気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

アカテガニ

2018年08月03日 | 鳥見ついでに花や昆虫
防波堤沿いの歩道で、懐かしい赤いハサミのカニと再会しました。
正式な名前はアカテガニと言うそうです。

小さい頃、暮らした海辺の町では、海へ流れ込む側溝内に、この赤いハサミのカニが何匹もいました。
当時は大人たちから「クソッカニ」というなんとも気の毒な名で呼ばれていました。
漁業関連の仕事で生計を立てている家が多かったので、食用にならないこのカニは軽視されていたのでしょう。

でも、幼い子供だった私には『猿蟹合戦』の絵本に出てくるカニに似て見えて親しみがわきました。












甲羅の中央にニッコリ笑った時の口元のように見える赤い線があるのも特徴のひとつ。


近くに卵をたくさん抱いたメスのカニがいました。
アカテガニのメスでしょうか?
真夏の大潮の晩、満潮時にメスが海岸に集まって、波打ち際で卵から子供たちを海に放つそうです。

アカテガニ(赤手蟹)…甲羅の幅は3~4cmほど

海岸や川辺の岩場、土手、石垣、森林、湿地など生息域が広く、乾燥した環境にも適応できるアカテガニ。
かつてはどこにでもいるカニだったのに、20年ほど前に比べると生息数は何十分の一に激減しているそうです。

「ダーウィンが来た!」
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/articles/detail.cgi?p=p035

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コメント (6)
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