つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

街角のプロトタイプ。

2018年09月10日 22時48分53秒 | 日記
ひこにゃん。
くまモン。
ふなっしー。

業界三巨頭に代表される「ゆるキャラ」は、今や全国津々浦々に生息。
日々、ご当地の名物・産物などをモチーフにした新種が生まれ、
その人気は安定している。

辞書を引くと「ゆるキャラ」には、以下の記述。
『「ゆるいキャラクター」の略。
地方自治体や町おこしイベント等のご当地マスコットキャラクターを指す事が多い。
緊張感が無く、のんびりとした雰囲気を漂わせていることからこう呼ばれるが、
それが「かわいい、癒される」と人気を呼び、ブームを巻き起こしている。』

わが津幡町にも、それはいる。
左から「モーちゃん」、「よしつね君」、「ともえちゃん」、「カーくん」。
源平合戦の奇策・・・「火牛の計」に由来しているのは、拙ブログ過去投稿に詳しい。

確かに、いずれも“緊張感が無く、のんびりとした雰囲気を漂わせている”が、
デザインは割合しっかりしている印象だ。
実は、キャラクター自体は全くユルくない。
敢えてカッコよさを排除し、カワイイ風味を強調して、
わざと不気味にしたり、意図的にユルい味付けを施した確信犯。
今、巷に溢れる「ゆるキャラ」達は、殆どがこのタイプだ。

しかし、北陸の片田舎には、それら大人の思惑を排した「原種」がいる。

住宅街の一角、高圧電流の送電線を支えている鉄塔。
周囲を囲む鉄柵に、そいつはいた。

どこを見ている?!
なぜ笑う?何が可笑しい!
作業靴と作業着が特に雑だぞ!
指の長さが不揃いすぎる!

これぞ、正真正銘のユルキャラではないだろうか。
コメント
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