っていますが
今朝の報道番組で気になるニュースが流れていました


◆山中教授、ジョギング中のマスクなど着用提案「走って大きな息をするとウイルスをまき散らす」可能性
https://encount.press/archives/41027/

ノーベル賞受賞者で京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授が、
新型コロナウイルスの感染防止対策として、運動中の「ジョギングエチケット」を呼びかけています。
ウオーキング、ジョギング、自転車、どれくらいの距離を空ければいいの?動画入りで解説されています。







ヒドリガモの群も見られました






ホウロクシギ(焙烙鷸)Far Eastern Curlew  全長約62㎝
チドリ目シギ科ダイシャクシギ属


大阪南港野鳥園 ホウロクシギとダイシャクシギの見分け方
http://www.osaka-nankou-bird-sanctuary.com/o.n.b.s_web/top_cont/houroku_daishaku/houroku_daishaku.htm


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