気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ヨタカ、小さな足

2018年11月08日 | ヨタカ
宮沢賢治の童話『よだかの星』で広く知られているヨタカ。
お話の影響もあって、子どもの頃から親しみを感じている鳥ですが、
「夜鷹」の名の通り夜行性なので姿を見ることはほとんどありません。

ヨタカが活発に動き回るのは日没から夜明け前の暗い時間帯。
昼間は枝の上などにじっと丸くなって休んでいるので、なかなか見つけられません。
今回、近場の公園に二羽のヨタカが飛来。多くの人が観察や撮影を楽しめました。
最初に見つけてくださった方の眼力に感謝です。

一枚目の写真は、薄目を開けて少しだけ口を開けてくれた姿です。


時々、薄目を開けて向きを変えたりしてモゾモゾ動きます。




クチバシの先は小さく細いですが、がま口のようにカパッと開くそうです。




最初の数日は、ほぼ平行な枝に2羽が羽を休めていました。
一羽が先にどこかへ移動して、残った一羽は3週間ほど滞在していたようです。


体にくらべて小さな小さな足です。これでは細い枝には止まれませんね。


翼と尾羽をひろげてストレッチ。
ヨタカはほぼ雌雄同色ですが、オスは翼や尾羽の外側に白斑が目立つそうです。
内側から白斑を確認できました。初見なので雌雄の判別は控えます。


ヨタカが休んでいるのは、高~いクヌギの枝の上。
見上げ続けて&カメラを構え続けて、首が痛くなってしまいました…

ヨタカ(夜鷹)Grey nightjar 全長約39㎝


ヨタカは夏鳥として東南アジアなどから日本全国に渡ってきて、里山で繁殖するそうです。
夜、暗くなると、ヨタカは、キョキョキョキョと鳴きながら飛び回り、
がま口のように大きな口を開けて、飛んでいる虫を捕食するそうです。

抱卵や子育ては、なんと地上で行うそうですよ。
私は、この回の放送は見逃しているので、再放送を期待しています。

◆「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」 特技はかくれんぼ!謎の鳥ヨタカ
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/articles/detail.cgi?p=p379




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コメント (12)
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