つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡短信vol.50

2018年09月22日 19時16分34秒 | 津幡短信。
津幡町に関するよしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回は、コチラの2本。

【秋季大祭、無事終了。】
先週、旧・津幡宿の四町は「秋季大祭」。
それぞれの町を獅子舞が回り、9月16日・日曜日の夜、
「四ツ角」交差点で「頭(かしら)合わせ」が行われた。

まず、四町の囃子手の演奏が披露され、やんやの喝采を浴びる。
続き、四町の演武へと移り、熱気は最高潮に。

若衆たちが威勢のいいパフォーマンスを繰り広げ、盛り上がる。
皆、朝から動き回って、さぞ疲れているだろうに元気いっぱい。
オッサンには、もう無理です(笑)。

例年と違ったのは警察の警備が強化された事。
いつも、酒が入った競演には喧嘩が付き物。
昨年、病院へ搬送される騒ぎがあり、苦情が出たそうな。
これも時代である。


【秋季運動会、準備完了。】
今日(9月22日)、朝から午前は雨模様。
午後、散歩の折に母校のグラウンドを訪れてみると、すっかり運動会仕様に。

本来なら、本日開催予定だったが、明日に順延されたようだ。

折りたたまれたテントの向こうに、鉄筋コンクリートの「旧校舎」があった頃、
アキアカネが群れ飛ぶ中で大玉を転がした自分を思い出す。
確かBGMは「オッフエンバック」の「天国と地獄」だった。
最近も使用されているのだろうか?
昭和のイベントでは大定番だった。
これも時代である。

<津幡短信vol.50>
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美は魔の必須条件。 ~ 卑弥呼。

2018年09月19日 07時20分47秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。 
不定期イラスト連載・第九十三弾は「卑弥呼」。

前回、同じ「手すさびカテゴリー」にて、
「魔法を使ったように若く美しい、大人の女性」~「美魔女」について投稿した。
今回は「魔女」について思いを致してみたいと思う。

魔女を辞書で引くと、以下の記述がある。

ヨーロッパの俗信で、悪霊と交わって魔力を得た女性。
 その超自然的能力により、人間に対して悪事を働き、
 教会に対して害を与えると考えられた。


これは、西洋の文化が色濃い。
つばの広いトンガリ帽子を被り、黒い長衣を着た老女。
住居は、昼なお暗い森の奥。
蔦の絡まる洋館でイエスの教えとは無縁の生活を送り、
秘法を操り、秘薬を創る。
時には、箒に跨って空を飛ぶ。
・・・というのが、典型的なイメージかもしれない。

他にもこんな解説がある。

普通の人にはない、特別にすぐれた能力をもつ女性。
悪魔のような女。また、男性の心を惑わす、妖しい魅力をもつ女性。

おそらく、直感的で、感覚的な何か。
説明や予備知識なしに訴える何か。
例えば、声、容姿、しぐさ、表情。
身にまとった雰囲気、存在で圧倒する何かを持つ女性は、
それだけで、充分に魔女足り得るのではないかと思う。

日本の元祖は、古代史に名高い「卑弥呼」だ。
中国の歴史書・・・俗称『魏志倭人伝』曰く、
『神霊や死霊の憑依をうけ、その意思を伝える「鬼道」なる呪術で人々を率い、
 大乱の続いた倭国をまとめた』という「邪馬台国」の女王。
彼女は、おそらく美しかった。
人心を操る立場に於いて、美は必須である。

さて、今回の拙作は、魔女が女に戻った一瞬。
想像を絶するプレッシャーを背負い、内なるチカラを振り絞って魔を駆使した後、
「精魂尽き果てた卑弥呼」を描いてみた。
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平成最後の獅子が舞う。

2018年09月16日 09時02分02秒 | 日記
今朝は、まだ暗いうちから起きて用事を済ませた。
午前6時半頃に窓を開けると、遠くから小さく聞こえる祭囃子。
ホッと胸を撫で下ろし、身支度を整え、僕は「りくすけ(愛犬)」のリードを握った。
笛太鼓の音を頼りに歩き始めて程なく、鮮やかな牡丹を染め抜いた大きな胴幕(カヤ)を見つけた。

きのうに比べ、幾分かはマシ。
雲量は多いものの、切れ間から太陽も覗く秋の空の下、無事に獅子舞が行われている。

運営を担当する若衆の表情は明るく、待ちに待った喜びが滲む。
・・・ただ、忙しい。
悪天候のせいでスケジュールが半減。
一日で全ての家々を回らねばならない。

住宅街では、各家の前に棒振り役を待機させ、
一つ終わると足早に移動し、次々とこなしてゆく。

子供たちも、日頃の修練の成果を遺憾なく披露。
気合十分の技を繰り出し、拍手喝さいを浴びていた。

車道で演舞する際は、片側車線を塞いでしまうサイズのため、
前後に係が立って交通整理を行いながら、片時も休まない。

ガンバレ!
クライマックスは、今夜だ!!
天よ、彼らの奮闘に免じて雨だけは落とさないでくれ!
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津幡四町、秋季大祭はじまる。

2018年09月15日 14時45分28秒 | 日記
夏を見送り、魔を払う。
秋の実りを寿ぎ、来る冬への覚悟を育む。
少々乱暴に言うなら「秋季大祭」は「ハロウィン」のようなものかもしれない。
わが津幡町の場合「仮装」はしないが「獅子」が出る。
非日常の演出という意味では、似ていなくもない。

清水、庄、津幡、加賀爪・・・津幡旧市街・四町のお祭りは、あいにくの雨模様。
午前中、晴れ間をついて短時間の散策に出かけるも、悪天候のためか獅子舞には遭遇せず。
明日の「頭合わせ」が心配だ。

毎年、祭り開催に合わせて新聞チラシが入る。
紙面では、各町の青年団が祭りへの抱負を述べるのが恒例。

裏には、各町の協賛店名が列挙。
演る側、見る側、皆、楽しみにしているのだ。
それぞれの労に報いる結果になるよう祈っている。

獅子舞競演「頭(かしら)合わせ」は、明日9月16日・午後6時半スタート。
会場となる「四ツ角交差点」には、結界が張られていた。
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911。~さらぬだに 打ちぬる程も夏の夜の 別れを誘ふ ほととぎすかな。

2018年09月11日 23時59分48秒 | 追悼。
今日は9月11日。

2001年にあの事件が起こってから17年。
2011年にあの震災に襲われてから7年半。
2018年の夏は、猛暑、豪雨、地震が続く。

21世紀、最初の20年は過酷だ。
突然の災いにより旅立ってしまった、帰らぬ人々へ哀悼を捧げる。







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