気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ツバメたちの安息

2018年08月27日 | ツバメ
郊外の農業地区、2羽のツバメがのんびり羽を休めていました。
子育てを終えたつがいでしょうか?

子育てや独り立ちをすませたツバメたちは、河川敷の葦原などに集まって「ねぐら」を作ります。
所によっては、何千、何万という大集団になるそうです。
現在の9月にあたる陰暦の8月は燕去月(つばめさりづき)とも呼ばれていました。
昔の人は、春に渡ってきたツバメが、繁殖を終えて再び南国に帰っていく時期を暦に記していたのですね。

実際には地域によって10月頃までとどまるツバメも観られますが。
いずれにしろ、越冬地への渡りに備えてたっぷり栄養をとって休養し、体力をつけるツバメたち。
台風を避けながら、好機を見極めて旅立っていくようです。






ツバメはオスの方が尾羽が長く、メスの方が短い、と本で読んだことがあります。
こちらの錆びたワイヤーに止まっている方が、尾羽が長く見えます。オスでしょうか?


喉元の赤が鮮やかなオスがモテる、という説もあるそうです。
本当だとしたら、このツバメ、かなりメスに人気がありそうですね。


見比べると、確かに上のツバメの方が尾羽が長く見えます。
それぞれ異なる質のワイヤーに止まってくれたので、個体識別が容易になりました。




こちらは、早朝、池の近くの電線に止まっていた若いツバメたち。
20~30羽ほどが電線に止まったり、水面をかすめるように飛んだりしていました。
池の畔に小さな葦原があるので、そこをねぐらにする小集団のようです。


喉元はまだ赤くありませんが、立派に育ちました。
初めての渡りに備えて、しっかり食べて体力をつけて!と心の中で声をかけました。

ツバメ(燕)Barn swallow 全長約17㎝

Barn ~納屋、物置、倉庫 車庫 家畜小屋 など、
    人家付近の建物に営巣する習性をあらわしているようですね。


日本野鳥の会が全国各地で観察会を開いているそうです。
▼全国「ツバメのねぐら入り観察会」のご案内
https://www.wbsj.org/activity/event/swallow-roost-observation/


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コメント (4)
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